リアル黒崎駿一 目黒謙一氏の実像(黒崎とキャラとはかぶっていなかった話)

 

といったブログで、目黒謙一氏のことを紹介しましたが、目黒氏は、黒崎氏のイメージと随分違うようです。

 

 以下、産経新聞(2019年12月30日)の記事から抜粋です。

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 「強面検査官」のイメージが強い目黒氏だが、その素顔は、公務員のお手本のような実直な人物だった。金融庁の元部下は「検査官が大きな権限を持っていることを十分、承知しており、金融機関に対して決して威圧的な態度はとらなかった」と振り返る。検査の際も、立ち入る前より会場を綺麗にするよう指示、「自らトイレのゴミも拾っていた」。当時は多くの新聞やテレビ、雑誌など報道各社が目黒氏を追いかけたが、ほとんどの記者が接触できなかった。決して表に出ない、控えめな人物でもあった。

 

 大変な部下思い、後輩思いでもあり、在任中に亡くなった部下の墓参は毎年、欠かさなかった。後進の指導に力を尽くし金融庁には薫陶を受けた「目黒チルドレン」の検査官が今も多数いる。

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とのことです。

 

時事通信社の2020年1月31日の記事では、

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 目黒氏は66年に大蔵省(現財務省)に入省。大蔵省から分割された金融監督庁(現金融庁)で検査官として辣腕(らつわん)を振るい、90年代から「不良債権を見抜く職人として銀行界から恐れられていた」(金融庁首脳OB)と言う。当時を知る金融関係者は「目黒検査官に詰められたら逃げられなかった」と振り返る。

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と目黒氏のことを紹介されており、仕事にまじめな職人肌の金融庁の検査官だったようです。

 

目黒氏の著書もあるので紹介しておきます。

 

  

以上です。

#リアル半沢直樹 #逆さ合併 #リアル半沢直樹 #西川善文氏 #金融庁検査 #黒崎駿一 #目黒謙一

嘘だらけの日露近現代史 (倉山満著)の要約や所感など【第二章 ロシア帝国の誕生】

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書) を読んで、章毎に要約や所感などを記載します。

 

に続けて、 

今回は「第二章 ロシア帝国の誕生」の章です。

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新)

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書)

  • 作者:倉山 満
  • 発売日: 2016/03/01
  • アメリカ、中国、韓国が「文明」を理解できない国だとするならば、ロシアは「熟知したうえで破る」国。殺戮、粛清、謀略――血塗られたヨーロッパ史において何度も這い上がってきたサバイバル術とは? 一度の敗戦で70年も敗戦国のままにされている日本にとって、学ぶべきヒントはロシアにあった

 

第1節 「ウィーン包囲作戦」 -野蛮人がヨーロッパの仲間入り

  バルカン半島ハンガリーを支配していたオスマン帝国は、1529年の第1次ウィーン包囲に次いで、約150年後の1683年に大遠征軍を送り、神聖ローマ帝国ハプスブルク家の支配するオーストリアの都ウィーンを包囲し、攻撃しました。

 オーストラリアは、ハンガリーを併合し、神聖ローマ帝国と称して、ヨーロッパのフランスと並ぶ大国でしたが、オーストラリア一国では、オスマン帝国には対抗できないほど、オスマン帝国超大国でした。オスマン帝国は15万の大軍を編成し、1683年7月15日にウィーンを包囲しました。オーストリラは、ポーランド王国など他のヨーロッパ諸国の応援もあり、オスマン帝国軍を撃破しました。

この後、1710年にロシアは、当時のヨーロッパの大国ポーランドと、永遠平和条約という同盟条約を結び、ロシアもヨーロッパの大国として認知され始めます。

また、ウィーン包囲作戦に失敗したオスマントルコ帝国は衰退し始めて、ロシアは十数回に及ぶ露土戦争で、トルコの支配地域に侵略して勢力を広げます。

 

こんな情勢をこの節では、

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ここでロシアの法則発動です。弱いヤツはつぶす。

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ヨーロッパからは「野蛮なアジア人」として扱われながら、力を身につけるまでは耐えに耐え、好機をつかんだら一気呵成にことを起こす。見上げた根性と言うべきでしょう。

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と評しています。

 

第二節「ピュートル大帝」― 南へ東へ領土拡大を目論む

  ピョートル一世(モスクワ・ロシアツァーリ(在位:1682年 - 1725年)、初代ロシア皇帝インペラートル / 在位:1721年 - 1725年))は、ピュートル大帝と呼ばれ、ロシアは正式に国名をロシア帝国を改めます。ロシアがヨーロッパの辺境の王国から、ヨーロッパ、アジアの広大の地域を支配する帝国となった時代です。

 

 ピュートル大帝時代に、ロシアは、シベリア、太平洋地域に進出し、清国との紛争を始まりますが、ネルチンスク条約で、ロシアと清国の境界線などについて定めます。

 また、トルコとの戦争では、自ら砲兵士官として前線で戦います。

そして、トルコとの戦争の後、1697年3月から翌1698年8月まで、ピョートルは約250名の使節団を結成しヨーロッパに派遣、自らもピョートル・ミハイロフ  という偽名を使い使節団の一員となった。この使節は軍事・科学の専門技術といったヨーロッパ文明の吸収を目的としていたが、対オスマン軍事同盟への参加を各国に打診する外交使節をも兼ねていました。

アムステルダムでは造船技術の習得に専心し、東インド会社所有の造船所で自ら船大工として働き。病院・博物館・植物園を視察、歯科医療や人体解剖を見学しました。中でも歯科医療には強い興味を示し、初歩的な抜歯術の手ほどきを受けて抜歯器具を買い込み、帰国後は廷臣たちの虫歯を麻酔なしで抜くのを趣味にしたそうです。

 

ピョートル1世

ピョートル1世

第三節「大北方戦争」― モスクワがロシアになった日

ピュートル大帝は、カール12世率いるスウェーデンバルト海制海権バルト海地域の支配権をめぐって争い、勝利します。

こんな大北方戦争の結末をこの節では、

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 戦争の強さなら、ピュートル一世はカール12世と雲泥の差です。しかしピュートル一世には政治センスと外交能力がありました。戦争の強さは付随的です。

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と評しています。カール12世率いるスウェーデン軍は、ロシア領深くまで侵入し、戦闘でロシア軍に勝利しますが、ピョートル1世の焦土作戦により、ロシア領内を進むにつれてスウェーデン軍は補給にひどく苦しめら、その後、スウェーデンは外交的にも公私立し、スウェーデンはロシアに敗れます。

その後、ナポレオン率いるフランスとの戦争、ヒットラー率いるドイツとの戦争を予測させるようなロシアの勝ちパターンです。

外交も大事ですが、国土や人命がいくら犠牲になっても、勝つまで(外交で有利な状況になるまで)戦うという姿勢も大事なのかも知れません。

 

なお、

北方の原形 ロシアについて 司馬遼太郎著 (文春文庫)では、「ロシアにおけるすべては(農業や牧畜をのぞいて)ピュートルからはじまったといってよく、とりわけ、造船技術の導入が大きく、次いで大砲鋳造術の導入もきわだった業績であった」と、ロシア帝国のピュートル大帝の業績を評価しています。

 

ロシアについて 北方の原形 (文春文庫)

ロシアについて 北方の原形 (文春文庫)

  • 作者:司馬遼太郎
  • 発売日: 2017/04/21
  • 「ともかくも、日本とこの隣国は、交渉がはじまってわずか二百年ばかりのあいだに、作用と反作用がかさなりあい、累積しすぎた。国家にも心理学が適用できるとすれば(げんにできるが)、このふたつの国の関係ほど心理学的なものはない。つまりは、堅牢な理性とおだやかな国家儀礼・慣習だけでたがいをみることができる(たとえば、デンマークスウェーデンの関係のようになる)には、よほどの歳月が必要かと思われる。」(あとがきより)

    おもに日露関係史の中から鮮やかなロシア像を抽出し、将来への道を模索した、読売文学賞随筆・紀行受賞の示唆に富む好著。

 

 

 以上です。

 

嘘だらけの日露近現代史 (倉山満著)の要約や所感など【第1章 ロシアの正体】

 

に続けて、

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書) を読んで、章毎に要約や所感などを記載します。

 

  

今回は「第1章 ロシアの正体」の章です。

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新)

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書)

  • 作者:倉山 満
  • 発売日: 2016/03/01
  • アメリカ、中国、韓国が「文明」を理解できない国だとするならば、ロシアは「熟知したうえで破る」国。殺戮、粛清、謀略――血塗られたヨーロッパ史において何度も這い上がってきたサバイバル術とは? 一度の敗戦で70年も敗戦国のままにされている日本にとって、学ぶべきヒントはロシアにあった

 

第1節 「ロシアの正体」 文明を熟知して破る

 

〇ロシアは文明、国際法を熟知したうえで破る。破るために熟知する。

〇ロシアの法則

一、何があっても外交で生き残る。

二、とにかく自分を強く大きく見せる。

三、絶対に大国相手の二正面作戦はしない

四、戦争の財源はどうにかしてひねりだす

五、弱いやつはつぶす

六、受けた恩は必ず仇で返す

七、約束を破ったときこそ自分を正当化する。

八、どうにもならなくなったらキレイごとでごまかす。

 

第二節 「タタールの軛(くびき)」―モンゴル人のパシリ時代

 

 タタールの軛(くびき)は、モンゴルの軛(くびき)と言われ、13世紀前半に始まったモンゴルのロシア侵攻とそれにつづくモンゴル人(モンゴル=タタール)によるロシア支配を、ロシア側から表現した用語です。

くびき(軛、衡、頸木)とは、牛、馬などの大型家畜(輓獣)を犂や馬車、牛車、かじ棒に繋ぐ際に用いる木製の棒状器具です。

2頭の牛をつなぐくびき

2頭の牛をつなぐ軛(くびき)

モンゴルのロシアの支配は、軛(くびき)のように強固で、ロシアは隷属的な専制的な支配を受けていたそうです。ロシアの専制体制は、モンゴルの支配の影響を受けているこは確かなようです。

 

第三節「モスクワ大公国」 - まだアジアの田舎者

Wikipediaの記載によるとイヴァン3世は

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イヴァン3世ヴァシーリエヴィチ(ロシア語:Иван III Васильевич;ラテン文字転写の例:Ivan III Vasilevich, 1440年1月22日 - 1505年10月27日)は、モスクワ大公(在位1462年 - 1505年)。大帝、暴帝とも言われる。

ヴァシーリー2世とセルプホフ公ウラジーミルの孫娘であるボロフスクの公女マリヤ・ヤロスラヴナの長男。イヴァン大帝(Иван Великий)の異称で知られ、ルーシ北東部を「タタールのくびき」から解放し、モスクワ大公国の支配領域を東西に大きく広げて即位時から4倍増とし、強力な統一国家を建設した名君と評価される。

---------------------

と解説されていますが、

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書) では、

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イヴァン3世の生涯を一言で表せば、「周辺諸国を片っ端から併合」です。そして、イヴァン3世はツァーを名乗ります。ツァーは通常、皇帝と訳されます。自他共に認める東ローマ帝国の後継者となったということです。

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と解説されています。

イヴァン3世の後のヴァシーリー3世、その後のイヴァン4世と名君が続き、ロシア、当時のモスクワ大公国は勢力を拡大していったのです。

Wikipediaの記載によるとイヴァン4世は

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イヴァン4世(Иван IV Васильевич / Ivan IV Vasil'evich、1530年8月25日-1584年3月18日 / グレゴリオ暦3月28日)は、モスクワ大公(在位1533年 - 1547年)、モスクワ・ロシアの初代ツァーリ(在位1547年 - 1574年、1576年 - 1584年)。イヴァン雷帝(Иван Грозный / Ivan Groznyi)という異称でも知られる。当時の表記はヨアン4世またはイオアン4世(Иоан IV / Ioan IV)、しかし当時発行された貨幣には、 Иван 又はIванと表記された。ヴァシーリー3世の長男、母はエレナ・グリンスカヤ。また、後のソビエト連邦で最高指導者となるヨシフ・スターリンにも影響を与えた。

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と解説されていますが、

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書) では、

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 暴君ぞろいのロシアの中に放り込んでも、特に苛斂誅求秋霜烈日の性格を有していたので、こう呼ばれています。有名なのが、皇帝直属秘密警察オプリーチニナを創設したことです。富裕な大貴族を次から次へと暗殺し、その所領を奪っていく恐怖政治の主体です。

----------------------

と  イヴァン4世を解説しています。

  
苛斂誅求:税金
や借金などを容赦なく厳しく取り立てること。▽「苛」はむごい、また、責め 立てる意。「斂」はおさめる、集める意。「誅」は責める意。

秋霜:秋の霜が草木を枯らすところから》刑罰・権威の厳しさや意志の堅さなどのたとえ。

烈日:激しく照りつける夏の太陽。また、その光。

といった意味ですが、イヴァン4世、恐るべし皇帝という印象ですが、とにかく、 イヴァン3世から イヴァン4世の時代に、ロシア、モスクワ大公国は、領土を広げ、大国としての実力を世界史に影響を与えるようになったようです。

 

なお、 イヴァン3世から イヴァン4世の時代は日本では室町時代から戦国時代の頃です。当時は、銃が開発され、普及した時代です。イヴァン4世の兵士は、ヨーロッパから輸入された銃を利用していたそうで、銃が、モンゴル帝国の後継国家の遊牧民の国家、キプチャク・ハン国、アストラハン・ハン国、カザン・ハン国と戦争に活躍したそうです。銃が発明で、遊牧民族がその軍事的優位性を失い始めた時代の流れですね。

そういった銃の登場による時代の変化は、

北方の原形 ロシアについて 司馬遼太郎著 (文春文庫)といった本でも解説されています。

 

ロシアについて 北方の原形 (文春文庫)

ロシアについて 北方の原形 (文春文庫)

  • 作者:司馬遼太郎
  • 発売日: 2017/04/21
  • 「ともかくも、日本とこの隣国は、交渉がはじまってわずか二百年ばかりのあいだに、作用と反作用がかさなりあい、累積しすぎた。国家にも心理学が適用できるとすれば(げんにできるが)、このふたつの国の関係ほど心理学的なものはない。つまりは、堅牢な理性とおだやかな国家儀礼・慣習だけでたがいをみることができる(たとえば、デンマークスウェーデンの関係のようになる)には、よほどの歳月が必要かと思われる。」(あとがきより)

    おもに日露関係史の中から鮮やかなロシア像を抽出し、将来への道を模索した、読売文学賞随筆・紀行受賞の示唆に富む好著。

 

 

続きのブログはこちら↓です。

 

 

 以上です。

 

金価格の上昇に期待して金鉱株に投資した結果

2020年の夏(7月から8月)に、
金価格の上昇に期待して、金鉱株に投資した結果の報告です。

 

日本株への投資結果は?】

 

 

2020年7月26日のブログで紹介した金価格、銀価格の上昇で期待できる日本株

紹介時の株価と2020年12月の年末の株価を比べてみました。

 

5713 住友金属鉱山 :3,260円 → 4,579円 ※40%近い上昇

住友金属鉱山

住友金属鉱山


5857 アサヒホールディングス :3,000円 →3,665円 ※22%近い上昇

アサヒホールディングス

アサヒホールディングス

7456 松田産業 :1,510円 → 1,787円 ※18%近い上昇

 

松田産業

松田産業


と5か月程の間で2割から4割程度上昇しています。


日経平均:22,751円 →27,444円 ※20%近い上昇
TOPIX:1,572円→1,804円 ※14%近い上昇

と市場全体も上昇していますが、やや市場全体、市場の平均を上回っているようです。 


【世界の金鉱株への投資結果は?】

のブログで紹介した世界の金鉱株へ投資する投資信託
ブラックロック・ゴールド・ファンドは、
金価格、金鉱株の上昇の予想から紹介しましたが、その後、金価格は下落しているため、紹介時と比べて下落しています。

ブラックロック・ゴールド・ファンドのチャート

ブラックロック・ゴールド・ファンドのチャート



紹介時の8月7日の価格は、9,583円ですが、2020年12月の年末の価格は、7,717円と20%近く下落しています。


住友金属鉱山などがが大きく上昇したのは、
電気自動車、電気自動車に利用されるリチイムイオン電池の材料(ニッケルやレアメタル)に注目が集まり、
関連の会社の株が上昇しているようです。

私の推奨した理由と違い、金価格、金鉱株の上昇の予想は外れましたが、広い意味でも金も含む非鉄金属の価格の上昇が
住友金属鉱山アサヒホールディングス松田産業の上昇につながったようです。

日本の金鉱株関連株の投資が成功したのは、怪我の功名(けがのこうみょう)

という感じです。やはり、投資は難しいですね。

ブラックロック・ゴールド・ファンド、住友金属鉱山アサヒグループホールディングス松田産業へは、現在も投資しています。
株やビットコインが大きく上昇しているように、通貨、貨幣の価値が下がり、その代替となる資産が上昇傾向があるようなので、金の上昇を見込んだ投資はしばらく続けたいと思います。

 

 

 

 

金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり

金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり

緊急出版! 2020年、歴史の転換点が到来する──。
新型コロナショックで世界各国の政府・中央銀行が行った「野放図な資金供給(モラルハザード経済)」がマーケットを破壊する。戦後世界を支配した「米国錬金術」が終わり、基軸通貨としてのドルの価値は大きく低下、「現金がゴミになる」時代がやってくる。
常識が通用しない「今」を生き抜くために、あなたは何ができるのか? 株・債券・通貨のトリプルバブル崩壊に備え、世界の富裕層が密かに進める資産ポートフォリオ再構築の方法とは?
金1トロイオンス=2000ドルの「非常識な未来」を読み解く、コモディティ・ストラテジストの警句!


以上です。

株式評論家「Bコミ」こと坂本慎太郎氏が四季報プロ500の効果的な読み方を解説する

【中級者へ第一歩】四季報プロ500の見どころ教えます - YouTube

 

 

 

YouTubeで、株式評論家「Bコミ」こと坂本慎太郎氏が四季報プロ500の効果的な読み方を解説しています。

① キーワード、テーマ株を注目、確認する。
② 信用好取組に注目する。
③ 中小型株の投資が中心だと、大型株の動向が把握できないが、大型株の記載が詳しいので、大型株の動向がつかめる。
④ 来季の増益率、減益率、その理由に注目する。

 とのことです。坂本氏は、四季報プロ500を同じ冊子を二つ買うほど重宝しているそうです。ちなみに、一冊は折り目を付けたり、お風呂で読んだりして、冊子が痛むほどフルに活用して、もう一冊は保存用として利用するそうです。

 

 今回の動画では、2020年秋号の紹介ですが、ハイテク関連の会社の株に甘めと思われるほど強気の予想が多いことに注目されていました。2020年秋号の発売は、2020年9月18日ですが、その後ハイテク株、ハイテク株の比重が大きい日経平均の上昇を考えると、四季報プロの予測は大きく外れていなかったようです。

 

会社四季報別冊「会社四季報プロ500」 2020年秋号

会社四季報別冊「会社四季報プロ500」 2020年秋号

  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 雑誌
 

2022年8月5日追記

8月11日まで

Kindle 価格:    ¥1,400(税込)

獲得ポイント:700ポイント (50%)

というポイントキャンペーン実施中です。

実は会社四季報プロ500に記載がない銘柄を、『買いの対象』なのかもしれません。

ダブル・スコープといった銘柄が今年(2022年)急上昇している。

2011年終値 799 →2022年8月4日終値 2,131円 

最新号では記載があるかもしれないが、1,2年前には記載がありませんでした。

追記終わり

 

株式評論家「Bコミ」こと坂本慎太郎氏の著書を一冊ほど紹介しておきます。坂本氏は、 ラジオNIKKEIのカブりつき・マーケット情報局 や証券会社のセミナーなどで、日経平均など株式市場の全体の動向や個別株の推奨など的確な予想を示すことが多く、比較的信頼できる株式評論家かなと思います。

 

 

以上です。

 

 

嘘だらけの日露近現代史 (倉山満著)の要約や所感など(はじめに)

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書) を読んで、章毎に要約や所感などを記載します。

今回は「はじめに」の章です。

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新)

嘘だらけの日露近現代史 (扶桑社新書)

  • 作者:倉山 満
  • 発売日: 2016/03/01
  • アメリカ、中国、韓国が「文明」を理解できない国だとするならば、ロシアは「熟知したうえで破る」国。殺戮、粛清、謀略――血塗られたヨーロッパ史において何度も這い上がってきたサバイバル術とは? 一度の敗戦で70年も敗戦国のままにされている日本にとって、学ぶべきヒントはロシアにあった

 

 

「近代日本にとって、脅威であり、好敵手であり、時には友人であり、多くの時期は憎むべき敵である国の物語の始まりです。」と 著者の倉山 満氏は、ロシアを好敵手、よきライバルと表現して、にすこし好意的な印象を持っているようです。

嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書) では、アメリカの法則として、

「一、アメリカはバカ! 二、アメリカはヘタレ! 三、でもやるときはやる。」と紹介しています。

 

嘘だらけの日中近現代史 (扶桑社新書) では、中国の三法則として、

「一、かわいそうな人たち 二、陰謀でごまかす 三、かわいそうな人たち」

 と紹介して、中国史のパターンとして、

「一、新王朝、成立→二、功臣の粛清→三、対外侵略戦争→四、漢字の一斉改変と改竄歴史書の作成→五、閨閥、官僚、宦官などの皇帝側近の跳梁→六、秘密結社の乱立との明反乱の全国化→七、地方軍閥の中央侵入→八、一へ戻る。」と分析して、話題になったそうです。

 

嘘だらけの日韓近現代史 (扶桑社新書)

では、韓国の法則として、

「一、頭の中身がファンタジー 二、軍国主義でないと正気を保てない 三、頭の中身がファンタジー」と紹介しています。

 

日本と関係が深い外国に対して、辛辣な見方をする著者の倉山氏ですが、ロシアについては、どんな味方をしているのでしょうか。

 

日本とロシアの関係に興味を持った方は

日本とロシアに関係については、司馬遼太郎もエッセーのような形、

北方の原形 ロシアについて 司馬遼太郎著 (文春文庫)といった本で考察しています。

こちらも楽しく読めると思います。

 

ロシアについて 北方の原形 (文春文庫)

ロシアについて 北方の原形 (文春文庫)

  • 作者:司馬遼太郎
  • 発売日: 2017/04/21
  • 「ともかくも、日本とこの隣国は、交渉がはじまってわずか二百年ばかりのあいだに、作用と反作用がかさなりあい、累積しすぎた。国家にも心理学が適用できるとすれば(げんにできるが)、このふたつの国の関係ほど心理学的なものはない。つまりは、堅牢な理性とおだやかな国家儀礼・慣習だけでたがいをみることができる(たとえば、デンマークスウェーデンの関係のようになる)には、よほどの歳月が必要かと思われる。」(あとがきより)

    おもに日露関係史の中から鮮やかなロシア像を抽出し、将来への道を模索した、読売文学賞随筆・紀行受賞の示唆に富む好著。

 

 

続きのブログはこちら↓です。

chanmabo.hatenablog.com

 

オウケイウェイヴ社は業績回復、株価上昇は期待できるか、製品・サービスについて調べてみた。

  

 2020年11月3日のブログで、オウケイウェイブ社の業績回復、株価上昇の兆候が現れているというお話をしましたが、その後、株価は、年初来安値を更新するなど、さえない展開です。

 

オウケイウェイブ株価

オウケイウェイブ株価

2020年11月3日のブログを書いた当時は、270円台から280円台の株価(11月2日の終値279円)ですから、12月18日の終値は264円と1割近い下落です。

 

 オウケイウェイヴ社への投資、フィンテック事業の業績改善、もしくはリストラが進み、FAQ関連製品、サービスの競争力、収益力が改めて評価されるという展開を期待しているからです。

 もしかして、FAQ管理製品、サービスの競争力、収益力も落ちている、競合他社にシェアを奪われている可能性があるのかも知れません。

 

気になって調べてみたところ、

 IT製品/ SaaSのレビューサイトといわれるIT Reviewというサイトでは、

・2020年7月:とても優れてるとは思えないけど切替るほどの不満もない
あいまい検索がきちんと機能しています。管理画面が操作しやすく、現場の担当者レベルで操作を任せられるのでそこは良いです。(後略)

・2020年6月:問題なく使え、効果が出ています。
必要な機能は揃っていて、ページのデザインや、各コンテンツの作成も難しくありません。(後略)

といった利用者の口コミ(Review)が投稿されていました。

こんな投稿を見ると、競合と比較して、製品力が落ちていることはないようです。

また、ボクシルというサイトの2020年10月の記事では

クラウドFAQシステム21選 - 問い合わせコストをAI搭載クラウドサービスで削減 - FAQシステム | ボクシルマガジン

https://boxil.jp/mag/a2705/

では、オウケイウェイヴ社の製品がトップで紹介さてています。

知名度も強いようです。

 

FAQシステム自体は、それほど大きな市場でもないですが、システムを乗り換えるコストを考えると、一度シェアを取ると、大きくシェアが落ちることはないと思います。

また、オウケイウェイヴのFAQシステムは、チャットボット※システムの機能もあるようです。チャットボットに導入から、オウケイウェイヴのFAQシステムが注目されることも増えていく可能性があります。

また、在宅勤務・テレワークの普及により、サービスデスク※システムの導入も増えていると思います。オウケイウェイヴは、FAQシステムから派生したサービスデスクシステムといった製品もあり、こういった製品も導入が増える可能性があります。

 

※チャットボットとは、ユーザーからの問い合わせや会話に人間に代わって自動的に回答するプログラムのことをいう。チャットボットツールは、そのチャットボットを作成するためのツール・サービスのことを指す。

  

※サービスデスクは、顧客からの問い合わせの受付や対応、そしてそのプロセスの記録といった業務のほか、社内から依頼された製品情報を伝える役割も担うこともあります。さまざまな問い合わせに対応し、企業の早急な問題解決を図るのが主な役割であり、利用者の利便性を高めることが目的として設置されるのが一般的です。

 

次の四半期決算発表は2021年2月中旬に、2021年6月末決算の第2四半期までの決算が発表される予定です。①フィンテック事業のリストラが進んでいる、②FAQ製品、サービスの業績が堅調である。といったこの2点が確認できる決算だと株価は上昇していくと思います。ただ、最近の下げは次の四半期決算発表の悪さを見越して売りかも知れませんので、あまり期待しないほうがよさそうです。

 ただ、今のオウケイウェイヴ社の株価は底値で、①フィンテック事業のリストラが進んでいる、②FAQ製品、サービスの業績が堅調である。といったこの2点に自信があれば買いといえると思います。 

 

以上です。

追記

オウケイウェイヴ社のその後については以下の記事も参考にしてください。