リクルートの成長と複利の効果


リクルートの成長について、考えてみました。
リクルートは、日本を代表する成長企業のイメージですが、時価総額も1992年から2019年で、27年で18倍になっているようです。
上場時には、持株会で1億円以上の利益を得た社員もいるようです。

急成長した企業のイメージもあるけど、実際は10年、20年、30年といった長い間、現場の社員があきらめずに粘り強く「地道」にサービスを継続、成長させたという点が強いと思う。

27年で18倍という数字は、1年11.1%複利27年だと約17倍になります。だいたい11%位の成長を毎年続けたのでしょうね。

ちなみに、11.0%だと約13倍になり、11.2%だと約21倍になります。0.1%の違いは複利だと大きいですね。

0.1%の成長が複利という意味では、10年度、20年度、30年後の企業の姿は大きく違うことを感じました。

会社の成長という意味で、時価総額を基準に考えてみましたが、個人の成長も0.1%でも成長したいですね。
個人の場合、何のために成長するのかは、よくわからない時もありますが。


▼以下はリクルート時価総額の推移

リクルート事件発覚:
1988年 時価総額は不明

ダイエーリクルート株取得
1992年  3千億円
ダイエーが35%分 数百億円から1000億円で、当時の創業者の江副氏からダイエーが取得。高いほうの1000億円で試算。

ダイエーリクルート株売却時:
2000年1月  4千億円
ダイエーが25%分1000億円を当時のリクルートホールディングスに売却。残りの10%もその後売却したらしい。

上場時:
2014年10月16日 1兆8千億円

その後 :
2019年 4月19日 5兆3千億円

 

追記:このブログが記載されたのが2019年4月20日ですが、その後もリクルートは成長をしていて、2022年2月21日の終値で、7兆8743億円の時価総額となっています。
リクルートを買収したダイエーが、その後不振になり、今はイオンに買収されて、大幅に事業が縮小されている話は、栄枯盛衰を感じます。

 

関連書籍の紹介

 

 

 

 

 

銘柄メモ:6098リクルート,8267イオン

 

609860986098

以上