新型コロナウイルスの対策は、インフルエンザウイルスと同程度でいい(東京都医師会の公式発表から)

新型コロナウイルスの対策は、インフルエンザウイルスの対策と比べて、過剰、異常です。私は医師でもないので、医師の団体である東京都医師会の公式発表を紹介します。

 


新型コロナウイルス感染症に関するリーフレット

東京都医師会の公式発表を参考にしてください。
これは2019年2月に発表している内容で、非常事態宣言が発令中の4月25日の今において少し古いかもしれませんが、この内容を東京都医師会は否定していません。

現在も、
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公益社団法人  東京都医師会 2020年2月14日(金曜日)
新型コロナウイルス感染症に関するリーフレット 「都民の皆様へのお願い」
https://www.tokyo.med.or.jp/16889
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で公開されています。

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新型コロナウイルス感染症の感染力、重症度、診断、治療について
① 感染力はインフルエンザと同程度かそれより弱いと言われています
② 重症度は、通常のインフルエンザなどと同程度と予想されます(例年のインフルエンザでも高齢者や免疫力の低下した方など重症化し死亡する場合が一定数みられます)
③ 簡易的な診断方法が現時点ではありません
④ 治療薬はあ

りません(インフルエンザに対するタミフル®のような抗ウイルス薬はまだありません)
⑤ 感染しても多くの方は症状が出ないか、少し長めの呼吸器症状で完治すると予想されます
⑥ 肺炎になった患者さんへの治療法は、他の肺炎治療と大きくは変わりません
(超重症例では、多様な治療が試みられています)
⑦ 予防方法も上記の『標準的な感染症予防策』で十分と言われています

* 2009 年に流行し大きな脅威になると思われた“新型インフルエンザウイルス(pdm2009)”は、近年流行している A 型インフルエンザの主流です。日本の医療体制は今回の新型コロナウイルス感染症に対しても十分対応でき、重症化の可能性も低いと思われます。
* 現在、多くの不正確な情報が氾濫しています。厚生労働省のホームページなど信頼度の高い情報の取得を是非お願いします。ご不明な点はかかりつけ医にご相談ください。
東京都医師会感染症危機管理対策協議会 (2020 年 2 月 13 日)
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新型コロナウイルス感染症に関するリーフレット 「都民の皆様へのお願い」

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東京都医師会の発表

 

 

世界保健機関(WHO)も、東京都医師会と同様の見解なので、東京都医師会の特別な見解ではないようです。
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朝日新聞 2020年3月4日 記事
https://www.asahi.com/articles/ASN3425JYN33UHBI03Y.html
新型コロナ「インフルほど感染力高くない」 WHO見解
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■新型コロナよりインフルエンザを恐れろ

新型コロナウイルスの死者数:   317人(2020年4月24日 12:00時点)
インフルエンザの死者週  : 3,276人(2018/19シーズン2018年9月から2019年12月)

いずれも、日本国内の数値です。新型コロナウイルスより10倍以上インフルエンザウイルスで死亡してます。新型コロナウイルスの最終的な死者数はわかりませんが、インフルエンザの死者数と多くても同程度でしょう。

インフルエンザワクチンを積極的に接種するなどインフルエンザの対策を実行した方が、人の命は守れる、効果は高いということです。

インフルエンザウイルスも、新型コロナウイルスと同じ程度の対策が必要という人は皆無でしょうから、インフルエンザウイルスと比較して、新型コロナウイルスの対策は明らかに過剰です。


以下、インフルエンザの死者数に関するサイトの紹介です。
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国立感染症研究所 2019年12月02日
2018/19シーズンにおける超過死亡の評価 
https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2471-related-articles/related-articles-477/9235-477r06.html

直近の2018/19シーズンは2月に総死亡者数が閾値を上回り2,000人程度の超過死亡が発生した。図1ではシーズンごとに超過死亡者数をまとめている。シーズン中に一度も総死亡者数が閾値を上回らなければ超過死亡者数は0となる。これによると1998/99シーズンで超過死亡者数は35,000人を超えているが2004/05シーズン以降1万人を超えることはなかった。2018/19シーズンは3,276人であり, 直近5シーズンでは3番目と特別に大きな超過死亡が発生したわけではなかった。
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なお、超過死亡とは、インフルエンザ起因の死亡者です。インフルエンザが直接の原因でなくても、インフルエンザが悪化して肺炎になって死亡した場合も考慮して、インフルエンザでどの程度の死者が増えたかを計測する数です。

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PRESIDENT Online 2020年02月18日
なんと1日50人以上「インフル死者」が日本で急増する不気味
https://president.jp/articles/-/33053?page=2

怖いのは新型コロナだけじゃない
2016年1463人→2017年2569人→2018年3325人。ここ数年、インフルエンザで亡くなる人が増えている。2019年も1~9月の集計で、すでに3000人超。
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■関係する本の紹介です。 このブログを読んで頂いた方は興味深く読める本だと思います。

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 (SPA!コミックス)

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 (SPA!コミックス)

 メディアが報じない「不都合な真実
――「新型コロナウイルス」と「季節性インフルエンザ」の感染者数と死者数
第1章 新型インフルエンザの顛末
第2章 日本ではコロナは恐くない
第3章 抑圧策から緩和策へ転じよ
第4章 データを無視する専門家
第5章 岡田晴恵・玉川徹は恐怖の伝道師
第6章 スウェーデンは成功している
第7章 5密会談
第8章 東京の抗体保有率0.1%
第9章 スウェーデンの死生観
第10章 お辞儀と清潔感の驚異
第11章 世界各国のコロナ対策事情
第12章 ウィルスとは進化の鍵だ
第13章 インカ帝国の滅亡
第14章 グローバリズムの失敗と権威主義
第15章 自由よりお上に従う日本人
第16章 経済のほうが命より重い
特別対談
木村盛世氏(元厚労省医系技官・医師)×小林よしのり
幸運にも「抑圧政策」を実行中にワクチンが開発されたとしても、
その間に社会や経済や文化がボロボロになってしまえば意味がない
特別講義
金塚彩乃氏(弁護士=第二東京弁護士会フランス共和国弁護士=パリ弁護士会
新型コロナウイルスとフランスの緊急事態法
~日本の「緊急事態宣言」とは何だったのか?

 

 『テレビ界「バカのクラスター」を一掃せよ』

恐怖を煽った番組を徹底検証!
マスメディア、政治家をファクトに基づき論評する人気ブロガーが、テレビ番組をメッタ斬り!
【本書で論評されている方々(敬称略)】
『モーニングショー』・玉川徹・羽鳥慎一・岡田晴恵・渋谷健司
サンデーモーニング』・青木理関口宏
報道ステーション』・後藤謙次
報道特集』・金平茂紀
NEWS23』・星浩ほか

「リアルタイムの視聴を前提とするテレビは、新聞・週刊誌・月刊誌のように検証されることもありません。…私たち国民は、政治家と同様に、常にテレビ報道を監視する必要があります。その意味で、報道番組のアーカイヴ化は極めて重要と言えます。国民の電波を使う限りにおいて、テレビ局は報道番組のアーカイヴ化に真摯(しんし)に応じ、その内容を国民が自由に検証して批判する機会を確保する必要があります」(「エピローグ」より)

 

-▼AMAZON レビューより抜粋---------------------------

本著は『月刊Hanada』寄稿分に、藤原氏御自身のSNS・連載記事を加えて再構成したものですが、記述の根拠が明快で、統計も豊富で視覚化されていて大変読み易いです。内容的には
 ・民放ワイドショーに見るコロナ報道の低劣さ、その手法
 ・各番組の定点観測的な検証、浮き彫りになったオールドメディアの病巣
 ・有名コメンテーター二人の時代遅れなコメントの数々
の3つに分けられます。
 各章のタイトルは刺激的ですが、内容的には様々な角度から検証されており地道に積み上げられた痕跡が伺えます。コメンテーターの言説を時系列的に整理した上で矛盾を指摘し、その矛盾が単発的なミスや不作為ではなくて、許されない無知・無責任・恣意的加工に基づくものであることを論証しています。

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『ウイルスVS人類 (文春新書)』 

 

 日本の英知が未曽有の災厄に立ち向かう。
新型コロナウイルスの世界的な流行。未知のウイルスにいかに立ち向かうか? 第一線の専門家が語り尽くす。顕わになった現代文明の脆弱性を克服する道はあるのか。

NHK BS1スペシャルで放送された「ウイルスVS人類」の2回にわたる放送内容をまとめ、さらに未放送の内容も収録。

第1部 未知の敵と戦うために 押谷仁/五箇公一/瀬名秀明

第2部 ワクチンと治療薬 岡部信彦/河岡義裕/大曲貴夫/瀬名秀明

第3部 パンデミックと総合知 瀬名秀明

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AMAZON レビューより抜粋---------------------------

【実りの多かったテレビシンポジウムのまとめ】新型コロナウィルスのパンデミック感染についてNHK BS1での3月19日『未知なる敵と闘うために』と4月25日の『カギを握るワクチンと治療薬』との2回のシンポジウムをまとめたものです。 たまたま2回とも視る機会を得ました。一回目はウィルス感染症とその拡がり、二回目はその治療と予防にそれぞれフォーカスを合わせて、薬学者でもあるSF作家の瀬名秀明さんをMCに、各分野の専門家を3名ずつ交えて熱い討論が展開されました。瀬名氏の冷静な進行が光った有意義なものでした。本書はそれを編集文章化したものの様ですが、放送後の新型コロナの状況も書き加えられ、たいへん示唆に富むものに仕上がっています。番組を見られなかった方にもお薦めいたします。。

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