帝王の投資哲学

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帝王の投資哲学 1999/3/1
ティーブン ミンツ (著), トーマス ウィルソン (著), ダナ デイキン (著), Steven L. Mintz (原著), Thomas Willison (原著), Dana Dakin (原著), 石井 吉文 (翻訳)
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という本を読みました。

1999年の出版なので、かなり古い本ですが、2020年の今では共通して、参考にある部分は多かったです。

印象に残った投資の帝王たちの言葉を記載しておきます。


■第1話 フォスター・フリース Foster Frless

成長株はより高く

「投資対象として考える企業には、財務上全く問題がないこと、マーケティング計画が適切であること、独自の流通システムを持っていることが条件です。そのたまめ私達の企業の選定は保守的であるとみなされるのです。」

「人はいつでも間違いを犯します。私たちはそれを調整の機会と言っています。間違いを、むしろその後よりよくするための一つの好機と見るのです。」


■第2話 ジョン・ネフ John Neff
割安なものを買え!
「バリュー株投資というのは、本当におんぼろげで、人気がはげ、打ちのめされたものを買うことなのです。チャートを見ると、それはひどい状態で、積極的に買おうという人などほとんどいません。」

「人々から見落とされ、誤解され、忘れられ、評価されない企業や、市場の主流でない業種が私たちにとって魅力的な投資対象となること、そして、それらに重点的に資金配分するということを株主に思い出してもらわなければなりません。したがって、この世間一般の見方に抵抗するアプローチには、強靭な意思と何事にも動じない勇気が要求されるのです。」

■第3話 バー・ローゼンバーグ Barr Rosenberg
システム運用の極意

「私たちは投資のチャンスを掴むために、データの中に存在する潜在的法則性を探します。」

「物事がスムーズに運ばない時というのは、得てして私たちがそれを熟知していないことが原因です。」

 

■第4話 ウィリアム・シャープ William Sharpe
市場を出し抜けるか

「スーパーのレジの前の行列や高速道路の料金所で並ぶ人、他の人より先に底を通過するのがどれほど難しいかがわかる。」

「最も重要の投資の三原則は、一に分散、二に分散、三に分散です。」

第5話 マーク・モビアス Mark Mobius
新興市場を掘り起こせ

「あなたが消費財や自動車あるいは何らかの製品に興味をもっているなら、これらの国(新興国)に投資したいと思うはずです。未来の市場がここにあります。人口、つまり潜在的な多くの顧客がひしめいています。これらの市場に接近しない手はありません。何もしなければ失うだけです。」

 「もしその市場がFEFT※が備えていれば素晴らしい投資対象となります。」

※F:公正(Fair)な市場 E:効率的なシステム(Effective) L:流動性(換金性)がある(Liquid) T:透明性(Transparent)のある情報

 

■第6話 ウィリアム・グロス William Gross
金利に賭ける

「この数年、多くの金融マネージャーは自分の医師というものがなく、金利の乱高下に振り回されて成績を落とすばかりでした。しかし、そのようなボラティリティ金利の乱高下)は”ただ無視する”のが正解なのです。」

「もし私が今後一年間、裁判のために拘置所に隔離され、何も読むことが出来ないような状況に置かれ、それでも投資家として何か一つ知らなければならないとするなら、」

 

■第7話 ゲイリー・ブリンソン Gary Brinson
資産配分こそ決め手

「誰にでも幸運というのものがあります。だからいつも人々は、他人の偶然の儲け話に夢中になるのです。」

「率直に言って、日々のニュースに左右されない投資のやり方が私たちのパフォーマンスにとって一番いいのです。その都度、アロケーション(資産配分)を変更せずにいる方が、パフォーマンスの改善になるということがわかったのです。」

 

■第8話 ピーター・バーンスタイン Peter Bernstein
投資家心理の虚実

「彼ら(投資家)は下がってしまった株より上がった株を喜んで売る。」

「人々が市場で投資対象を選ぶ時、その判断の基準は単純で、不安なものはよりは安心できるものを所有したがるからのです。もし、何らかの問題で大きく値を下げている株を買い、その判断が仮に間違っているとしても、悪いニュースはすでにその株では織り込み済みです。さらに大きく値を下げる可能性はないでしょう。もしその判断が正しければ、その買いで大儲けすることになります。それが成長株となると話は逆です。良いニュースはすでに織り込まれてしまっているから、その判断が間違いなら大損を被ることになります。」

 

■本の紹介
改めて、本の紹介です。

 

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帝王の投資哲学 1999/3/1
ティーブン ミンツ (著), トーマス ウィルソン (著), ダナ デイキン (著), Steven L. Mintz (原著), Thomas Willison (原著), Dana Dakin (原著), 石井 吉文 (翻訳)


メディア掲載レビューほか
米国を代表する8人の著名投資家へのインタビューをもとに,彼らの成功のヒストリーを生き生きと描く
本書は,米国を代表する8人の著名投資家が登場し,彼らが投資界に足を踏み入れることになったきっかけや動機,実際の運用面での成績,その投資を貫く哲学,投資手法の開発・研究をめぐる曲折,ほかの投資家との交流などが生き生きと描かれている。米国の教育テレビ(PBS局)で制作されたテレビ番組がもとになっているだけに,幅広い読者を想定した興味深い投資家物語である。また,登場する8人の投資家はそれぞれ独自の手法を駆使しており,本書を一読することで,読者は現在の証券投資の主要なスタイル,手法の概要を理解でき,さらに,彼らの投資活動を通じて米国証券市場の歴史を把握できる。
成功する投資家というのは,ギャンブラーのような投資家なのだと一般には思われがちだが,ここに登場する8人の投資家は,自己の投資哲学に基づき,あらゆる分析を徹底的に行い,足をフルに使って情報をかき集め,ヒアリングをかけるといった,泥臭い地道な活動家であり,並外れた努力家であることが分かる。 (ブックレビュー社)
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内容(「BOOK」データベースより)
成長株狙いのフリース、逆張リネフ、債券王グロス…。彼らはいかにして幸運を掴んだのか?リスクを収益に変える「夢の投資家たち」。
内容(「MARC」データベースより)
米国を代表する8名の著名投資家へのインタビューをもとに、彼らが投資界に足を踏み入れることになった動機、実際の運用面での戦績、その投資を貫く哲学、投資手法の開発・研究をめぐる曲折、他の投資家との交流などを紹介する。

以上