『カンパニー・メン』(The Company Men)という映画を見ました。
2011年に公開された少し古い映画です。
そこで、日本とアメリカで整理解雇(業績悪化など会社事情による解雇)の難易度や要件がずいぶん違うことを改めて感じました。
ただ、整理解雇が日本ほどめずらしくない米国でも、整理解雇された人は悩み、苦しむということをこの映画は描いています。
その悩み、苦しみは、日本人が一般に持つものと差はないように思えました。
整理解雇ができないと日本と簡単にできるアメリカ
日本には、整理解雇の四要件があります。
経営不振や事業縮小など、使用者側の事情による人員削減のための解雇を「整理解雇」といい、整理解雇のためには、過去の労働判例から確立された4つの要件(1.人員整理の必要性 2.解雇回避努力義務の履行 3.被解雇者選定の合理性 4.解雇手続の妥当性)が必要で、「整理解雇の四要件」とよばれます。
簡単に言いうと、『整理解雇しないと、企業が倒産します。』という状況でかつ、『解雇される人も納得できるような人選、手続』でないと整理解雇はできません。ということで、極めて難易度が高いです。
一方、アメリカでは、米国では、整理解雇の要件が、日本より緩いようで、この映画でも、経営者が、収益の向上、株価の上昇のために、造船部門を廃止し、その部門の従業員を整理解雇します。その、整理解雇された人たちの生活を描いていいます。
キャストは超一流キャスト
ちなみに、キャストは超一流の映画です。
ボビー・ウォーカー - ベン・アフレック
ジャック・ドラン - ケビン・コスナー
フィル・ウッドワード - クリス・クーパー
ジーン・マクラリー - トミー・リー・ジョーンズ
以上です。