リアル半沢直樹 西川善文氏、リアル白井大臣 鳩山邦夫大臣と対決する 第二ラウンド 東京中央郵便局の再開発問題

  に続けて、

リアル半沢直樹 西川善文<にしかわ・よしふみ>氏の活躍、活躍というより苦闘という表現があっているかも、その苦闘を紹介します。

どんな活躍をしたのか、彼の回顧録

ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

に従って、紹介しています。 

 

今回は、『第七章 裏切りの郵政民営化』の中での、日本郵政社長としての苦闘、政治家、日本郵政の管轄の担当大臣だった総務大臣鳩山邦夫氏と対決し、鳩山邦夫氏が辞任、事実上の更迭になった話の続きです。

西川氏がリアル半沢直樹なら鳩山邦夫氏はリアル白井大臣というところでしょうか。

実際に鳩山邦夫氏と白井大臣の行動パターンは似ています。マスコミの前で目立つように発言し、国民の感情に響くように敵を非難して、世論の支持を集めるという方法です。

二人が似ているのでなく、政治家としては、よくある行動パターンなのかもしれません。

かんぽの宿でも、問題を国民にアピールするため、最新設備で豪華な日田のかんぽの宿を新聞記者と引き連れて訪れて、『こんな立派な国民の財産が安値でオリックスに譲渡される。』と大きな声で嘆いたそうです。

 

鳩山対決 第二ラウンド 東京中央郵便局の再開発問題


かんぽの宿に続き、JR東京駅前の東京中央郵便局の再開発問題で、鳩山大臣は、日本郵政の西川氏を非難しました。

鳩山邦夫総務相が2009年2月26日の衆院総務委員会で、東京中央郵便局について「国指定の重要文化財になる価値のあるものが工事によって価値がなくなれば国家的損失になる」と再開発に異議を唱え、かんぽの宿に続くテーマにする構えを見せたのだ。マスコミがこの問題に飛びつくのに気をよくしたのか、週明け3月2日には大勢の記者やカメラマンを引き連れて現地を視察して「こんなに壊されているのか」と大げさに嘆いてみせるな「重要文化財になるものをなくすのは、トキを焼き鳥にして食べるような話だ」とボルテージを上げ、マスコミの注目を集めました。

 

リアル白井大臣の行動は鳩山大臣と似ている

リアル白井大臣の行動は鳩山大臣と似ている

 

 再開発検討当時は、重要文化財の指定はなかったものの日本郵政もその歴史的な価値、文化的な価値は重視して、「東京中央郵便局歴史検討委員会」という有識者会議を組織して、提言をうけており、その提言に従い、『全面保存は難しので、正面部分の重要な部分を保存して、再開発をする。』方針となっていました。

 鳩山邦夫氏は、その方針を問題視して、文化庁を動かして、文化庁から正面と左側面を保存しなければ文化財として価値が棄損するという指導を出させました。

 

西川氏、政治の現実に嘆く

 文化庁の指示を強要された西川氏もこう著書で嘆いています。

「鳩山大臣も、最低限、文化庁の指示通りにしろという。民営化した企業とは言え法律では総務大臣の監督権限があり、100パーセントの株主である。建物の再整備は大臣の認可事項ではないが、担当大臣がそうしろと言えば、従わざる得ない。そこで計画変更を余儀なくされた。」

左側面を残そうとす曳屋(ひきや:建築物をそのままの状態で移動する建築)の大幅な見直しになることに触れ、

「その作業だけで六十数億円の費用がかかるのだ。これは大きなビルが一棟建てられるほどのお金である。いったい、このお金は誰が用意して、誰が回収しなければならないと考えているのだろうか。」

 

次回のブログで、西川鳩山対決の最終章で、事実上更迭されて、鳩山大臣が辞任する話を紹介しようと思います。

 

本の紹介

 

 

 ちなみに、半沢直樹 1 オレたちバブル入行組 (講談社文庫) もKindle unlimited で無料で見れますので、本を買うよりお得かもしれません(2020年9月30日現在)。

 

  著者について
西川 善文<にしかわ・よしふみ>
三井住友銀行頭取、前日本郵政社長。1938年奈良県生まれ。1961年大阪大学法学部卒業後、住友銀行に入行。大正区支店、本店調査部、融資第三部長、取締役企画部長、常務企画部長、専務等を経て、1997年に58歳の若さで頭取に就任し8年間務める。2006年1月に民営化された日本郵政の社長に就任するも、政権交代郵政民営化が後退したため2009年に退任。現在は三井住友銀行最高顧問。

 

内容(「BOOK」データベースより)
私は悪役とされることが多かった―。顔が見える最後の頭取=ザ・ラストバンカーと呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声!安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放、銀行大合併、UFJ争奪戦、小泉・竹中郵政改革。現場にいたのは、いつもこの男だった。密室の出来事すべてを明かす! 

 

逃げたらあかん!
不良債権と寝た男」、死に物狂いの仕事人生

安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放劇、銀行大合併、UFJ争奪戦、小泉・竹中郵政改革……。現場にいたのは、いつもこの男・西川善文だった。「最後の頭取」=ザ・ラストバンカーと呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声!

マスコミ報道の騒乱の中で失われた金融史のミッシングリングを埋める。

<目次>
◎第一章 バンカー西川の誕生 ◎第二章 宿命の安宅産業 ◎第三章 磯田一郎の時代
◎第四章 不良債権と寝た男 ◎第五章 トップダウンとスピード感 ◎第六章 日本郵政社長の苦闘 ◎第七章 裏切りの郵政民営化

以上です。

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