オウケイウェイヴ社は業績回復、株価上昇は期待できるか、製品・サービスについて調べてみた。

  

 2020年11月3日のブログで、オウケイウェイブ社の業績回復、株価上昇の兆候が現れているというお話をしましたが、その後、株価は、年初来安値を更新するなど、さえない展開です。

 

オウケイウェイブ株価

オウケイウェイブ株価

2020年11月3日のブログを書いた当時は、270円台から280円台の株価(11月2日の終値279円)ですから、12月18日の終値は264円と1割近い下落です。

 

 オウケイウェイヴ社への投資、フィンテック事業の業績改善、もしくはリストラが進み、FAQ関連製品、サービスの競争力、収益力が改めて評価されるという展開を期待しているからです。

 もしかして、FAQ管理製品、サービスの競争力、収益力も落ちている、競合他社にシェアを奪われている可能性があるのかも知れません。

 

気になって調べてみたところ、

 IT製品/ SaaSのレビューサイトといわれるIT Reviewというサイトでは、

・2020年7月:とても優れてるとは思えないけど切替るほどの不満もない
あいまい検索がきちんと機能しています。管理画面が操作しやすく、現場の担当者レベルで操作を任せられるのでそこは良いです。(後略)

・2020年6月:問題なく使え、効果が出ています。
必要な機能は揃っていて、ページのデザインや、各コンテンツの作成も難しくありません。(後略)

といった利用者の口コミ(Review)が投稿されていました。

こんな投稿を見ると、競合と比較して、製品力が落ちていることはないようです。

また、ボクシルというサイトの2020年10月の記事では

クラウドFAQシステム21選 - 問い合わせコストをAI搭載クラウドサービスで削減 - FAQシステム | ボクシルマガジン

https://boxil.jp/mag/a2705/

では、オウケイウェイヴ社の製品がトップで紹介さてています。

知名度も強いようです。

 

FAQシステム自体は、それほど大きな市場でもないですが、システムを乗り換えるコストを考えると、一度シェアを取ると、大きくシェアが落ちることはないと思います。

また、オウケイウェイヴのFAQシステムは、チャットボット※システムの機能もあるようです。チャットボットに導入から、オウケイウェイヴのFAQシステムが注目されることも増えていく可能性があります。

また、在宅勤務・テレワークの普及により、サービスデスク※システムの導入も増えていると思います。オウケイウェイヴは、FAQシステムから派生したサービスデスクシステムといった製品もあり、こういった製品も導入が増える可能性があります。

 

※チャットボットとは、ユーザーからの問い合わせや会話に人間に代わって自動的に回答するプログラムのことをいう。チャットボットツールは、そのチャットボットを作成するためのツール・サービスのことを指す。

  

※サービスデスクは、顧客からの問い合わせの受付や対応、そしてそのプロセスの記録といった業務のほか、社内から依頼された製品情報を伝える役割も担うこともあります。さまざまな問い合わせに対応し、企業の早急な問題解決を図るのが主な役割であり、利用者の利便性を高めることが目的として設置されるのが一般的です。

 

次の四半期決算発表は2021年2月中旬に、2021年6月末決算の第2四半期までの決算が発表される予定です。①フィンテック事業のリストラが進んでいる、②FAQ製品、サービスの業績が堅調である。といったこの2点が確認できる決算だと株価は上昇していくと思います。ただ、最近の下げは次の四半期決算発表の悪さを見越して売りかも知れませんので、あまり期待しないほうがよさそうです。

 ただ、今のオウケイウェイヴ社の株価は底値で、①フィンテック事業のリストラが進んでいる、②FAQ製品、サービスの業績が堅調である。といったこの2点に自信があれば買いといえると思います。 

 

以上です。

追記

オウケイウェイヴ社のその後については以下の記事も参考にしてください。