といったブログで、目黒謙一氏のことを紹介しましたが、目黒氏は、黒崎氏のイメージと随分違うようです。
以下、産経新聞(2019年12月30日)の記事から抜粋です。
-------------------
「強面検査官」のイメージが強い目黒氏だが、その素顔は、公務員のお手本のような実直な人物だった。金融庁の元部下は「検査官が大きな権限を持っていることを十分、承知しており、金融機関に対して決して威圧的な態度はとらなかった」と振り返る。検査の際も、立ち入る前より会場を綺麗にするよう指示、「自らトイレのゴミも拾っていた」。当時は多くの新聞やテレビ、雑誌など報道各社が目黒氏を追いかけたが、ほとんどの記者が接触できなかった。決して表に出ない、控えめな人物でもあった。
大変な部下思い、後輩思いでもあり、在任中に亡くなった部下の墓参は毎年、欠かさなかった。後進の指導に力を尽くし金融庁には薫陶を受けた「目黒チルドレン」の検査官が今も多数いる。
----------------------
とのことです。
時事通信社の2020年1月31日の記事では、
---------------------
目黒氏は66年に大蔵省(現財務省)に入省。大蔵省から分割された金融監督庁(現金融庁)で検査官として辣腕(らつわん)を振るい、90年代から「不良債権を見抜く職人として銀行界から恐れられていた」(金融庁首脳OB)と言う。当時を知る金融関係者は「目黒検査官に詰められたら逃げられなかった」と振り返る。
-------------------
と目黒氏のことを紹介されており、仕事にまじめな職人肌の金融庁の検査官だったようです。
目黒氏の著書もあるので紹介しておきます。
以上です。