給与計算実務能力検定2級のコスパの高い試験対策・勉強方法

 

 

【給与計算実務能力検定とは】

■試験を主催する団体、内閣府認可 一般財団法人 職業技能振興会の説明

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「給与計算実務能力検定試験」は、給与計算業務に関する知識と実務能力を測定する検定試験です。給与は従業員の生活を支える根幹であると同時に、給与計算の実務は各種の社会保険料所得税等の税金を国に納める代行作業でもあり、決して間違いの許されない大変重要な業務です。このように非常に重要な業務であるにもかかわらず、給与計算にはこれまでその実務能力を客観的に判断する尺度が存在しませんでした。 そこで、給与計算の実務能力についても客観性を持った評価尺度とするべく、そのたび、「給与計算実務能力検定試験」を創設しました。

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■試験対策講座、模擬試験を実施する団体の一般社団法人実務能力開発支援協会の説明

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給与計算実務能力検定試験® は、企業・組織に不可欠な給与計算業務について、その知識・遂行能力を判定し、実務能力への確かな評価を与える検定試験で、内閣府認可の一般財団法人職業技能振興会が認定する資格です。

どんな会社や団体でも給与計算は行われています。給与計算業務を正しく行うには、社会保険の仕組みや労働法令、所得税・住民税等の税法等に関する幅広い正確な知識が必要不可欠となります。

本検定試験は、企業・団体の総務・人事・経理などの管理部門で求められる給与計算業務に対する知識・実務遂行力の明確な評価尺度として、その実務能力を測るための検定試験です。

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こんな説明がされているが、自分なりに分かりやすく説明すると、

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 給与を支給するためには守るべき法律が、労働基準法所得税法雇用保険、労働保険、健康保険、厚生年金に関する法律などがあり、この法律に従って、給与計算を支給するための業務、簡単に言うと、支給する時間外手当や控除する税金、社会保険料の金額を算出する知識、計算能力を問う試験です。

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【給与計算実務能力検定の2級と1級の違いとは】

2級は毎月の月例給与や賞与が試験対象ですが、1級は退職金や年末調整も試験対象になります。また、2級でも出題範囲の月例給与、賞与、社会保険もも、2級は一般的な事例が試験問題になるのに対して、1級は振替休暇と代休が両方ある場合の時間外手当の計算方法や前月の支給額がない場合の賞与の税金の計算方法、社会保険ではれば育児休業終了時改定など、イレギュラーのケースも出題範囲となります。

 

また、2級と1級の違いで、大きいのは合格基準です。

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【2級】: 出題問題のうち、7割以上の得点獲得を合格基準点とします。
【1級】: 出題問題のうち、7割以上の得点獲得を合格基準点とし、かつ計算問題を6割以上正解していることを合格基準とします。

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2級の場合、

出題形式 知識問題35問(四肢択一、マークシート方式)1問2点(計70点) 計算問題5問(四肢択一、マークシート方式) 計算問題1問6点(計30点)
という出題形式ですから、知識問題を全問正解するれば、7割の合格基準を満たすことになります。全問正解するのは難しいかもしれめさんが、また、計算問題も四択のため、計算間違いをして、回答を間違えるリスクも少なく、知識問題を8割程度、回答できる知識があれば、計算問題は6割程度は得点できると思います。

知識問題を8割、計算問題を6割得点すれば、得点は74点となり、合格点70点を超える得点になります。

1級の場合、計算問題は6割を目標では計算問題の6割の合格点を下回る可能性があるので、目標をやや高めに計算問題は8割を目標にするべきでしょう。

【具体的な試験対策・勉強方法は】

給与計算実務検定®2級公式テキストを購入する。

 

② 模擬試験講座を購入する。

公式試験対策講座・教材のお申し込み|人事・総務・経理でつかえる資格取得|実務能力開発支援協会 から、 2級模試講座: 15,000円を申し込む。

 

③ 問題を解く。

 (1) 公式テキストの問題を解く。

    (2) 模擬試験の問題を解く。

給与計算実務検定試験は、毎年、公式テキストの問題y、模擬試験とほぼ同様の問題がでるため、基礎的な知識が少ない方でも、(1)と(2)を3回ほど繰り返せば合格できると思います。

自分の場合は、多少業務知識がありましたが、体系的に給与計算を勉強するのは初めてでしたが、(1)と(2)を3回繰り替えて、得点92点で、合格点を大きく上回って合格しました。試験時間は、通勤時間も利用して、8時間程度でしょうか。

コスパの高い試験対策・勉強方法は】

 試験は、移動時間も含めて、半日利用され、試験勉強も含めると数十時間の時間が利用されます。試験に落ちると、来年も同じ時間が利用されると思うのと、勉強、試験の時間は知識を定着させる意味で無駄とは思いませんが、2万円程度のコストをかけて、確実合格する可能性が高い手段を取るのは悪い選択肢ではないと思います。

 ただ、給与計算実務検定の場合、合格して、経済的なメリットが大きい試験でもないので、これから紹介するできるだけコスパのいい勉強方法がおすすめかなと思います。

 コスパのいい勉強方法、具体的には公式テキスト、模擬試験の安価な購入方法を

紹介します。⓵と②でトータルで1万円以上お得になると思います。

 ⓵ 公式テキスト 給与計算実務能力検定®2級公式テキスト を購入するのは、最新版でなく、2年程度前のものを古本で購入する。

 2021年1月にアマゾンで価格を調べたら、2020年度版が最新であるが、2019年度版は770円程度(送料込)で、2018年度版は320円程度(送料込)で購入可能であった。

 毎年の法改正があり、法改正部分が出題範囲となる可能性もあるが、法改正部分の出題範囲は、全体で1問程度のため、たとえ、回答できなくても致命的でないと思います。ただ、法改正部分が気になる方は、公式テキストに、法改正部分がまとめて記載されたページがあるので、その部分だけ、最新版を本屋で立ち読みして把握してもいいと思います。  

  

 

② メルカリなどで、模擬試験講座の問題、回答など資料だけを購入する。

模擬試験講座はDVDなどもついているようですが、利用するのは模擬試験の問題、回答で、資料があれば十分です。そのため、資料だけ、メルカリやヤフオクなどのサイトで、2,000円から4,000円程度出品されていいます。公式の講座だと、DVDもついていますが税込で15,000円となりますので、これだけでも1万円以上お得になります。

メルカリで「給与計算 実務 模擬試験 2級」で検索した時の画像

メルカリで「給与計算 実務 模擬試験 2級」で検索した時の画像

【関連するブログ記事】

 以下は、給与計算実務能力検定1級と2級の公式テキストのリンクです。

以下は、給与計算実務能力検定2級と1級の公式テキストのリンクです。

 

 以上