配列のポイント【プログラミングの午後問題・出る順3位・応用情報技術者試験】

 

■出る順3位の配列 

 

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]』によると、


配列(選択分野:プログラミング)のテーマは、著者独自の出る率
(同じ問題でなく、同じテーマ、同じ範囲が出題される率)が89%と非常に高く、プログラミングの分野では、一番出題率が高いそうです。

プログラミングの選択分野は、他の分野より正答率が高く、記述式が多いことから、
記述式は問題から根拠を見つけ出せる素直な問題が多く、
実は難易度が低い分野のようです。
記述式は、採点の都合上、回答が解釈で別れないように
シンプルな問題が多いとのことです。

 

■配列のポイント

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]

の出る順3位「配列」

 の内容を参考に、配列で覚えるべきポイントを以下に記載します。

 

 ① 要素数と要素とは?

 要素数:値を格納する部屋の数。
 要素:値を格納する部屋。格納された値を指すこともある。

 

② 2次元配列の意味

2次元配列「value〔3〕〔5〕」のうち、上下の縦方向に移動する添字はどれか。
また、左右の横方向に移動する添字はどれか。

 

上下の縦方向に移動する添え字は〔3〕であり、
左右の横方向に移動する添字は〔5〕である。
2次元配列は、上下(縦方向)左右(横方向)に展開される配列である。

 

③ if・elseif・else・endifのうち、複数個、記述可能なのは、どれか。

 

複数個記述可能なのは、elseifである。

ifは、省略不可能で最初に一度のみ記載される条件式、
真の場合、次の行を、偽の場合は、elseif・else・endifに続く。

endifは、ifの範囲が終了したことを示し最後に示される。

elseは、if,elseifの偽の場合、次の行を実行する。endifの前に記載される。

elseifは、if,elseifの偽の場合、条件式の真偽を見極めて、elseifの場合、
複数個、記述可能です。

真の場合、次行を実行し、偽の場合、次のelseif,else,endifへと進みます。

if P=A
result 1
elseif P=B
result 2
elseif P=C
result 3
else
result 4
endif

 

④ eleseif と elseの違いを説明せよ。

elseifは、複数回記述可能で、条件式を組み、真の場合、次の行を実行し、
偽の場合、次の行のelseif,else,endifへと進む。

elseは、一度のみで、条件式がなく、次の行が実行する。

 

⑤ while と for の用途の違いを説明せよ。

while:条件式が真の場合、次の処理を繰り返し実行する
for :予定された決まった回数を、次の処理を繰り返して実行する。

 

⑥ 比較演算子を否定すると、何になるのか。

 ≧ の否定は <で、
 > の否定は ≦となる。

 
⑦ 解答の技法として、「条件の変換手順」を説明せよ。

空所に対する問題文などの記述は、終了条件となっていることが多い。
しかし、whileにある空所などは継続条件と記述する必要がある。
終了条件を継続条件に変換が解答で必要な場合、
 (1) 問題文を終了条件にする。
 (2) 条件式の比較演算を否定する。
といった手順で、解答を求める。
なお、終了条件は、繰り返しを終了するための条件で、
継続条件は、繰り返しを継続するための条件である。

 

⑧  関数、引数、返却値とは?

・関数:定型的な同じ処理を、複数回、利用できるようにまとめたもの。
手続、副プログラムともいわれることもある。

・引数:関数へ渡す値で、パラメータともいう。

・返却値:関数から返される値で、引数を処理した結果で、戻り値ともいわれる。

 

⑨ 解答の技法として、変数の動きに注目するポイントは?

プログラムを縦方向に読み、前後の動きを把握して、

値を格納するだけで、処理せず変化ない変数が何か
値を格納せず、処理して変化がある変数が何か を把握する。

 

■参考書の紹介

午後問題を出る順に効果的な試験対策ができる良書かなと思っています。

基本情報技術者試験も、同じシリーズの参考書で勉強して、苦手な午後問題を克服して合格しました。

 

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]

  • 作者:橋本 祐史
  • 発売日: 2019/01/16
  • 「『応用情報の午後』は試験範囲が幅広く、どの分野・テーマを学習したらよいかわからない」と困っている方も多くいることと思います。応用情報の午後は、11問中5問に解答する形式ですが、多くの選択肢があるようで、受験生を惑わせることにもなります。

    そこで、本書では、徹底した分析と対策授業の経験などをもとに「出る順」で「出るところだけ」を厳選して掲載しました。本書で学ぶことにより、効率よく午後試験に合格する力が身に付けることができます。

     

  • 【本書の特徴】
    ・「出る順」に「出るところだけ」掲載。効率よく学習できる
    ・午後問題に合格するために「17のテーマ」に厳選して収録
    ・1つのテーマは、前提知識+解き方+過去問の順で丁寧に解説
    ・ベテランの現役講師による鋭い分析とわかりやすい説明で合格力養成

    【対象読者】
    応用情報技術者の午前試験の学習が一通り終わった人
    ・午後試験の学習の仕方が分からない人
    ・短期間で午後試験の対策をしたい人

 

■関連ブログ

chanmabo.hatenablog.com

 

 以上です。