■出る順8位のSQL2:外部結合や副問合せ
『情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]』によると、
選択分野:データベース
の中では、
外部結合や副問合せ(FROMやJOINの後にSELECT文があるSQL文)は
トレース能力(コンピューターのプログラムが実行されていく過程を追跡する能力)
や読解力が求められる分野で、こちらもコツ(問題の解き方)
を身に付ければ得点が容易な分野なようです。
■SQL2:外部結合や副問合せの記述のポイント
の出る順8位「SQL2」
の内容を参考に、覚えるべきポイントを以下に記載します。
① 左表と右表を両者の区分の列をキーとして左外部結合し、左表の全列と右表の全を表示するSQL文は?
左外部結合は、左表と右表が結合し、左表のすべての行を表示する。
左表と対応する値が、右表にない場合は、NULLを表示する。
SQL文には「LEFT OUTER JOIN」と記述する。
▼-ONで指定---------
SELECT 左表.*, 右表.*
FROM 左表 LEFT OUTER JOIN 右表
ON 左表.区分 = 右表.区分
-------------
▼-USINGで指定---------
SELECT 左表.*, 右表.*
FROM 左表 LEFT OUTER JOIN 右表
ON USING (区分)
-------------
② 「COALESCE(価格,0)」により、表示される値がどのように変化するのか。
COALESCEは、コアレスと読み、
値がNULLでない場合はその値を、NULLの場合はどのような
値がNULLの場合は別の値を表示する。
COALESCE(価格,0)は、価格がNULLの場合、つまり、存在しない場合は、0を表示し、
価格がある場合は、価格を表示する。
③ 副問合せやJOINがある場合の複雑な結合条件の問題の解き方のポイントは ?
結合したら両方の表の表名、表の別名、すべての列名を記入する。
空所で、E-R図をもとに結合する両方のエンティティ(表)で、共通する属性(列)を結合条件とする。
④ 自己結合とは何か。
同じ表同士を結合することで、
1つの表に2つの別名を付けて区別し、その両方の表を結合する。
社員IDを社員名と上司IDを管理する社員という表で、
-------
SELECT SELECT A*, B.氏名 AS 上司名
FROM 社員 AS A INNER JOIN 社員 AS B
ON A.上司ID = B.社員ID
-------
という自己結合のSQLで、
社員IDと社員名、上司IDと上司名の結果が表示される。
内部結合なので上司がいる社員だけ表示される。
⑤ 「ORDER BY」で降順で並び替えるで記述するキーワードは何か ?
「ASC」は小さい順、「DESC」は大きい順に並び替えする。
⑥ 「ORDER BY」で降順で並び替えで意味する日本語の表現は ?
高い、新しい、若い順
高い:価格が高い順 ⇒ ORDER BY 価格 DESC
新しい:商品が新しい順 ⇒ ORDER BY 製造年月日 DESC
若い:年齢が若い順 ⇒ ORDER BY 生年月日 DESC
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■関連ブログ
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