稼働率のポイント【システムアーキテクチャの午後問題・出る順11位・応用情報技術者試験】

 

■出る順11位の稼働率

 

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]』によると、

選択分野:システムアーキテクチャ
の中では、
稼働率の出題数が圧倒的に多いそうで、
読解力と計算力が求められる分野で、
計算式の暗記することを計算式の意味を理解して、個々のシステムの稼働率から全体の稼働率を計算できるようになることが必要なようです。

 

■出る順11位の稼働率のポイント

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]

の出る順11位「稼働率

 の内容を参考に、覚えるべきポイントを以下に記載します。

①  MTBFMTTRの意味、違いを説明せよ。

 ▼MTBFの意味
 Mean Teime Between Failuresと略で、故障と故障の間隔の平均時間の意味で、
平均故障間隔とも呼ばれる。
故障の間隔が長ければ、システム稼働時間が長くなるので、信頼性も高くなる。

MTBF=稼働時間の合計 ÷ 故障の回数で求まる。

|【稼働】|【故障】|【稼働】|【故障】|【稼働】|【故障】|
|90時間 |9時間 |105時間 | 15時間| 75時間| 6時間 |
上記のようなシステムの稼働と故障の時間だと、
MTBF=(90+105+75)÷3 =90時間
という計算式でMTBFは求まる。

 

 ▼MTTRの意味
 Mean Time To Repairの略で、修理するための平均時間の意味で、
平均修理時間ともよばえる。
平均修理時間が短いほど、システム稼働時間が長くなるので、信頼性も高くなる。

MTTR=故障時間の合計 ÷ 故障の回数で求まる。

|【稼働】|【故障】|【稼働】|【故障】|【稼働】|【故障】|
|90時間 |9時間 |105時間 | 15時間| 75時間| 6時間 |
上記のようなシステムの稼働と故障の時間だと、
MTBF=(9+15+6)÷3 =10時間
という計算式でMTTRは求まる。

 

 ▼MTBFMTTRの違い
 MTBFは稼働時間を示す時間で、MTTRは非稼働時間、稼働していない時間を示す時間である。そのため、MTBFは長いほど稼働時間が長いシステムといえ、MTTRは短いほど稼働時間が長いシステムといえる。


②  1台のシステムの稼働率を求めるための式をMTBFMTTRを使って表せ。


稼働率とはシステムが正常に稼働した時間の割合であり、100%(1)に近いほど、
稼働時間が長く信頼性が高いシステムとなる。

1台の稼働率MTBF / MTBFMTTRで求まる。
|【稼働】|【故障】|【稼働】|【故障】|【稼働】|【故障】|
|90時間 |9時間 |105時間 | 15時間| 75時間| 6時間 |
上記のようなシステムの稼働と故障の時間だと、

1台の稼働率=90/90 +10 = 0.9で、90%の稼働率となる。

 

③ レスポンスタイム、ターンアラウンドタイム、スループットの用語を説明せよ。

 

 ▼レスポンスタイム
 コンピューターの処理の依頼から、最初の応答が返されるまでの時間。
処理が開始するまでの時間といえる。数値が短いほど性能が高いシステムとなる。

 

 ▼ターンアラウンドタイム
コンピューターの処理の依頼から、すべての応答が完全に返されるまでの時間。
処理が完了するまでの時間といえる。
数値が短いほど性能が高いシステムとなる。

 

 ▼スループット
 時間当たりの処理可能な仕事量。この数値が高いほど性能が高いことを意味する。

 

④ 直列の稼働率で説明した直列構成の全体の稼働率を求める式は?

直列構成の全体の稼働率=1台のシステムの稼働率 × 1台のシステムの稼働率

で求める。なお、直列構成では、1台のシステムが故障すると全体も故障する。

 

⑤  並列構成の全体の故障率を求める式、手順は?

 (1) 1台の故障率 = 1 - 1台の故障率
 という式で1台の故障率を求める。

 (2) 全体の故障率 = 1台の故障率 × 1台の故障率
 という式で全体の故障率を求める

 (3) 全体の稼働率 = 1 - 全体の故障率
 という式で全体の稼働率を求める。

■参考書の紹介

午後問題を出る順に効果的な試験対策ができる良書かなと思っています。

基本情報技術者試験も、同じシリーズの参考書で勉強して、苦手な午後問題を克服して合格しました。

 

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]

  • 作者:橋本 祐史
  • 発売日: 2019/01/16
  • 「『応用情報の午後』は試験範囲が幅広く、どの分野・テーマを学習したらよいかわからない」と困っている方も多くいることと思います。応用情報の午後は、11問中5問に解答する形式ですが、多くの選択肢があるようで、受験生を惑わせることにもなります。

    そこで、本書では、徹底した分析と対策授業の経験などをもとに「出る順」で「出るところだけ」を厳選して掲載しました。本書で学ぶことにより、効率よく午後試験に合格する力が身に付けることができます。

     

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  • 【本書の特徴】
    ・「出る順」に「出るところだけ」掲載。効率よく学習できる
    ・午後問題に合格するために「17のテーマ」に厳選して収録
    ・1つのテーマは、前提知識+解き方+過去問の順で丁寧に解説
    ・ベテランの現役講師による鋭い分析とわかりやすい説明で合格力養成

    【対象読者】
    応用情報技術者の午前試験の学習が一通り終わった人
    ・午後試験の学習の仕方が分からない人
    ・短期間で午後試験の対策をしたい人

 

■ソフトウェア開発の名著の紹介

 

上記の本については、以下のブログでも紹介していますのでご参考になれば幸いです。

 

■関連ブログ

chanmabo.hatenablog.com

 

 以上です。