■はじめに
創業者で社長の崔元根氏の星座、年齢からダブル・スコープ<6619>の2022年を考えてみたブログ記事です。キーエンス<6861>創業者で現在は取締役名誉会長の滝崎 武光氏との共通点も紹介しています。
■崔元根氏の星座は双子座
●双子座の2022年
崔元根(チェ ウォングン)氏の生年月日は、1963年5月30日で、星座は双子座(ふたご座)で今年で59歳となります。
星座から、W-SCOPEの2022年を考えてみました
星座占いで、双子座の2022年の運勢を調べました。
双子座の空模様-石井ゆかりの星占い「2022年の年報」|Culture|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)
双子座の2022年は、「勝負と挑戦」の年です。
1月から3月頭までは、経済的にうれしい動きが多い。
「人から受け取るもの」「ギフト」に恵まれる。
パートナーや関係者の経済状態が上向きに。
お金に関する悩みが、外部から解決していく。
10月末から12月中旬は、年明けから5月までに取り組んだことの「続き」の作業が発生する。
「第2弾」「第3弾」目のチャンス。活躍の場に恵まれる。脚光を浴びる。
ともに活動するパートナーに恵まれる気配も。いい「相方」を得て、活動の幅が拡がる。
人と一緒に活動する場面が増える。パートナーとの連携。
12月下旬以降、希望にあふれる活躍の時間が続いていく。
チャレンジ精神、フロンティアスピリットを燃やして、2023年3月までを駆け抜けていく。
とのことで、
〇継続企業の疑義注記の解消
〇W-SCOPEの韓国子会社W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCP)も、韓国市場で上場予定(2022年1月から6月)
〇業績の黒字化、利益の拡大
〇大手電池メーカーや自動車メーカーとの提携
などが予見されている内容です。
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【2022年9月9日追記】
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【2022年9月9日追記は以上】
星座占いって、当たるのかと思ったら、
自分の星座のやぎ座の2002年をみると、
山羊座の2022年は「すぐには儲からないことをする時間」となりそうです。
1月から3月頭は、てんてこ舞いの忙しさになりそう。
星々が山羊座に集まり、「これでもか!」と、新しいことをスタートさせるモードに。エネルギッシュに動ける。とはいえ、1月半ばから2月頭は、少しペースダウンする。
先を急がず、振り返りつつ、時には回り道しながら進むと、取りこぼしがなさそう。
3月から4月半ばは経済活動が一気に活性化する。
欲しいものが手に入る。2021年に育てた果樹から収穫するような作業も。
10月末から12月中旬は、年明けから5月頃に取り組んだことの「続き」のプロセスに。
コミュニケーションが盛り上がり、知的活動に勢いが出る。
何らかの「仕上げ」をする段階。
とのことで、なんか、やぎ座でも、
〇継続企業の疑義注記の解消
〇W-SCOPEの韓国子会社W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCP)も、韓国市場で上場予定(2022年1月から6月)
〇業績の黒字化、利益の拡大
〇大手電池メーカーや自動車メーカーとの提携
などが予見されている内容です。
結局、星座占いに限らず、すべての占いもも、『当あたるも八卦はっけ当あたらぬも八卦はっけ』です。
占いは当たる場合もあれば、当たらない場合もあるということで、あまりあてにしないほうがよさそうです。
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●双子座の社長の倒産は少ない
星座に調べると面白い記事を発見しました。
東京商工リサーチという会社が、倒産企業の社長の誕生日から星座を割り出し、人数や件数などを調査した記事です。
11万人の倒産社長データからみる 「星座分析」調査 : 東京商工リサーチ
倒産した11万6,505件のうち、社長の星座で最も多かったのは「みずがめ座」で1万1,220人(構成比9.6%)だった。
一方、最少は「ふたご座」で8,576人(同7.3%)だった。次いで、「おうし座」が8,900人(同7.6%)で、この2星座は8,000人台にとどまった。
どうしてふたご座の社長の倒産が少ないかはわかりません。
双子座は、知的好奇心が強いゆえに、世の中の情報や思考に触れる機会が最も多い星座といわれています。
そんなことから危険察知能力が高いのかもしれず、倒産といった最悪の状況に至る前に、状況を改善する能力が高いのもかもしれません。
なお、水瓶座は自立心が非常に強く、「自分のことは自分でやる」がモットーです。
自立心が強いとこうとは唯我独尊になりやすく、他人の支援を嫌うことが、倒産に結びやすいのかなと想像しました。
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●双子座の経営者
双子座の著名な経営者としては、キーエンス創業者で現在は取締役名誉会長の 滝崎 武光(たきざき たけみつ、1945年6月10日生まれ )がいます。
兵庫県芦屋市出身。保有資産額は2021年9月14日で、382億ドル(約4兆2000億円)で、2021年12月時点で日本では一番の資産家ですが、メディア露出を好まないため一般的な知名度は高くありません。。兵庫県立尼崎工業高校を卒業後、外資系のプラント制御機器メーカーに勤めた後、1度目の起業にチャレンジしたが倒産の憂き目に遭う。2度目の起業も、1回目と同様に失敗。3度目に設立した現キーエンスを1987年に上場させて、現在キーエンスは時価総額(2022年1月14日時点)で日本で3位、トヨタ自動車、ソニーグループに次ぐ3位です。平均年収、生涯年収も日本のトップクラスであり、その点で話題になることも多い会社です。
2度も起業、失敗があって、3度目のキーエンスで成功したとうことで、
倒産が少ない双子座の経営者が、倒産を経験すると、強い経営者になるのかもしれません。
こじつけですが、崔元根社長も、サムソン電子退社後の創業したリード社も、株主や他の経営陣との対立から、解任されています。
倒産ではありませんが、そんな失敗経験が、ダブルスコープの経営でもきっと生きているのでしょう。
創業者滝崎氏の経営方針の影響かと思いますが、キーエンスは、秘密主義、秘密主義というより、無駄なことはしないということを徹底した会社だと思いますが、あまり、メディア、マスコミなどのへ露出が多く、一般的な知名度は高くありません。
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●大事なことは長期投資
キーエンスのことが気になって上場来の株価の推移を調べてみました。
キーエンスは1987年に上場しています。
株価の推移をみると、
1987年初値 417円(上場後初値)
1989年終値 1,203円(上場後初値から3.1倍)
1999年終値 6,441円(上場後初値から15.4倍)
2009年終値 4,363円(上場後初値から10.3倍、1999年終値から0.67倍)
2019年終値 38,490円(上場後初値から92.3倍、1999年終値から8.87倍)
2021年終値 72,280円(上場後初値から173.3倍、1999年終値から11.22倍)
といったよう20年、30年といった長期投資では素晴らしい成果になりますが、
2009年終値が1999年終値の0.67倍(-33%)と10年といった単位でも大きくマイナスになることもあります。
▼上場から年足の長期チャート
上場から年足の長期チャートですが、2000年代は、2001年に2,446円、2008年と2,824円の安値をつけ、2000円台の株価まで下げることもありました。
2000年には7,543円の高値、2006年には6642円とをつけていますから、数年といった単位では株価は3分の1,半分になることもあったようです。
損切り、益出しの誘惑が常にある中、優良の成長株を保有するのは、非常に難しいことだといえますが、
キーエンスを株価を見ると、成長株には長期投資、簡単にいうと買った株を手放さい忍耐力が大事だと感じました。
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■崔社長の年齢から考える2022年
●59歳となる崔社長
崔元根(チェ ウォングン)氏の生年月日は、1963年5月30日で、今年で59歳となります。
日本の経営者でいうと
熊谷 正寿氏(くまがい まさとし、GMOインターネットグループの創業者で、GMOインターネット代表取締役会長兼社長・グループ代表)
の生年月日は1963年7月17日 と、崔氏と年齢が近いです。
韓国の定年年齢は、日本と同じ60歳ですから、経営者に定年は関係ないと思いますが、今年で59歳となる崔社長も、そろそろ引退、次の経営者へのの引継ぎを考える頃でしょう。
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●リスクをとるか、安定か
2代目の経営者となると、どうしても創業者と比較されます。
成功した創業者と比較されますが、比較されたときに、創業者に劣っていないことを証明するのは業績しかなく、短期的な業績を重視する傾向、いい意味だと堅実な経営をする傾向があると
聞いたことがあります。
創業者が、「自分がつくった会社だから」と大きなリスクをとれるのに対して、2代目の経営者は、創業者がつくった会社を守っていくという使命があり、大きなリスクはとりずらいといえます。
2017年12月期から2021年12月期まで、4期連続で当期純利益が赤字で、今期2022年12月期も赤字の可能性が濃厚ですが、そうなると5期連続の赤字です。
「自分がつくった会社だから、自分が会社をつぶしても」という気持ちはないと思いますが、大きなリスクをとって、成長への投資をすすめるというのは、創業者だからできることだと考えています。
自分が引退した後の経営も考える頃だと思います。
若い時に重病を患い、死を意識したこともあるようで、過去の発言※から、100年以上続く企業を目指しているようで、そういった次世代への経営の引き継ぐ意識は強いだと思います。
大きなリスクが取れるのは創業者の自分が経営しているときだ。セパレーターに代わる新規事業投資など大きなリスクをとって、成長させてたい。
60歳までに、経営を安定させて、W-SCOPEの現在のセパレータ事業の収益、競争力を盤石にして、次の世代に経営を譲りたい。
といった気持ちになっても不思議でないと思います。
大きなリスクをとる。
経営を安定させて、盤石にしたい。
というのは矛盾する内容ですが、どちらの比重を置くか、注目される年となりそうです。
●大事なのは長期的な視点
大きなリスクをとる。
W-SCOPEの現在のセパレータ事業の収益、競争力を盤石になる。
いずれも楽しみで、2022年も長期的な視点、5年後ぐらいの株価を楽しみにでW-SCOPEを応援したいと思います。
大きなリスクをとって、セパレータの変わる次の新規事業への投資などで赤字が続くようだと、株価は心配ですが、10年後ぐらいにはその投資は報われているといいですね。
10年後は、おそらく崔元根現社長は、経営の一線から引退しているでしょうし、2代目、3代目の経営者は、大きなリスクを取らない堅実な経営をするでしょうから、
そのときは、配当も安定し、増配も続くような、株価も安定して上昇するような会社になっているのではと思っています。
仮に10年後は、株価は上昇していないとかもしれませんが、その先の10年後、崔社長が目指すような今から20年後は人類の歴史、未来に貢献する素晴らしい会社になっていることを期待しています。
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過去の発言で、崔社長は夢として
「幸せな会社をつくること、100年、1000年続く会社をつくること夢、VISIONであるが、個人的には、私が亡くなったときに、
私の一緒に仕事した人が、私に協力してくれた人が、
自分が亡くなった後、自分を面白い人だった、気持ちよく仕事できた人に語られることがが目標である。」
と語っています。そんな夢が2022年でなくてもいつか、実現できるようになってほしいと願っています。
そんなわけで、100年、1000年単位で成長を目指そうしている会社なら、2022年がどんな年になるか、考えるのはあまり意味がないように思いました。
個人投資家としては、本当の成長株に余裕資金を投資して、売上、利益、企業力の高い成長が続いているか、危険な兆候がないかといった視点だけチェックして、危険な兆候を拡大しちいくかをチェックしていくのがいいのかもしれません。
危険信号は、2021年3月期の有価証券報告書に、【事業等のリスク】に記載されています。
事業等のリスクとして、
- ①リチウムイオン電池セパレーターの収益の依存
- ②競合他社
- ③技術確認とライフサイクルの短期化
- ④製品の品質にかかるリスク
- ⑤知的財産権
- ⑥原材料及び燃料の価格変動に関するリスク
- ⑦特定の仕入先に依存するリスク
- ⑬人材の確保と定着に関するリスク
- ⑭新規事業に関する投資リスク⑮特定の人物への依存
- ⑯法的規制等に関するりすく
- ⑰特徴的な組織構成について
- ⑱自然災害、操業上の事故に関するリスク
- ⑲ストックオプション
- ⑳継続企業の前提に関する重要事象等が紹介されています。
有価証券報告書のサンプル(ひな形、テンプレート)にあるリスクをすべて採用しているような印象です。
私は、そういったリスクは、回避、軽減、受容できるような状況だと思っているので投資を続けたいと思っています。
バフェットが投資で成功したのは、株式を保有する理由があれば、その理由がある篝、市場の上げ下げの中で耐え忍び保有を続けたことだといわれてています。
そんな長期保有の精神も、正しい投資判断するためのバフェットの言うマネーマインドに含まれるのでしょう。
W-SCOPEの2022年がどんな年になるかより、自分のW-SCOPE への投資の2022年がどんな年にしたいかをを考えたほうがよさそうです。
▼崔社長の過去の発言※について紹介したブログ
『死の病を乗り越えた人生や夢』について、W-SCOPE 崔社長が語る- 崔社長と松下幸之助・稲盛和夫・孫正義・スティーブ・ジョブズとの共通点 - 令和の未来カエルのブログ
■本の紹介
成長株への長期投資を知るために参考となる本をいくつか紹介します。
上記では楽天のリンクで本を紹介してますが、アマゾンのリンクで紹介しておきます。