W-SCOPE-上場後のWCP時価総額から

■はじめに

ダブルスコープの韓国子会社WCP上場後の株価、時価総額から、ダブルスコープの株価を考えてみた記事です。ダブルスコープの暴落の原因、注目点など私の考えも紹介しています。

『こんな考え方もあるよ』という私の考え方を紹介するだけです。投資はご自分の判断で、自己責任でお願いします(こんなこと、いちいち、書きたくないが)。

 

▼目次

 

■前回のブログより

1,900円位がWCPの時価総額などから考えられる底値、下値の目途といえそうです。

と伝えましたが、前回のブログ投稿時(1回目ストップ安9月16日終値)2,479円から、その後2回ストップ安を経て、直近9月30日の終値は1,322円です。先週の最安値は9月30日安値1,171円でした。

 

ここまでの下げは私も想定外でした。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言もあります。

私はどちらかというと愚者なので、今回の経験から、いくつか学びたいと思います。

 

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お店で試着などしてアマゾンで買うのも、おすすめです。

 

■公募価格を大きく下がるWCPの上場後の株価

 

私が想定外だったのは、6万ウォンの公募価格決定後に、さらにWCPの公募の不人気、上場後の株価の不安が伝えられたことです。

お恥ずかしい話ですが、希望価格の下限より25%も下げた公募価格で、WCPの上場に関しては、悪材料出尽くしと考えていました。

 

https://n.news.naver.com/article/011/0004101410?sid=101

2022年9月21日付の韓国メディアのニュースで、WCP株の一般公募で7.25倍程度の当選確率(競争倍率)で、1桁台の倍率は、公募価格の希望範囲の下限8万ウォンの25%の安い6万ウォンの公募価格は、非常に人気がないことを報じられています。

 

https://paxnetnews.com/articles/92282

2022年9月22日付の韓国メディアのニュースです。

WCPと同時期に上場するアルピバイオ (アルフィビオ)は、公募株式の当選確率(競争倍率)は、1518倍に対して、WCPの倍率は7.25倍と、21日付の記事と同様に、非常に人気がないことが報じられいます。

 

https://biz.chosun.com/stock/market_trend/2022/09/30/E43H7JXV6NHMJM4FRU4GF3RKBI/

2022年9月30日付の韓国メディアのニュースです。

9月29日に上場したアルピバイオ (アルフィビオ)の公募価格13,000ウォンから、29日の取引後、公募価格比+48%以上上昇し、19,300ウォンの初値をつけ、初値から5.18%下落した18,300円の終値だったことが報道されています。

ニュースで赤ジャケットを着たアルピバイオの社長の写真があります。

 

同じ赤ジャケットを9月30日にダブルスコープ崔元根社長を着たのでしょうか。

もしかしたら、サイズが複数あり、違うものかもしれませんし、

また、上場時にプレゼントされるものかもしれませんので、はっきりしたことはわかりません。

 

 

 

http://www.rpskorea.com/html/en/main.php?

アルピバイオのサイトです。

なお、アルピバイオはバイオベンチャーと報道されますが、その沿革を見ると、

1982:Joint venture contract with U.S. RP Scherer and Daewoong Pharmaceutical Co., Ltd.

とあり、1982年から開始した米国RPシェーラーおよび大宇製薬株式会社との合弁事業から始まった会社で、日本のバイオベンチャーのイメージと違い歴史も実績もある会社のようです。

RP Schererは、1998年にCardinal Health 、Inc。に買収され、その後Catalent Pharma Solutionsとして、米国ニューヨーク市場に上場しているようです。大宇製薬は名前からして、大宇財閥※の一企業だったと推察できます。

 

▼大宇財閥について Wikipediaより抜粋

大宇財閥(テウざいばつ)は、1999年に破綻した韓国の企業グループである。大宇グループとも呼ばれていた。破綻前は、韓国の10大財閥の1つで、現代に次ぎ韓国で2位の企業グループだった。アジア通貨危機で苦境に陥り、1999年夏、ゼネラルモーターズGM)による中核企業の大宇自動車への出資交渉が決裂したことから経営難が明らかになった。この結果、政府によるグループ解体が行われた。

 

https://biz.chosun.com/stock/market_trend/2022/09/30/PICQZ3CNZREJPDFKRPBYXDYL2E/

は、WCPの上場直後のニュース(2022年9月30日 9時9分配信)です。

30日午前9時8分現在、WCPの株式は上場後初値から12.96%下落の40,700ウォンで取引されています。上場後初値は公募価格(6万ウォン)より8%低い50,400ウォンと決定したと報じれています。

 

https://economist.co.kr/2022/09/30/stock/stockNormal/20220930100325285.html

も、WCPの上場直後のニュース(2022年0月30日 10時3分配信)です。

WCP社長(ダブルスコープ社長も兼務)の崔元根氏の赤ジャケットの写真もあります。

一生の一度の晴れの場にきる赤ジャケットで、この赤ジャケットの写真がニュースで韓国中に報じられます。ジャケットはサイズが重要ですから、もしかしたら、その都度、採寸して、サイズに合ったものが用意される可能性もあると私は考えています。

 

 

9月30日のWCPの株価は

公募価格 60,000ウォンから大きく下げ、

始値 54,000ウォン(公募価格比-6,000ウォン -10%)、終値41,700ウォン(公募価格比 -18,300ウォン)でした。

 

▼WCPの上場日の株価

393890:KOSDAQ 株価 - W-Scope Chungju Plant Co Ltd - Bloomberg Markets

より抜粋

WCP上場日終値-W-Scope Chungju Plant Co Ltd393890:KS KOSDAQ 

 

 

 

■WCPの上場後の株価から考えるダブルスコープの下値、底値

前回のブログと同様に、WCPの上場後の株価、時価総額から、

ダブルスコープの株価の下値、底値を考えてみました。

 

【1】ダブルスコープのWCP持分

WCPの上場後の時価総額

発行済株式数 34009698 × 上場日終値 41700

=約1兆4182億ウォン ⇒約1418億円

です。

これに、ダブルスコープの持分35.57%を掛け算すると504億円です。

 

【2】ダブルスコープのWSK持分

WSKは売上、生産設備など資産的にWCPの3分の2規模程度の会社です。

WCPの半分程度の時価総額企業価値)はあると勝手に仮定します。
WSKはダブスコの100%子会社です。

1418億円 × 50% = 709億円です。

 

【3】WCP売却によるキャッシュ10億円 

 

【1】504億円+【2】709億円 +【3】10億円=1,223億円です。

1,223億円 × 60%※ =733億円、株価でいう1331円です。

直近2022年9月30日の時価総額1,322億円、終値1,322円とほぼ同じ水準です。

 

※割引(ディスカウント)の60%は、底値の試算として、
『子会社の価値と現預金(キャッシュ)の合計の6割程度は親会社は評価されてもいいよね。』という数字です。

 

WSKの企業価値、60%の割引率など、算出方法不満のある方は、無視してください。

今が底値、下値だから買いという話ではないです。

こういう考え方もあるよという言った程度での紹介です。

こんなことをわざわざ、書かなくてもわかってくれる方がほとんどだと思います。

ただ、わからない人もいるかもいるかも知れないので、念のための注意です。

 

■プットコールオプションについて

https://cm.asiae.co.kr/article/2022093017412920891

2022年10月02日の記事で、

「公募を割り当てられた個人投資家は、損失を減らすためにプットバックオプションを行使することができます。プットバックオプションは、株価が上場から6ヶ月以内に下落した場合、公開価格の90%で株式を再販する権利です。」

ということを知りました。つまり、公募価格6万ウォンで買った個人投資家はその90%の価格5万4千ウォンで、公募株を販売した証券会社に販売でき、損失が1割に限定されるようです。

の記事によると、

上場を主管する機関、つまり幹事の証券会社に買い取り義務があるようです。

幹事の証券会社も含めて、WCPの株価対策も今後に期待したいです。

株価は企業の実態の鏡ともいえるので、ダブルスコープ、WCPともに3Qの決算が期待以上の数値を示すことが、何よりの株価対策かも知れません。

 

■ダブルスコープの暴落の原因

9月の3連ストップ安のダブルスコープの大暴落の原因ですが、

私はわかりやすく、簡潔にいうと↓のような話だと思います。

 

 

現物信用の2階建ての証拠金不足による投げ売りも多かったようです。

私も一歩間違えればそうなっていたでしょう。

私も、今年の2022年3月から5月(株価が1000円前後)に、今後急上昇する気がしたので、あわてて現物信用2階建て買い増しました。

このタイミングが後、3カ月遅れていれば、私も証拠金不足で、投げ売りしていたでしょう。

『運がよかっただけ』と思って、他山の石としたいです。

 

『WCPの公募不調』以外は、ダブルスコープの企業価値、競争力に影響はないので、私は気にしていません。WCPの公募不調・上場後の株価も不振なのは気になります。

 

・米国発の世界的な金利高・金融引き締めで、WCPのバリュエーションが下がっていること。

・特にWCPは2022年から2024年の業績、つまり将来ので業績で、公募価格を算定しており、金利が上昇すると、企業の将来のキャッシュフローの現在価値が下落、成長株の評価低下といった影響をうけていること。

・比較会社であるSKIETの株価が下落し続けたこと

といった要因が韓国メディアで報道されています(↓のブログ記事参照)。

 

特に気になるのがSKIETの株価の不調です。

2021年7月にSKIETに比べてダブルスコープが割安だという記事(↓のブログ記事参照)を投稿していましたが、SKIETの株価がWCPの株価にマイナスに働くことは全く想定していませんでした。

 

SKIETの株価の不調が、セパレーターの市場環境、競争条件の先行指標的な意味であれば、ダブルスコープ、WCPに共通する話です。できれば調べて、別のブログ記事にしたいと思っています。

 

■詐欺に注意

ダブルスコープの株取引で大きく損失を受けた人を狙った詐欺も発生しるようです。皆様、ご注意ください。

 

 

詐欺だけでなく、高い情報商材を売りつけるような人にも要注意です。

坂本慎太郎氏がインチキ野郎の情報商材屋であること』に関して、私は全く証拠を持ち合わせていません。

ただ、ラジオ日経マネー雑誌などによく登場する比較的知名度が高い彼でも、↓のような投稿※があるので、有名人だからと安心と安易に考えてはいけない戒めとして紹介しておきます。

 

 

※↑の投稿は、私へのコメントの引用リツイートとしてあって、たまたま気づいたので、紹介するだけです

ラジオ日経マネー雑誌などによく登場する比較的知名度が高い株式評論家の一人として紹介するだけで、坂本慎太郎氏に悪意はありません。

坂本慎太郎氏は、以下のブログで紹介しているように、比較的、堅実、的確な予測をする方という印象もあるぐらいです。

 

なお、『はじめまして、私は詐欺師です。特技は良い人のふりです。』という詐欺師はいないと思います。

情報商材も、『リスクはあります。儲かるかわかりません。あなた次第です』というものなら、多少検討してもいいかも知れません。

 

『必ず儲かる』情報商材はは論外ですが、『リスクを徹底的に排除しているから』『努力もせずに簡単に儲かる』『今回が最初で最後、今だけがチャンス』みたいな情報商材(もしくはその手の話)は最初から無視した方がいいです。

 

私がよくブログの中で推薦する書籍も情報商材といえるかもしれません。

だから、情報商材をすべて否定できませんが、すくなくとも1万円を超えるような情報商材は相当、警戒した方がいいし、10万円を超えるような情報商材は無視した方が、良さそうです。

 

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読んで頂き、ありがとうございました。

誤字脱字、乱文雑文、すいません。

素人が趣味で書いているブログです。その点を留意して、情報の正確性などご容赦ください。

 

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