「「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問」 を読んで

「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (作者:細谷 功)

を読みました。要点、所感、関連する話題など紹介したいと思います。

 

 

 

■本を買ったきっかけ①:アマゾンポイント還元

のキャンペーンでこの本は知りました。
キャンペーン中だと、Kindle版:850円で、425円分(50%分)のポイントもつき、実質425円で購入できます。
 
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■本を買ったきっかけ②:アナロジー思考

アナロジー思考 構造と関係性を見抜く 著者:細谷 功』を読んで抽象化の大切さを感じたからです。

抽象的な意味を、具体的な意味することは大事ですが、その逆の大切さは今まで考えることがなかったので、新鮮でした。

 

■関連ブログ(書評について)

読んだ本は以下のような形にブログにて、読書録的、書評的な内容を紹介しています。

▼前回の書評のブログ  

 

 

他のブログも読んでいただけると嬉しいです。ブログのタイトルに下にあるカテゴリーで『読書録』に選択すると確認できます。

 

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■知的能力の「縦軸」と「横軸」

▼知的能力と知の発展モデル

「「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問」より引用

 

 

ここで「横軸」が知識や情報の量的な拡大で、幅が広くなればなるほど知識や情報の量が増加していることを意味しています。 対する「縦軸」が本書のメインテーマである具体と抽象の軸で、下から上に抽象度が上がっていきます。知の発展のもう一つの側面は、私たちの知の抽象度が上がっていくということです。 横の蓄積についてはわかりやすいと思いますが、その横方向の拡大とセットになっているのが、「抽象具体」の上下運動なのです。

「はじめに」の章で、上記の通り、縦軸を抽象、横軸を具体にして、その両方を大切さを説明しています。

世の中は複雑なので、縦(縦軸):抽象、具体(横軸)にも正解はありません。

ただ、縦(縦軸):抽象、具体(横軸)というキーワードで物事を考えて、自分なりの解(自分にとってストレスを感じず、メリットがあると思える考え)を導き出す動作が必要と思います。

 

■抽象病と具体病


第1章なぜ具体と抽象が重要なのか?
という章では、
抽象的なすぎる抽象病の症状と、具体的すぎる具体病の症状をあげています。

▼抽象病の症状

・いかにも賢そうに見える(でも実は世の中を1ミリも動かすことがない)「べき論」を語るのが大好きである


・他人の行動、とりわけ失敗に対して一般的な理想論で批判したり「アドバイス」したりするだけで、実施につながる代替案を提示したり実際にアクションしたりすることはない


・「ベストを尽くします」「徹底的強化を目指します」「適材適所でしっかりと対応します」など、目標や施策が全て抽象的な表現で、一切行動につながらない

 

 

▼具体病の症状

・全て「具体的事例」がないと理解も実行もできない(新しい技術の導入や新規事業への投資などの場面において)

・言われたことをそのまま実行することしかできず、一切の応用が利かない

・一度ルールや線引きが行われると、それを絶対的なものと信じて疑わず、環境の変化に適応できない

 

抽象病も具体病も批判的な思考の一つで、極端な批判的な思考もよくないが、改善点を考えるためには適度な批判的な思考は必要でしょう。
批判的過ぎることは、建設的でないという意味でよくないですが、無駄な物事をなくすという意味で必要なときもあります。
ただ、批判だけでなく、物事の背景、応用を察して、分析して、理解することも大事です。
具体化、抽象化を思考の過程で実施して、不要な抽象的な物事、不要な具体的な物事をそぎ落として、どの程度抽象化、具体化した物事が最適か考える努力が大事ではと思いました。

 

Apple社の創業者SteveJobsの名言で、
“Simple can be harder than complex:You have to work hard to get your thinking clean to make it simple.But it’s worth it in theend because once you get there,you can move mountains.”
シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。
というものがあります。

 

最適に抽象化、具体化された表現は、SteveJobsの『シンプルであること』にも通じる思いました。

ここで「懸命に努力して思考を明瞭にする」とは具体的な問題、抽象的な問題を批判的な思考をもって、問題を見つけ、無駄な部分、それほど大事でない部分、本当に大事な部分を、
最適な具体的に、抽象的なレベルに設定することが、物事をシンプル(単純、明快、最小限)にするという意味かも知れないと考えました。

■改めて本の紹介 

「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (作者:細谷 功)

「具体と抽象(の往復)」。その思考回路を持つと、あなたの知的能力は劇的に進化する! 「具体⇔抽象」とは、抽象化と具体化という形で具体と抽象を行き来する思考法のこと。斬新な発想をできるようになるだけでなく、無用な軋轢やコミュニケーションギャップの解消にも役立ちます。そこで本書では、「抽象化と具体化の基本動作」から「仕事・日常生活における実践・応用の仕方」まで解説するとともに、トレーニング問題も多数用意しました。

●問題:「目覚まし時計」「懐中電灯」「旅行代理店」「カメラ」「お金」の共通点は? 

●問題:「自動車の座席」と「年末に配られるカレンダー」の共通点は? 

●問題:「理系」と「文系」の違いは何でしょうか? 

●問題:「成功」の反意語は何でしょうか? 

●問題:「現象と理論」「一般論と例外」「チャーハンと中華料理」「物々交換と貨幣取引」……どちらが具体で、どちらが抽象でしょうか? こうした問題を解くうちに「具体⇔抽象」の思考回路が身につき、「自分の頭で考える力」が飛躍的にアップする一冊!

 

 

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「具体⇔抽象」とは、抽象化と具体化という形で具体と抽象を行き来する思考法のこと。斬新な発想ができるようになるだけでなく、無用な軋轢やコミュニケーションギャップの解消にも役立つ。そこで本書では、「抽象化と具体化の基本動作」から「仕事・日常生活における実践・応用の仕方」まで解説するとともに、トレーニング問題も多数用意。問題を解くうちに「具体⇔抽象」の思考回路が身につき、「自分の頭で考える力」が飛躍的にアップする一冊! --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者について
細谷 功(ほそや・いさお)

ビジネスコンサルタント、著述家。
1964 年、神奈川県生まれ。
東芝で技術者として勤務の後、アーンスト& ヤング、キャップジェミニ等での欧米系コンサルティング経験を経て、2012 年より㈱クニエ コンサルティングフェロー。
問題発見・解決や具体⇄抽象等の思考力に関する講演や研修を国内外の大学や企業などに対して実施している。
著書に『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』『問題解決のジレンマ』(いずれも東洋経済新報社)、『「Why型思考」が仕事を変える』『メタ思考トレーニング』(ともにPHP ビジネス新書)、『なぜ、あの人と話がかみ合わないのか』(PHP文庫)、『具体と抽象』(dZERO)などがある。

 

 

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読んで頂き、ありがとうございました。

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