■はじめに
2024年3月14日に実施されたダブルスコープ 2024年1月期通期（2023年1月～2024年1月）決算説明会を、いわゆる文字起こしという形で、文章にして紹介します。
動画の内容も文章で読むと、新たな気づきもあると思います。前半部分と後半部分で分けて、今回は前半部分の実績報告に関する部分です。後半部分は、業績見通しの説明部分です。
■冒頭部分
それでは ただいまより、ダブルスコープ株式会社 2024年1月期決算説明会を開始いたします。
資料を共有画面でご覧いただいてると思います。
まず目次にいきまして、24年の実績報告をご説明させていただき、25年1月期業績見通しのご説明、それからイオン交換膜のご説明に続きまして 会社概要、事業概要等のご説明をさせていただきます 。
■実績サマリー
昨年期より、私ども 1月 決算に移行しておりますので,この今年の1月で終わった期が2024年1月期となります。今年、24年2月から始まり 25年1月までの期を25年1月期と表現しております。
24年1月期の通期決算説明、サマリーになりますが、売上高は480億円でございまして、セパレーターの売上に関しては、概ね順調に推移はしておったのですが、下期の売上が計画比、やや低調となりました。
特に車載用途は上期には順調に販売を伸ばしておりましたが、第4四半期ですね、最後の3ヶ月にやや減少傾向となっております。
民生用途に関しては、特に電動工具需要の市場在庫が解消をしないままとなりましたので引き続き、需要の回復待ちの状況が続いております。
一方で、この期に関してはですね、販売価格が期初から期末にかけてASPが約9%弱、下落をしております。
そういったところがやや売上高が計画比未達の状況となっております。
一方でイオン交換膜事業、昨年期から販売が開始しておりますが、24億5000万の売上を計上しております。計画に比べて 概ね3分の1の売上金額が期ズレとなり、今年の期の計上となります。
営業利益に関しては、えー、まあ、売上原価の上昇に伴ってですね、営業利益を圧迫しております。
特に減価償却と人件費が、増加が大きかったわけですけれども、ウォン高の影響を円ウォンのレートで申しますと、この通期で約6%ほど 円安になっておりますので、円で連結決算した際、こういったウォン 高の影響も出ておる状況です。
人件費に関しては、WCPの 7号、8号、新しいラインの生産要員ということで、200名の増員をしております。
これが 第4四半期の収益にも影響を及ぼした要因となっております。
後は、成膜ラインに関しては、生産性改善を目指して、ライン改造を実施しておりました。
すでにご案内の通りですけれども、 新しい改造した生産ライン、生産性を従来から2倍にまで高めたところの生産ラインからのですね、製品のサンプルを一部のお客様にはすでに出荷をしておりまして、承認用のサンプルをご評価を今いただいてるところですけれども。
こういったところの ライン の改造であったり 、サンプルの試作と言ったところの取り組み、売上につながらないところの費用ということで、こういった費用が少し増えたこともあり、水道光熱費 5億円強の増加となった期でございます 。
■実績（連結）
次のページに参りまして、四半期毎の推移をお示ししております。
こちらからも、まあ、売上高、特に第4四半期のところが少し第3四半期までに比べると 不足しておる、 営業利益率も少し低下しておるという、通年の動向になっております。
減価償却に関しましては、設備投資を続けている中で22年の12月から23年の12月のところで5億円ほどですね、増えている状況となっております。
人員に関しては、先ほど、申し上げた通り、第1四半期から第3四半期まで概ね1300名 強のところで推移したわけです 、第4四半期に200名ほど増えたという状況でございます。
■アプリケーション別販売推移
次のページに参りまして、アプリケーション 別の販売推移をお示ししておりますけれども。
昨年1Qのところから 民生需要の低下ということ のご説明をしておりましたけれども、第4四半期でもこの傾向は少し強く出た。
一方で、自動車用途に関しては安定した推移をしてきておりましたが、第3四半期、少し伸びたのに対して、第4四半期 少し減少が出ている状況ですけれども。
月次で追った時に若干 月末の出荷の期ずれ等も含まれておりますので、受注そのものが大きく減少しているという状況ではございません。
■営業利益増減要因
次のページに参りまして、営業利益の増減要因のご説明になりますけれども、私どもお客様の需要に合わせての販売、生産能力の増強を続けておりますところから、販売数量の増加というのは大きくございました。
一方で、先ほど、ご説明させていただきました通り、 販売価格の下落はこの期は過去よりも少し大きな数字となっております。
その他生産数量の増加に伴っての原材料費の増加ですとか、人件費の増加、減価償却の増加というところが見られております。
それから少し複雑になりますけども、運送費のところを、一昨年まではですね、非常にコロナの影響もあって、運賃の高騰があったわけですけれども。
昨年上期からずっと落ち着いていましてので、 かなり回復してですね、一昨年に比べると 運送費の減少という傾向が見られたわけですけれども。
また、後ほど、ご説明させていただきますが、昨年の12月からですね、イエメンフーシ派の商業船舶攻撃ということがですね、スエズ運河で、スエズ運河近辺で起こりました この関係で 12月以降、運賃、海上運賃の欧州向けのところの上昇が続いておる、そういう状況でございます。
■BS主要項目の推移
BS勘定はそんなに大きな変化はございませんが、、
次のページに参ります がハンガリーの工場に対する投資を続けている その資金の流れがございます。
■2024年1月期【トピックスまとめ】
続きまして 昨年 24年1月期 今 いろいろ 私どもの方からですね アナウンスをさせてきていただいた内容のハイライトとしてまとめております。
一番 WSKの第3工場の移転ということで、セパレータ 事業 WCPに集中していこうという大きな方針の中でですね WSKの第3工場、これは コーティング工場ですけれども これを WXP に移管し一貫、自己完結型のセパレーター 製造がやりやすくしていく、そういった状況です。
それから WCPの株式取得ですね、WCPの上場以来私どものダブルスコープ 本社側の WXPの株式保有比率が低下をしましたので、これを子会社、100%子会社のWSKを通じて市場からの買い増しを進めております。
今後も引き続き 買い増しを続けていきつつ、連結をしっかり 維持していく方針としております。
それから、お客様 SDI さん と の 長期契約ですね。
このMOUを更新 いたしました。
この前の契約が、19年から23年の5年間で20億 平米の供給量の契約であったわけですけれども、今回更新した内容では、23年から27年までの5年間、
2倍のですね 40億 平米の供給量の合意をいたしております。
アジア地域の工場、あるいは欧州 、それから北米の需要も含めた内容となります。
それから、新規事業の取り組みに関しましては、イオン交換膜の事業ですね、これがポスコさんの アルゼンチンでの塩湖の水を汲み上げてのリチウムの析出事業、ここに使われる イオン交換膜スタックモジュールの製造を開始し販売を開始しております。
それから 北米の進出に関しましては IRA法案によって電池業界、サプライチェーン全体がですね、方針決定をしてきているわけですけれども、ここにきて、この IRA 法案がどのように変化があるのかないのかというところ、アメリカの大統領選挙の影響が大きくあるのではないかということが予想されますので、このアメリカ大統領選挙の状況によっての IRA 法案の動向を見ながら、そうはいっても、一方で、お客様の側の需要もありますので、可及的、速やかにどのような形での北米進出をするのか、これを決定していく 計画でございます。
設備投資に関しましては、WCPで昨年2本の成膜ライン、大型 ラインを据え付け完了し、ただいま量産稼働に向けての準備を整えております。
それから、ハンガリーでも新工場の建設工事を進めておりまして、今年、製造ラインを準備し、来年には量産出荷ができるような 準備をしていく、そういうところでございます
読んで頂き、ありがとうございました。
誤字脱字、乱文雑文、すいません。
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