W-SCOPE 崔元根社長、事業計画や全固体電池など語る。

■はじめに

2023年10月13日付に、韓国の電子デバイス専門メディアのThe Elecと言う会社の取材に応じたダブルスコープ崔元根社長の動画が、YouTubeに公開されていました。

韓国語の字幕などを頼りに、日本語に翻訳しました。

 

前半部分と後半部分に分けて記事にします。今回はその後半半部分です。

WCPのCEOとしての取材に応じて、WCPに関する話が多くありますが、ダブルスコープの強み、歴史について、興味深い内容がいくつかありました。

 

 

 

 

 

ダブルスコープ崔社長のインタビュー動画(2023年10月13日付)

バッテリーセパレーター勝組WCP、サムスンSDI他の超大型顧客会社追加確保」 というタイトル

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▼目次

 

■順調でなかったダブルユースコープの成長の歴史

インタビュワーのJoo-yeop Han, CEO of The Elecの発言をハン氏:としています。

W-SCOPE・WCPのCEO(社長)崔元根(Won-Geun Choi)氏

 

ハン氏:特許訴訟がありましたね。

崔社長:5年前に訴えられました。

 

ハン氏:WCPが訴えられましたか。それとも、WSKが訴えられたのですか。

崔社長:WSKと中国の現地法人の両方が訴えられました。

 

ハン氏:小型のセパレーターで?

崔社長:大型、小型は関係なく、訴えられました。

 

ハン氏:結局、どうなったのですか。

崔社長:昨年に勝訴しました。第一審では敗訴しましたが、第二審では中国、韓国の両方で勝訴しました。旭化成の特許自体が無効であることが認められました。

 

ハン氏:旭化成の訴えは間違っていたのですね。

崔社長:私たちの内部に日本人技術者がいると思ったのかもしれません。ただ、自信をもって言えますが、私たちは独力で開発したのです。

 

崔社長:韓国人は韓国人を軽視しますが、実際は、韓国人は偉大です。

特に、いくつかの分野で偉大なDNAを発揮します。

陶磁器が中国が来たかどうかはわかりませんが、私たちは独自のノウハウで白磁青磁も製作した。

私は半導体LCDの事業にいましたが、韓国のエンジニアがいかに素晴らしいかは把握していました。

「韓国人は応用する技術に優れていが、基礎技術の能力はない」と言われ続けます。
基礎技術の能力はないのでなく、時間や資金がないだけで、能力がないわけでありません。
そういった能力を持つ人は、日本人の従業員にもいます。

中国人にもいます。韓国人にもいます。

実際に韓国人に仕事をさせてみると、仕事の質の違いが大きく違います。極端にいうと、生産性が2~3倍違いますよ

大げさかもしれませんが、私はそう思います。

 

ハン氏:WCPは6万坪があり、現在生産ラインは6つで、2つのが増設中で、8つのラインになりますよね。どの程度、拡張予定がありますが。

崔社長:拡張予定はありません。

 

ハン氏:それでは増設される二つのラインは稼働しますか。

崔社長:来年第1四半期中が目標ですが、第1四半期中には顧客の承認をもらい、上半期中には稼働させます。

ハン氏:そうなんですか。

崔社長:新しい生産ラインも顧客の承認が必要です。

 

ハン氏:売上に貢献する時期は?

崔社長:早ければ来期の第1四半期からです。

ハン氏:来期の第1四半期からですか。現在3000億ウォン台の前半が今年の売上ですよね。増設され承認された場合、どの程度、売上は伸びますか。

崔社長:単価の下落もありますが、6本のラインで、3000億ウォンで、8本のラインなら、ラインの数に応じて、売上が増えることを目指しています

4000億ウォンは超えるでしょうか。。もしかしたら、4000億ウォンは難しいかもしれません。ただ、今は環境が少し悪い


ハン氏:悪いとはどういう意味ですか。

崔社長:全体的に状況が悪いです。世界的に、自動車産業やEV産業が。
ただ、正直な話、私たちの事業にはあまり関係ない。

私の見方では、エンドユーザーでも違いがあります。

だからバッテリーメーカーだけでなく、そのエンドユーザーである自動車会社も注視する必要があります。

テスラは世界1位、2位のEV企業ですが、継続的に価格を下げています。

 

ハン氏:そうなんですか。

崔社長:フォルクスワーゲンなど世界中に歴史のある会社があります。ただ、私たちの顧客はサムソンSDIで、サムソンSDIが販売する会社はいくつもあります。

今年や来年のEVの売上だけで、バッテリー会社の状況を予測することは正確でないでしょうか。

私見では、私たちの分野は他の分野より、影響は少ないでしょうか。

安定して成長しますが、ただ、単価引き下げの圧力は強まります。

ただ、私たちの当初の予測より単価引き下げの圧力は強くありません。私たちの目標は早期に実現できるでしょう。

 

来年は今年よりより厳しくなり、難しい年になるでしょう。

成長はします。今の6万坪の工場用地は来年の早い段階でフル稼働です。

 

ハン氏:これ以上、増産余地はないということですか。

崔社長:はい。では、どう成長するかとういと、ハンガリーに24万坪の土地を確保して投資しています。

 

ハン氏:ハンガリーですか。確保をしたというのは賃貸をしたという話ですか?

崔社長:購入しました。

ハン氏:購入ですか。今の忠州工場の4倍の面積ですよね?24万坪の費用はどのくらい、地価はどのくらいですか?

崔社長:ハンガリーの州政府とは協議した内容でお話はできません。ただ、私たちにとても良い条件になりました。

その工場用地にヨーロッパの自動車会社も進出しますが、私たちが第1号企業でした。

ハンガリー・ニレジハザ市は、綿密に計画して、工場用地を造成しました。

私たちはそれを活用し、WCPが先陣をきりました。

私たちはハンガリー中央政府や地方政府から多くの支援を受けています。

道路、電力、ガスなど整備された場所で、24万坪です。

 

ハン氏:6万坪で8ラインなら、24万坪なら、32ラインですか。

崔社長:理屈ではそうなります。

ハン氏:売上も比例して増えるのでしょうか。

崔社長:単価の下落はありますが、目標はそうですね。

 

ハン氏:ハンガリーは、いつから稼働しますか?

崔社長:来年中、来年下半期には、稼働することを目指しています。

 

ハン氏:そうですか?そこは今何本ラインしているんですか? 

崔社長:8本のラインです。

 

ハン氏:8本のラインを建設中ですが?

崔社長:一度に今準備しています。

 

ハン氏:しかし、ハンガリーの売上はすぐには大きくならないでしょう。

崔社長:そんなことはありません。

なぜならそこは場所が変わっていますが、今の忠州の5.5mラインがすでに稼働していて同じ製造ラインです同じ製造プロセス、同じスタッフで稼働します。

だから、4Mの変更はありません。

人(Man)、これはサイトに含みます 、方法(Method)と

製造プロセスとして、機械(Machine)それから材料(Material)です。

この4つは非常にクリティカルで、自動車ではたった1つでも変われば、すべて再承認を受けなければなりません。

だから忠州はとても早い時期に承認され、売上は来年から寄与します。

ハンガリーの場合、承認はとても長い期間を必要としてますが、すでに進行中です。

 

ハン氏:WCPの主要な販売先は?

崔社長:開示されていますが、サムスンSDIです。

ハン氏:どのくらいの金額ですか。

崔社長:金額はいえませんが、とても高い比率です。

ハン氏:50%以上?80%以上ですか?

崔社長:80%以上です。

ハン氏:その理由は。忠州工場は、6万坪に8個の製造ラインがあるに。

崔社長:自動車の急増する需要に応える能力があるのか。という問題です。

私たちは、自動車の需要に応えられるように投資したが、サムスンSDIの需要されても満たしていません。もちろん、私たちの製品が最も利用さていて、サムスンSDIにとって1位のベンダーです。

サムスンSDIの電池向に供給されるように、私たちは投資を続けました。

サムスンSDIの需要を満たすことも難しかった、だから私たちはWCPを上場しました。

 

ハン氏:今は需要を満たしていますか。

崔社長:新規の顧客獲得のためには、より一層の投資が必要です。供給してほしいという要望はたくさんあり、今年がスタートの年なります。

新規の電池メーカーの顧客のテストは進んでいますす。

 

ハン氏:なるほど、その新規顧客の名前や規模がわかれば、現在顧客と同等ですか、少し落ちますか。中国系の企業ですか。

崔社長:中国系の企業ではないです。

ハン氏:韓国の企業ですか。
崔社長:韓国の企業でも、海外の企業も可能性はあります。来年には、新規顧客の承認され、開示できそうです。忠州は、現在、24時間稼働ですが、問題は生産能力です。

WCPが去年に上場したのは、資金調達して、新しい顧客の需要に応えるためです。

 

ハン氏:地域はどこか、国はどこか、新規の顧客について教えてくれませんか。

崔社長:韓国でも、日本でも、アメリカにもあるでしょうか。

IRAが施行されて、状況が変わっています。

 

ハン氏:2025年になると、WCPで現在、生産されている分も、ハンガリーで生産されるのでしょうか。

崔社長:ハンガリー工場は、ヨーロッパの顧客向になります。特にサムスンSDIハンガリーに工場がありますから。

そのハンガリー工場の規模は大きいので、主にそこに出荷されます。

また、ハンガリー工場については、新規の顧客と新しい事業についても検討しています。

とても、大規模の企業で、ヨーロッパだけでなく、アメリカに拠点があります。

現時点でいうと、ヨーロッパ、アメリカ向けにはハンガリー工場が私たちの拠点です。
ハンガリー工場での増産を計画しています。

 

ハン氏:米国についても計画していますよね。

崔社長:もちろんです。

 

ハン氏:具体的な話は?

崔社長:上場1周年のときに、米国も検討していることを証券会社のアナリストなどに説明しています。

トランプ元大統領への支持も高まっています。彼はEVへの補助金廃止すると言っています。

不確実性が高まっています。

私たちのような部材の産業は、投資のミスは致命的です。ミスしたら地獄です。だから、とても慎重になっています。明確な顧客基盤があって、長期の供給計画計画が結んで、計画は進行中です。

 

電気自動車関連の補助金や政治環境の変化があります。大きく変われば、ダメージが大きいので、今はとても慎重に検討しています。

 

私たちは、IRA法は、2032年までの時限立法であることも考える必要があります。
IRA法の有効期間満了後に、アメリカ市場が中国を開放した場合、アメリカに進出した

 

多くの韓国企業が果たして価格競争力があるのか?関税もどのぐらいかわからない。
だから、私たちは、今、2032年IRA法が撤廃されても中国の競合と競争できるように、準備しています。

 

北米地域の人件費や様々なインフラのコストなど、考えています。
電気コストは安いが、製造コストは上昇します。

 

それでも、中国の競合に対して競争力があるようにする、それが目標です。 

 

■生産ラインの拡大による事業拡大計画

ハン氏:ダブルユースコープコリアから、WCPが3つの工場設備を買取しましたね。

崔社長:600億ウォンほど、576億ウォンほどの金額です。

 

ハン氏:なぜ必要だったのですか。

生産ライン8本を建設し、先ほどお話した通り、WCPは土地もないという話ですが。


崔社長:現在のセパレーターはコーティングしますが、その設備が必要です。WCPの忠州工場にコーティング設備が4つしかありません。

製造ライン1本にコーティングラインが2本必要がありますが、そのコーティングが不足してい、今までWSKが提供していました。

WSKのコーティング設備が、WCPが足りなかったので、、これが私たちが上場するとき「これは内部取引じゃない?」と指摘されまました。

ただ、今は、私たちは、内部取引委員会も設けて、公正な取引にしています。

 

ハン氏:いつまで、続きますか。

崔社長:続くという話でなく、コーティング設備が不足しているから、WCPが買い取っただけの話です。

 

ハン氏:WSKは非上場ですが、どの程度の売上ですすか。

崔社長:今年は1500億ウォン程度です。

ハン氏:1500億ウォン程度ですか。小型のセパレーターだけですか。

崔社長:小型のセパレーターとイオン交換膜を合わせて1500億ウォンです。来年になれば2000億ウォンです。

 

ハン氏:上場予定はありますか。

崔社長:ありません。

 

ハン氏:どうしてですか。
崔社長:投資資金が必要か。セパレーターは必要でなく、イオン交換膜も上場は必要でなく、上場計画がありません。


ハン氏:イオン交換膜については私も聞いたことがあります。

崔社長:野心的な計画の新事業ですが、新事業だけでなく、会社全体、グループで考える必要がります。


ハン氏:今、ダブルスコープ(日本の本社)のあなたの持分は10%未満ですか。

崔社長:ストックオプションを除いて8.5%です。

ストックオプションの株式数は大きいですがが、まだ行使されていません。
(行使して)およそ10%程度になりますが。

 

ハン氏:行使にはどの程度のキャッシュが必要になりますか。

崔社長:結構な金額です。まとめれば200億~300億ウォンです。

 

ハン氏:200億~300億ウォンですか?個人の資金で? 今まで、20年間して200億〜300億ウォン位は報酬がありましたか。

崔社長:会社を設立したときは、私の給与が6番目でした。


ハン氏:そうですか、何が言いたいかか分かります。技術者たちにより高い給与を払ったとうことです。

崔社長:会社が赤字になったときは給料を、私だけ半分にしました。

「数兆ウォンの会社のCEOでしょ」と私の妻はよくいわれるそうですが。

私はお金持ちではないですよ。ちなみに、日本のマスター信託銀行が最大株主になっています。


ハン氏:日本のホールディング会社の株主の比率は懸念があるかも知れません。

崔社長:当然、日本のことはいろいろ考えています。状況が悪くなれば、どうなるか、様々な敵対的な行動がされる仕組みなど。

ライブドア事件のことは知っていますか。ラジオ局がフジテレビの最大の株主でした。
そして、ラジオ局は株主構造が脆弱でした。

そんなこともあって、日本では敵対的なM&Aや事実上、不可能です。簡単でないのです。たくさんの防衛策がありまう。例えば、私は7、8%のストックオプションをもっています。
上場したら、CEOは、自社の株はを買えません。
株主総会の決議を経て、付与されています。

 

経営権を確保する緊急事態が来ても、日本は少し有利な国です。

だから経営者がどんな道徳的な問題があったり犯罪を犯したら別ですが、一般的な敵対的なM&Aに対する対策がいくつか、日本ではあります。

韓国にもない制度が多いです。

 

 

 

ハン氏:ストックオプションを行使するための現金を用意していますか?日本は今でもゼロ金利ですが。

崔社長:いいえ。行使価格は低いですが、当初受けたのが5~6%で、全て合わせて20億ウォンぐらいです。


ハン氏:お金を借りて、行使することも可能でしょう。いつ行使しますか?

崔社長:それはまだ考えていませんでした。しかし、おそらく2〜3年以内には行使するかもしれません。。

崔社長:ダブルスコープに何があろうと、WCPの35%の株式は保有しています。

既に上場している会社で、運営は独立していて、35%の持分があります。

私はWCPのCEOであり、WSKのCEOでもあります。

私は使命感を持っています。私が本当にお金が欲しいなら、過去に、旭化成東レにおそらく会社を売却しています。おそらく6個か7個のオファーがありました。

過去にどれだけのオファーがあったか。

私の個人の持分が50%を超えていたときもあり、非上場時に売れたでしょう。

おそらく数千億ウォンは稼いだでしょう。でも、そうは思いませんでした。

だから、私がこういう話をすれば、「お前は何が独立の闘志なのか?」、「君が何を愛国者なのか?」と言われます。

 

私には私のビジョンがあり、他人の視線は関係ありません。

 

私のビジョンをもって、会社を経営しているので、私は良い会社につくりたいです。

もちろん、私がそのような意思を持っていても、資本の論理によって、危険にさらされることもあります。

だから、私はずっと対策を準備しています。資本の論理に対しては。

 

しかし、WCPは今とても安定して成長しており、さっき利益率を問われたように
結局、企業はお金を稼ぐ必要があります。成長しているように見せるために、

個人にもポケットにどれくらい入ってくるのかが重要でしょう 利益が実現しなければなりません。

従業員たちと話をするのが、「企業の持続性・継続性・成長性はどこから来るのか?」ということです。

 

それは利益からくる。私がサムスン電子半導体にいるとき、LCD事業にいたとき、どの社長も強調したのがまさに利益でした。

「利益があるから、今のサムスンがいるんだ」と。

だから難しい時期がきても、今までに確保した自己資本があり、内部留保があるでしょう。
もっと積極的に投資して、乗り越えることができるでしょう。

売上の成長は重要ですが、利益はもっと重要です。2030年に3.5兆ウォンの売上を達成するとして、利益率はどの程度でしょうか。

20%は維持するように、ビジョン、目標、計画を周知させています。

WCPの現在の時価総額については、とても注視しています。

今はだいたい1.7兆ウォンですが、昨年、上場したときは、落胆しました。

なぜなのか。本当に、たくさん涙をがでました。昨年は8万ウォンまで上昇しましたが、しばらくして今は。

最近の経済環境もありますが、私たちが2011年に日本で上場したときは営業利益率は37.5%でしたが、そういったことも評価されていいと思っています。

ただ、人々はそう思わなかったので、とても残念でした。

部品や素材で最重要なことは何か。売上も大事ですが、大事なのは利益で、売上より利益です。

 

露光装置メーカーの投資はそれほど大きくない。

ただ、なぜ、10年も顧客が待つのか。

ヨーロッパには100年、200年企業もある。日本も同様です。数百年の歴史のある企業が安定して、成長もしています。企業が発展するかは売上でなく、利益です。

 

短命の企業はM&Aして、売上や見た目にこだわります。

大企業もそんな失敗をしています。

私は20年前に会社をつくったときに、半導体LCDの分野で、日本やヨーロッパの企業もみてきました。

 

WCPの財務諸表を見れば、内部留保もかなり高い。

キャッシュもたくさんあり、負債比率も低い。

なぜ、そのような低い評価を受けるのか、上場したときから、とても悔しい。

上場した日、電光掲示板に表示されている数字を見て、家に帰り、泣いた。
あまりにも悔しくて。

『20年前に私が韓国で認められず、やむえず日本で会社をつくった。だから、私は韓国で認められようになる。』
と誓いました。 昨年に上場はしましたが、まだ認められません。


ハン氏:いいえ。時間がたてば、そんなよくが知るようになりますから、認められると私は思います。

 

 

■全固体電池とセパレーター

ハン氏:最後の質問です。もっと質問をしたいのですが。全固体電池が実現したらセパレーターはどうなるのか。

崔社長:みんな質問するんですよ。

ハン氏:ぜひ教えてください。

ハン氏:私が日本で創業したから当時の話になります。
トヨタは大々的に発表しています。
豊田章男会長が、「私たちは2005年度に15年後の2020年に」「全固体電池の自動車を量産します。」と発表しています。

崔社長:今、できていない。私が会社を設立するときも、どの投資家からも聞かれた質問です。
2005年から今日まで聞かれている質問です。

私はこのように話しています。
私の家族が初めてテレビを買った時、私が小学生1年生のときでしょうか。
当時、ガン克服の新薬が開発されるというニュースを見ました。

開発されましたが。今でも、人類は、水虫を克服できません。水虫は完治できません。
全世界が完治可能な病気は7個しかありません。

40年、50年たっても、ガン完治の新薬が開発されません。
それは克服されたなかった。

もちろん、全固体電池もいつか実用化されるでしょう。
いつか。人類は、技術を耐えず革新し、開発しています。
ただ、今ではないと。

なぜなら、全固体電池の制約があります。

短時間で全固体電池に難しいでしょう。難しい根拠は何か。私は電子工学を専攻しましたが、
電子工学で最も重要なのは電子や電気よりも材料関連です。
旭化成ノーベル賞受賞者は、にリチウムイオン電池以前にはリチウム電池を研究していた。
これは全固体といえますが、このリチウム電池はとても不安定です。

イオン化されていない分子によっても発火が起こることがあります。それをイオン化させました。
イオン化させてリチウムイオン電池になって安定になったんですよ。簡単に発火しなくなったんですよ
全固体電池は一種の再びリチウム電池に戻るのですが、ぞれが全固体電池です。
リチウム金属でできている電池ということとです。

2005年の会社設立以来、全固体電池に参入する企業のメディアの報道が、今まで何千回もありました。
私はその都度言いました。「あの企業の業績はおそらく悪いだろう」

私は自信があります。私の会社の本社は日本です。
電池をどこに売るのか? 日本の自動車メーカーの電池サプライヤーには、販売は計画していません。

全固体電池を研究もしていて、私たちは分離膜が必要な全固体も研究しています。
全固体用の分離膜もあり得るし、分離膜が不要な全固電池もありえますが、それは難しいのではと思います。

技術の問題で、原材料がが硫化物系だからなんですが。

トヨタが現在まで公式発表では、15兆ウォンは投資したと思います。
全固体電池の研究開発は、実際はそ倍はあるかもしれまえん。

なぜ、まだ量産できないのでしょうか。

積層化できないのです。
サムスンの最先端研究所の報告書では、積層化できません。
韓国の最先端研究所の論文でも、全固体電池は1層です。

積層化するにはは、巻物のように作る必要があります。
積層化して面積を増やすのですが、全固体電池もそうですが、積層化する(レイヤーを重ねる)必要があります。

クォンタムスケープ(米国の全固体電池メーカー)が上場したときには、歓迎しました。
彼らは、8レイヤーを超えて16レイヤーを実現した言ったんですけど、問題は電圧が実現できていない。
レイヤーを積み重ねると1レイヤーで、例えば電圧が100が出たら、2層になると理論的に200が出なければならないじゃない。

 

ハン氏:全くできてないとういことですか。

崔社長:そこまでは言っていません。

エンジニアや科学者でも、今私が言った問題は近い将来には解決しません。

不可能ではないですが、困難です、非常に困難です。

製造業には様々なインフラがあります。

例えば、リチウムイオン電池には、原材料から、アプリケーションの製品まで発展しています。

「全固体が入るとすでに置き換わるじゃない?」 「いいえです」

リチウムイオン電池とは別の全固体電池を支える別のインフラを構築する必要があります

原材料から始めて、全固体電池は、いろんなインフラが今はまだないんです。。

 

ハン氏:わかりました。最後の質問です。どのように、長期的に、セパレーター市場を考えていますか。

 

崔社長:いろんな意見がありますが、私は海外のIRでこういう話をします。
シンガポールの投資家の質問に答えましたが、『10年以上または20年以上の長期投資をしている場合、全固体電池を慎重に検討する必要があります。』

投資期間は、1〜2年間か?短いと3ヶ月?それとも3日?

全固体電池の課題が何で、どの種の投資をしようとしているか。

ただ、私の会社への投資も長期で考えてほしいです。長期の不動産投資のように、

わが子のための投資だと関心をもってほしい。

そのためには、技術、技術的な側面を説明する時間が別に欲しいですね。

 

ハン氏:全固体電池の目に見える成果があれば、WCPもまた別の戦略などを考えますね。

崔社長:おっしゃる通りで、当然です。また、WSKでイオン交換膜を製造する理由もそこにあります。

私たちが持っているのはメンブレン技術です。

肌で呼吸します。人工肌を膜で作ります。これらの腎炎患者は血液透析をしていますか?それは透析膜、膜です。


次回は エンジニアと一緒に説明する時間をつくりましょうか。私はそういった研究開発のポートフォリオを持っていますよ。

 

ハン氏:もし、資料を送ってくれば、見たいです。今日は1時間も過ぎました。計画は順調で、ハンガリーに行ったり来たりですよね。

崔社長:今もそうですが、来年もそうなるでしょう。

ハン氏:計画が達成されることを期待しています。長い間、ありがとうございました。

 

 

■前半部分

chanmabo.hatenablog.com

■関連ブログ

過去のブログ記事で、全固体電池やダブルスコープのイオン交換膜についての紹介したブログ記事です。

 

chanmabo.hatenablog.com

 

chanmabo.hatenablog.com

 

chanmabo.hatenablog.com

chanmabo.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

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以上

W-SCOPE 崔元根社長、競争力について語る。

■はじめに

2023年10月13日付に、韓国の電子デバイス専門メディアのThe Elecと言う会社の取材に応じたダブルスコープ崔元根社長の動画が、YouTubeに公開されていました。

韓国語の字幕などを頼りに、日本語に翻訳しました。

 

前半部分と後半部分に分けて記事にします。今回はその前半部分です。

WCPのCEOとしての取材に応じて、WCPに関する話が多くありますが、ダブルスコープの強み、歴史について、興味深い内容がいくつかありました。

 

ダブルスコープ崔社長のインタビュー動画(2023年10月13日付)

バッテリーセパレーター勝組WCP、サムスンSDI他の超大型顧客会社追加確保」 というタイトル

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▼目次

 

■イントロダクション

インタビュワーのJoo-yeop Han, CEO of The Elecの発言をハン氏:としています。

W-SCOPE・WCPのCEO(社長)崔元根(Won-Geun Choi)氏

 

ハン氏:日本で起業したのですか? 

崔社長:はい。 日本で会社を作りました。

 

ハン氏:韓国で投資を受けるのが難しくて?

崔社長:そうです。だから、最初から日本に設立するつもりはありませんでした。韓国で投資を誘致しました。

今から19年前ですね。 その時はセパレーターは韓国で2〜3社が研究段階の状態でが、私たちの研究者はすでにサンプルを持っていました。

当時は旭化成東レのたった2社しかセパレーターを製造していなかったので。

 

ハン氏:日本企業でしょうか? 

崔社長:日本企業です。

 

崔社長:誰も信じてくれませんでした。「どうやって韓国の名のない企業がこれを開発したのか?」

日本に行くことになった理由は、当時振り返れば20年前に電池関連部品素材の90%は
日本がマーケットシェアを持っていました。

 

ハン氏:今の中国のように。(リチウムイオン)電池の発明も日本でしたね。

 

崔社長:そうです。だから、私は日本にいった。

なぜなら、日本が私たちの価値を正しく認める場所は日本しかなかったから。

 

リチウムイオン電池セパレーター企業、WCPの設立背景

 

ハン氏:しかし、どのように、無名の会社が、日本の2社で寡占化された当時に、開発できたのでしょうか。

 

崔社長:かつて、サムスンLCD部門で働いていた当時、偏光フィルムという素材の開発を企画して、国産化するために、国内のフィルムメーカーを何度も訪問しました。

 

その間に、膜フィルムを研究開発者たちを、少人数ですがを知ることになりました。

SKCにいた人たちで、過去ににオーディオテープ、ビデオテープを開発していました。

それで彼らと個人的な関係があり、彼らに、「これからはリチウムイオン電池の時代に入る」「セパレーターというのが膜フィルムなのに」「未来にはリチウムイオン電池が大きな市場があるから、一緒にやろう」と言って、創業することになりました。

彼らと一緒に、私はをとにかく会社設立しました。

 

私はもともと電子工学を専攻していたので、化学の方はよく分からないので。

彼ら研究者たちがいて、会社登記をして、資本金があれば、会社が設立できるじゃないですか。

 

ハン氏:日本のどこへ訪問したのですか。

崔社長:ツナミという会社があり、野村証券出身者で運営されていたベンチャーキャピタルでした。

私は古くから、知人がいて、製品を紹介し、投資をお願いした。

その知人から、製品を日立の研究所で検証するように言われた。

日立は、100年企業でニッケルとカドミウムの電池の歴史のある会社の第二次世界大戦でにも関与した企業です。

私たちは日立に製品を渡してを3カ月間、テストしてもらいました。

旭化成と同等の評価とわかった。

 

ハン氏:その時にですか。

崔社長:はい。日立の研究所だけでなくで、だから日立の電池事業部でも製品を検証してもらいました。
とにかくその結果をもってツナミで1千万ドルの投資を受けることになります。
1千万ドルなら…約10億円です 10億円?

 

ハン氏:韓国ウォンはいくらですか? 

崔社長:10億円です。

ハン氏:それでは100億ウォンなんですね? 

崔社長:100億ウォンです。出資です。

ハン氏:マルティプルは。

崔社長:そうですね42倍です。

ハン氏:その時、はどのくらい企業価値でしたか?

崔社長:当時、株価5000ウォンの会社でした。

だから500円ですので、持分20%がわたりました。

ハン氏:言い換えれば、500億ウォンの企業価値と評価された。

崔社長:おそらくそう言う話かと。

 

ハン氏:大学でも製品を検証をしたのか? 

崔社長:はい。韓国ではなく日本の大学で。日本は当時でも、リチウムイオン電池に関して産学研究開発が活発に行われていたためそれで権威ある方に任せました。 

 

ハン氏:その後、工場は韓国に建てましたか?

 

崔社長:そうです、それが今の未上場の法人の「ダブルスコープコリア」です。

 

ハン氏:そこは小型だけで従来から続けていましたか?

崔社長:主に小型で、イオン交換膜という別の製品をあり、新規事業です。

 

ハン氏:順調でしたか。

 

崔社長:いいえ、3年間売上がありませんでした。 まず、私たちはセパレーターを世界で3番目に開発しました。

日本の場合は「製品いいかもしれないけど、、実績を持ってきて」と言われました。
なぜなら、その時もすでにリチウムイオン電池は発火や様々な安全性がとても重要な問題でした。

 

特に私が会社を作ったとき、デルコンピュータがホールで発火する事件がインターネットで話題になりました。古い方は覚えていると思いますが。

 

ハン氏:私も覚えています。私のPCは、ソニーバッテリーだったので、二次電池の発火問題は非常に大きな関心がありました。

 

崔社長:それがきっかけで、実際にリチウムイオン電池のPCは、それから飛行機に貨物を載せることができません。

それで私たちが事業を始めた時、突然セパレーターに対する安全規格が強化されました。

耐熱温度基準ですが、もともと105度で耐熱温度としていました。

それが120度まで上がりますので、私たちはこの市場に参入しようとその105度に合わせて準備していのたで、驚きでした。

 

突然120度になり、15度くらいが上がったので、再び開発から必要でした。
しかし、振り返って考えてみると、それが私たちが後でLGとかソニーや、今のサムスン

SDIに販売できる足場になったと思います とにかく3年間の売上がありませんでした。

 

ハン氏:その3年後にサムスンSDIから?

 

崔社長:いいえ、3年後の初めて売上先は韓国のコカムというメーカーです。

今もでありますがコカムで、はじめてで、韓国向けの売上から始まりました。


その後、中国向けで販売が始まりました。

アメリカにバッテリー関連の投資をするクォーセンやこうした中国系が、主に私たちが販売先でした。

その理由は中国内でも中国共産党は将来に二次電池市場が大きくなることを知っていました。

だからすでにアナログ、私はディーゼルエンジンガソリンエンジンをアナログと見ます。

 

このアナログ時代からデジタル時代に進むことをその会社たちは知っていたし、アナログエンジン開発が普通は50~60年かかりますよ。

 

だからそれをあきらめ、デジタルに行かなければならないという考えを持っていたから
多くの補助金を支給しながら、リチウムイオン電池を育成する段階でした。
実はATLも会ってプロモーションをしていましたがBYDはもちろんです。
その時、当時外国産はセパレーターに対する信頼性に中国産より高かったです。

 

ハン氏:中国内でも?

 

崔社長:そうです、特に中国も常に国内を成長させた後、海外ビジネスを開拓していくのにリチウムイオン電池は少し違ったアプローチをしました。

最初から国内と海外の販売を同時に推進しようとしたんです。

だから当時は円筒形バッテリーが主に販売されていた時でしたが、私たちの製品が好まれたのは、旭化成東レに比べて、価格が低かったからです。

もちろん、中国のセパレーターよりもはるかに高かったですが、中国のセパレーターと比較して安全性が非常に高かったです。

当然で、なぜなら、すでに日立の研究所を通して検証されている製品ですから。

 

中国向けの販売が始めた理由は、3年間売上がないのを見たからです。

ベンチャー企業は、多くの困難を早く経験しますが、小さな成功でも生み出すのは難しいです。

3年間私たちが一生懸命や働いて売上がなく、従業員も不安だった。これで成功することができると。

それを足場にして、上場までは中国向け売上が主力だった。

 

ハン氏:日本法人が上場をしたのですよね?

崔社長:そうです。

 

ハン氏:何年も上場しましたか? 
崔社長:2011年です。

 

ハン氏:それからWCPはいつ設立たのですか?
ハン氏:WCPは2017年に設立しました。

 

崔社長:日本に上場した会社は正確な名称がダブルスコープ(W-SCPOE)で、さっき話が上がった韓国に初めて設立された会社は…それはダブルユースコープコリアです。

 

ハン氏:言い換えれば、日本にいるその法人はホールディングス会社ですか。
崔社長:ホールディングスと似ています

ダブルスコープはホールディングスで、ダブルスコープコリアは小型のセパレータとイオン交換膜を事業としています。

WCPは大型です。

大型中心で韓国で上場された会社はWCPです

2017年度に大型を主力と考えました。

 

 

 

■先進的なセパレーター技術を日本で認められたWCP

ハン氏:この構想はいつから行われたのでしょうか?

 

崔社長:それは2012年からでした。

 

ハン氏:2012年から?

 

崔社長:先進化されたセパレータとー技術を持つ日本で認められたダブルスコープにLG化学は興味を持ちました。
LGエネルギーソリューションは当時はLG化学です。
LG化学の時、自動車用電池について、非常に熱心で、注力してました。


だからセパレーター、正極材、負極材だけでなくセパレーターも必要だったから
私たちが一緒に開発に入ったんですけど、オチャンにあるダブルユースコープコリアが持っているラインではまず、生産キャパは足りません。

 

崔社長:自動車関連のビジネスも、サムスンで、企画をしていのたのですが、当然、品質や性能は言うまでもなく、価格がとてもタフなところです。
理由はすごく長期供給がなされるからですが、また、在庫も長期に持っていなければなりません。


だから、そんな市場の特性を知っていたので、私たちがその時ダブルスコープコリアが持っていたラインではこの自動車市場、爆発的に成長する市場に対応できないだろう。

今、ダブルスコープコリアは4万坪くらいになります。
今、WCPが位置する忠州に。

 

ハン氏:そこの広さですか?

 

崔社長: 6万坪なので、まずは6万坪の広さがあれば、
LGエネルギーソリューションや国内にサムスンSDIやSKオンが要求する自動車の一部の量は、私たちがカバーできると思いました。2012年から設立しました 。

 

 

ハン氏:その時、土地をすべて買ったのでしょうか?

 

崔社長:いいえ。私たちは外資系企業として韓国に参入しました。

 

ハン氏:外資系系企業ですか。

 

崔社長:意図したのものではないですが、何人かに「どうしてそんなことが思いついた?」と聞かれました。

だから、誰も韓国人がこのセパレーターを20年前に私たちが開発したと信じてくれなかった。

一番胸が痛かったのは韓国人が韓国人を信じてくれないということですが、日本では。.
しかし、むしろ日本が信じてくれたので、これは素晴らしい話です。

民族感情で話すのと、政治的にも歴史的にも対日感情が良くないのは事実なのですが
日本がそのように経済大国に成長した理由は、技術には色眼鏡がなかったということです。

日本は色眼鏡がないので、私は韓国人で日常生活で、日本で投資を受け訪問した時も、当時は差別も受けましたが、技術に関して話す時はそんな差別は全くありませんでした。


商工会議所で、7年前に講したときに、そんな話をたくさんしました。

 

崔社長:「もし韓国で認められない技術でも、海外で認められる技術ももある。」
「発見してもらえるところに行って、むしろ投資を受けなさい」「韓国だけでないと」

ハン氏:ただ、私たちは残念なインターネット企業を見てきました。日本語は得意だったのですがですか。

 

崔社長:もともと私は電子工学専攻なので、日本語を別に勉強もせずに、日本に住んだこともなかった。

ただ、私はLCD事業部門にいました。当時、LCDは90%のシェアが日本企業をもっていました。

もともとシャープが強く、私は製品企画に従事していて、サムスンが「打倒!日本」を叫びながら、半導体は勝ちましたが、LCDも勝とうとしていました。

日本語は通勤時間中に勉強しました。

日本語を一文字も知りませんでした。日本語の勉強を一人で始めました。

 

ハン氏:サムスンの人は忙しいですからね。そうやって勉強したんですね。

 

崔社長:日本で投資誘致できる程度に日本語は上達していました。

特に不便なことはありませんでした。

 

■WCP設立の資金調達先は?

ハン氏:2017年にWCP設立する際の資本金は?資本金は日本で調達しましたか? 設立のための資金調達先は?

 

崔社長:日本で、新株発行をしていません。主に日本の5つの大きな銀行を通じて資金調達で、3000億ウォン近く調達できました。

 

ハン氏:その当時で?

崔社長:その時がアベノミックスだから金利がほぼ0%、マイナス金利時代だったんですよ、だからほぼ3000億ウォン近く調達して金利が0.6%です。

 

ハン氏:その時CB(転換社債)で受けたのでしょうか?

崔社長:CBではありません。

 

ハン氏:ローンで?借りて? 0.6%なら安そうですね

崔社長:それで、保証は本社にあります。だから私の株式も担保に掛けて資金調達しました。

 

ハン氏:それでで資本金いくらにしてしまったのでしょうか?資本金は今覚えています? 何億ウォン で設立しましたか。?

 

崔社長:いいえ、そうではありません。何十億ウォンいや、最初から100億~200億単位だったんです。

 

ハン氏:本社から出資して100%にしておいた後、ローンで資金調達したて、全額返済しました満期は何年でしたか?

 

崔社長:実際には満期が5年でした。ただ、2年、3年が経って、また、銀行ごとに対応が少しずつ違いまてきまいした。


実は2017年に会社を設立して、自動車用はIT用よりも厳しいでしょう。

もともと黒字企業なのに会社がその忠州工場に3000億ウォンというお金を投資して
運営をしてみると赤字になります。 

 

ハン氏:本社ですか?

崔社長:そうです。日本の銀行が3年連続赤字になると「元本返済」を求められました。

だか、もともと満期でないし、私たちは利子や元本を一ヶ月でも延滞したことがありません。

ところが日本はそれが「はじの文化」(?)と話をするが、それがプロジェクトファイナンスの問題でもあります。

5つの銀行が融資をしましたが、このうち規模は4番目の銀行で、

250億ウォンほど融資してくれたところです。銀行名をあえて話しません。

5大メガ銀行の一つですが、それはアベノミクスの影響で企業に融資していました。

 

崔社長:上位3つの銀行は不良債権率がそれほど高くなかったが、4つ目の銀行は高かった。

「融資を返済しろ」と。だから自分の銀行自体が破綻になるから、頭取の指示で「すべて赤字の企業から融資を回収して」となったたんです。

融資を返済を求められ、残り(他の銀行分の意味か?)ももすべてを返済します。

だから、韓国でCBを発行することになりました。

 

ハン氏:当時CBはいくら発行しましたか?

崔社長:その時1960億ウォンくらいいただきました融資はそれで返済してきたという話です。

 

ハン氏:当然、今は転換されていますね。

 

崔社長:転換されていますね。

 

ハン氏:それでは経歴を聞いていいまいたが、大型での技術的難度は小型と違いはありますか。

 

崔社長:違いはあまりありませんが、必要な安全性に関する仕様が少し異なります。

たとえば、耐熱温度は小型は120度です。大型(自動車用)は150度の温度で実際には10分以上耐えなければなりませんが、ITの方は実は150度という温度、そんな環境を迎える可能性が少ないです。

 

崔社長:セラミックコーティングやオイルベースコーティングなどは、自動車用は多面的なコーティングを行います。

その後、「引張りに対する強さ」や「曲げに対する強さ」というのですが、もともと自動車は振動がひどいでしょう。

振動がありますし、自動車事故によって衝撃が発生します。

そのとき電池が被るダメージがとても大きいのにセパレーターは唯一のプラスチックフィルムです、それでとても高い強度が必要です

だから自動車の方が安全性の面で求めることが多くい。

それから2つ目の日違いは、、小型はIT用(非車載用)は標準化されたサイズです。
円筒形でも角型でも、大部分広い幅を要求します 特にポーチは0.5メートルから幅を1メートルまで要求しますよ

この広い幅で均一な品質を供給するののが少し難しいです。

両端の間を非常に一定に、いや、完全に均一でなければならないとう話です。

 

■セパレーター製造の競争力・技術優位性は

ハン氏:幅でいうと、今は、どのくらい広い幅まで生産できますか?

 

崔社長:私たちは、幅でいうと5.2M~5.3Mの広さまで生産します。

 

ハン氏:それは、業界では最大の幅ですか?
崔社長:私たちが5.2M〜5.3Mの幅は世界初で実現しました。

 

ハン氏:そうですか。

崔社長:これは幅が広いほど難しく生産性が高い。

 

ハン氏:会社の競争力ですか。

 

崔社長:そうなんです。私たちが昨年に上場した時、その点を少しお話ししました。
なぜなら「中国のセパレーターがどう競争するの?」 そして当時…SKアイテクノロジーが昨年上場して四半期のパフォーマンスが悪くなってました。
「君たちもそういうことじゃないの?」「上場前に見たら実績は大丈夫?」 SKアイテクノロジーと比べられました。

それは投資家の立場では当然の疑問です。

他社と比較して単位面積当たり高い生産性を持っている。だから生産コストが低いので、昨年から今年まで私たちは高い収益率を常に安定して、維持しています。
ハン氏:今20%以上ですか?それで、他の会社は10%少し上のレベルでしょうか? 既に実現できていますよ。

私たちは。利益率は正極材、陰極材 全ての中でく私たちが利益率は一番高いと思います

 

ハン氏:いつも、社長たちが利益率と高いと話してうまくいかなかったのですか。

 

崔社長:私たちはすでに価格競争力を確保しています。

価格競争力があるというのは、マーケットを確保しているということです。

部品素材メーカーが利益たくさんだす、

例えば半導体の企業がEUV露光装置に、サムスンが、「利益たくさん出るから価格を下げて」 そんなこといえないでしょう。
「その価格で売れなんて」 ないですよ。

 

ハン氏:WCPは最初から売上がありましたか。

崔社長:はい。最初から売り上げがありました。

 

ハン氏:準備段階でに何か事前作業をたくさんしておられたのでそんなことでしょうか?

 

崔社長:そうですね。ダブルスコープコリアの設備と変わったのは幅と変わったよ生産スピードです。

 

ハン氏:ダブルスコープコリアの幅は何ですか?

 

崔社長:幅は2.7Mから4.2Mです。
5.3Mといっても、実際の幅は5.5Mです。 最後に切り取ってしまうので。

 

ハン氏:どことEV側バッテリーセパレーターを?

 

崔社長:開発は皮肉にもLGエネルギーソリューションと最初に始めました。
実際の販売はサムスンSDIに行くことになりました。

 

ハン氏:皮肉にもなぜそうなったのですか?

 

崔社長:インサイドな話だからみんな言うことはできないけど。
サムスンSDIが当社の製品をより好んだ。

 

ハン氏:なるほど。売上高は昨年2575億ウォン、営業利益は580億ウォン、営業利益率は22.5%を実現しています。
今期の売上は3000億ウォン台前半で、営業利益率が600億ウォン台の中程度で、利益率は20%を超えると予想しています。

実際、証券市場はそう予想していますが、この成長の要因はなんでしょうか?

 

崔社長:実は、私たちは、去年も今年の新しい製造ラインの投資はしていません。

 

ハン氏:そうなんですか。

 

崔社長:そうなんです。6万坪の土地に、話をしている幅5から5.5メートルの二つの生産ラインを据え付けをしています。

6つのラインは稼働中で、去年の9月の上場で、2つのラインを立ち上げました、その支払はしていて、2つのラインを敷いているところです。
結局、2つのラインは稼働していません。去年も6ラインで今年も6ラインです。

 

ハン氏:売上はどう増やしたのですか。価格は下がりますし、生産性が上がったのですか。

 

崔社長:稼働率は変わらず、生産性が上がりました。
稼働率と生産性は違いがあります 。

 

バイス産業で稼働率は、「1日24時間のうち、何時間稼働してるか?」「1年365日中に何日を稼働しているか?」と言う話で、稼働率装置産業では、重要です

稼働率の基準で、通常、デバイス産業、半導体のような場合は、稼働率が70%を超えなければなりません。

LCDのような、モジュール産業のような場合は65%で、私たちのような部材のフィルムのような場合は60%です。60%を超えれば、損益分岐点を超えます。

固定費を吸収でき、競合と比較するとき、大事なのはその金額(固定費?)です。

繰り返しますが、重要なのは生産性です。

例えば、他の競合と違い、生地からコーティングまで、高い生産性を実現しています。

価格は下がっても、6ラインです。価格は下がり続けていますがし、稼働率や生産設備は同じです。売上が2500億ウォンから3500億ウォン? 3000億ウォン前半か、
3500億ウォンから3700億ウォンの間に増えるというのがその生産性の拡大しているからです。

 

ハン氏:そうなんでうか。

 

崔社長:私たちの成長の秘密ですから、私がこの話を昨年、IRでも頑張って説明しました。
「それが私たちと競合他社の差だ」と 、しかし、誰も信じてくれませんでした。

ハン氏:最初、生地を持ってきて伸ばして、しっかり回しながらコーティングを上下にしてカットしていくことができるのですね。

 

崔社長:そう、よく、ご存知ですね 生産性とは、 「生産性はどう上げるの?」 、フィルム業界の生産性を上げる方法、
この業界では2つしかないと話します 広い幅の設備に投資して、広い幅を実現するんです。
結局は、生産する面積だから、次に生産スピード引き上げるんです。

私たちはすでに広い幅の設備があり、実現できています。

生産スピードを上げるのは自社単独で上げることができません。 それはお客の承認事項です。
仕様が変更されるんですよ。工程条件が変わるので、私たちの顧客、また最終の自動車メーカーまでの承認事項です。

4M(4Mとは、物事をMan(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法))に該当するものは、承認なしに変更できません。
だから、私たちはどうするかというと、常に顧客と、事前に、2年~3年前から、
「私たちが単価を引き下げるために」
「この部分の生産性を上げることができる提案がある」と言う話をして、その提案をあらかじめ協議します

これを今年のプロジェクトです。私たちは、前もって、2,3年間から、準備してます。

その際、私たちの顧客にサンプル品を事前に提供します。

生産性が改善された製品を試験し、『問題なし、量産ラインに取り組んで』と指示されます。
そして、量産ラインで、量産品の検証を再度します。だから、去年準備して、今年終わるというものではないんです。

2年から3年もかけて、前から準備し、それは一貫しています。

 

ハン氏:生産スピードを上げたということですか。結果的に?

 

崔社長:いいえ。違います。生産スピードの向上はありません。

生産ロスの削減です。

フィルム製造には生産ロスが多くあり、生産スピードと同じくらい生産ロスの削減はまた同じように重要です。

生産量は増えています。昨年1時間単位で、生産ロス削減で107%から108%まで増えます、単価が5%下がっても、プラスになります。

売上は107%上がっています。だから、実際に生産量が増えているのです。これはとてもとても目立たない施策です。

ベンチャー企業の成功者は、自分たちの技術の最高で、「私たちのライバルはいない」といった話をしますが、私はそんな話をしません。

私が創業したときは、旭化成に追いつくことが目標でした。

とても長い間、20年以上、旭化成はトップ企業でしたので、その強みは何か研究しました。

それは、彼らの絶え間ないイノベーションです。日本人は、トヨタカイゼンシステムが得意ですよね。

カイゼンが重要と呼ばれるますが、部材素材の産業でも特に重要です。

たから、既存の古い生産ラインも改良も継続します。2.7メートル幅の古いラインも生産

性を改善しています。

 

ハン氏:5.3メートルの生産ラインの廃棄率は?

 

崔社長:お話できないですが、それは重要な企業秘密です。ただ、とにかく、私たちは生産ロスを最低限にして、生産性を改善しました。

生産ロスは、端の部分にあり、自動的に廃棄されます。

 

ハン氏:他ではどんな箇所で発生しますか。切断するときか、間違って切断するときですか。

崔社長:生産プロセスの間で発生します。樹脂を製造した後は、先端部分が損傷します。5メートル幅の樹脂を、1.2から1.3メートルに切ります。

5メートル幅用の樹脂を加工する設備はそんなに多くありません。

1メートル幅に切るときにはロスは発生します。

 

ハン氏:それは作業ミスですか。

 

崔社長:いいえ、例えば2000メートルの樹脂があれば、最初に、それをラップするので、カットします。

そしたら、廃棄は発生します。カットするときのロスが必ず生します。

その後に数多くのプロセスが入りますので、幅に長いものがありますが、切る時には発生します。

 

塗布して、乾燥して、検査して、保管されるまで、多くのプロセスがあります。

 

ハン氏:ロール状になって、それを切ります。

 

崔社長:その通りです。ロール状にする過程では不良はありません。乾燥済みの製品をカットしていきます。

 

ハン氏:そこで不良品が発生するのか。

 

崔社長:こんな風に考えてください。あなたの時代のことはわかりませんが、昔は映画館には、フィルムを映写していました。

円型の缶に入ったフィルムをを吊り下げて、光源に当ててまいた。


ただ、ある部分が引き延ばされて損傷すると、直ぐに修復することはできない。
通常は16から24フレームのフィルムから、2から3のフレームが作られます。
そうやって修復しますが、そういうのが長さのロスです。

 

ハン氏:2000メートルのフィルムを巻き上げて、切断するのでしょうか。

 

崔社長:巻き上げはタイトにして、先端部分はラップして緩めにします。

フィルムのプロセスは同じです。生産ロスのプロセスも同じです。

結局、生産ロスをどれだけ減らすかとても重要なんです。私は半導体LCD関係の仕事をしていました。

半導体は微細化とともに8インチから12インチになりました。

したがって、チップが小さくなるにつれて、面積(電子回路の面積)は増え、ネットダイと呼ばれていますが、、チップの数も増えていくので、その概念がセパレーターにも該当します。

LCDも世代で面取り率がが違いまうが、そう、ガラスのサイズがよって、決まりました。

 

廃棄される部分と利用される部品に大きな違いがありました。解像度も決まります。
全てが関連しますから、CEOは忠州のWCP工場内にいます。

 

ハン氏:競合が視察しても問題ないですか。大問題ですか。

崔社長:部材の様々な中間工程の間の生産ロスを削減する仕組は見るだけでは、習得するのは不可能でしょう。簡単に奪えません。旭化成に追いつこうと、私は20年前に製品を開発しましたが。


だから、生産プロセスは公開していません。20年前、ダブルスコープコリアでは、製品はなかなかできなかった。

 

生産すること、研究所でつくるの実際にスケールアップして量産するのは別の話です。
今、実は半導体LCDや私たちのような先端フィルムの技術は、どこから流出するのか、それは、、設備メーカーから流出するのです。
だから今、覇権戦争で半導体戦争で、ヨーロッパと日本とアメリカが半導体製造装置を売っていない装置がノウハウであると見てください。

 

装置メーカーとは主に自動化について作業してもらいます。例えば、このラインを敷かれ、ラインの中にどのように設置すれば、カット工程の速度があがるかなど。
改良をと装置メーカーにお願いしてら、その会社に何でも任せることになります。そうならならないよう、装置メーカーをうまくマネージメントする必要があります。

 

■後半部分

後半部分は別の記事で紹介します。

■順調でなかったダブルユースコープの成長の歴史
■生産ラインの拡大による事業拡大計画
■全固体電池とセパレーター

といったタイトルの内容になります。

 

■関連ブログ

過去のブログ記事で、ダブルスコープの創業の経緯、企業戦略や競争力について、紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読んで頂き、ありがとうございました。

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以上

W-SCOPE-2024年1月期2Q決算説明会の文字起こし後半_2Q決算

■はじめに

2023年8月25日に実施されたダブルスコープ 2024年1月期通(第2四半期)決算説明会を、いわゆる文字起こしという形で、文章にして紹介します。動画の内容も文章で読むと、新たな気づきもあると思います。前半部分と後半部分で分けて、今回は後半部分の2Q決算【2024年1月期第2四半期】に関する部分です。

 

■前半部分の記事

chanmabo.hatenablog.com

 

▼目次

■2024年1月期2Q決算サマリ

2024年1月期第2四半期

それではこの 第2四半期のところの決算の状況についての説明をさせていただきます。

 

2024年1月期2Q決算サマリー

それではただいまより、2024年1月期のダブルスコープ株式会社 第二四半期 決算説明会を進めさせていただきます。

 

2024年1月期2Q決算サマリー

売上高、前年同期比 116.4%で235億2000万円となっております。

期初計画ですが、240億円でしたので、若干 マイナスということですが、各内容を見てまいりますと、車載用の電池向けの売上高、順調に伸びておりました。
この期で145億9千万円となっております。これは 前年同期比 67.6%増加と言う状況でございます。

 

一方で、車載用電池への注力を続ける中でですね、 民生用電池 、一部のアプリケーションでは 市場の在庫の影響もあり、この期には若干スローダウンしておりました。そういったとったところから 民生電池向けの売上高は84億4000万円にとどまり、前年同期比で申し上げますと、26.4%ほどの減少となっております。

 

今後の傾向としては民生用のところの回復、もう少し時間がかかるかとは思いますが、自動車用途のところの需要の増加、これは継続していくと、そういう計画になっております 。

 

地域的には 韓国 オリジンのお客様向けの売上高、これが非常に大きな割合を占めているという状況でございます なおかつ、増加をしているという状況でございます。

 

営業利益に関しましては 期初計画25億円のところを27億 3千万円となっております。
前年同期比、ほぼ同等の数字となっておりますが、非常にこの期、前年同期比でみれば、売上、順調ではあります。

 

販売数量が増えていく中でですね 前年同期と比べますと、長距離の輸送コストがかなり減少し落ち着いてきたところから収益性の改善ということもできております。

 

一方で、ここ数年のことですけれども、特に 第1四半期には 水道光熱費ですね、特にガス代のところの 高騰 というのが 業績には影響を及ぼしております 。

 

この期で後ほどの資料でお示ししますが、前年同期比、水道光熱費が、8億3100万円の増加となっておりますが、そのうちの5億8500万円は、第1四半期のところで前年同期費の増加という状況でございますので まあ 第2四半期以降の水道光熱費に関しましては 生産数量の増加に伴う要素にととどまっていこうかと比較的 落ち着いていこうかという状況 ございます 

 

順調に利益が詰めていることからEVITDAも安定し、順調な推移を示しております。

 

■アプリケーション別販売推移

アプリケーション別販売推移(イオン交換膜除く)

 

続きまして、15ページのところで、アプリケーション別販売推移に関しましてのご説明をさせていただきます。

このグラフは従来よりずーと記載しておりますので、イオン交換膜事業は計算されておりません。

セパレーター事業のみののところ、民生用途、自働車用途というところのアプリケーション別の販売推移を記載しております。

 

昨年の3Q ぐらいからの1年間を振り返りますと、民生用の需要が減りながら、その生産能力を自動車用途に振り分けてきたいうところで、今、少し安定した感、一服感が出ております。下期以降、 また来年に向けてですね、この辺、自働車用途の需要が大きく伸びていくところの計画となっております。

B/S主要項目の推移

追記:B/S主要項目の推移については特に説明がなかった。

 

■営業利益増減要因(前年同期比)

営業利益増減要因(前年同期比)

 

続きまして、17ページのところの営業利益の増減要因ですが、これも先程、簡単にいくつかのポイントをご説明させていただきました。
22年第2半期との比較でもうしあげますと
 販売数量の増加でですね、 約30億円ほど 、それから プロダクトミックスですね、販売製品のミックスによるところで2億9,300万円の増加となっております。

この販売数量の増加に伴うところで 原材料費の増加、人件費の増加、減価償却費の増加等々がでております。
それから、一部 在庫評価損 が この 第1四半期に WSK で計算をされております。

ただ、これは販売される商品で先取りで在庫をつくっていたものでございますので、ご心配いただくような性質のものではございません。


水道光熱費は先程ご説明した通り、8億3100万円の費用の増加ですが、そのうちの5億8500万円が第1四半期の増加となっておりました。

一方で運送費、昨年との比較で申し上げますと、非常に非常に順調で、コロナ前の時期に戻りつつあるという状況ととらえております。

 

こういった結果からですね 、この第2半期のところ、予算比での分析を次のページでさせていただいております。

 

■2024年1月期第2四半期予算実績分析

2024年1月期第2四半期予算実績分析

 

期初発表で、上期の売上高 240億円 営業利益 25億円という開示をさせていただいております。 

 

一方で為替を1ドル125円で置いておりましたが、約8%弱ほど期中平均では、円安に振れました。この影響を勘案しますとですね、もう少し、売上高が伸びてもよかったのかなあと、一方で、為替の影響を受けながらも、営業利益は順調に積みあげて来ているというところでございます。

 

ただ、上期を通して、計画比では若干物足りないところではございますが、先程ご説明申し上げた通り、前年同期比でみますと、概ね計画に従って、順調にですね、販売数量を伸ばして来ている。

ただ、一方で一部の商品においてですね、上下(かみしも)の期ズレ というものが発生しておりますので 上期 少し不足感のあるところは、下期で十分、挽回をしていく、そういった計画となっております。

 

特にイオン交換膜のモジュールの販売に関しましては、今年初めて取り組んでおるものですけれども、上期中の計上額が少し計画よりは足りなかった、これが下期に全て、当初の計画を上回る、上期の分も含めた額での計上となる見込みでございます。

 

■2024年1月期通期業績見込み

2024年1月期通期業績見込み

 

続きまして、通期の見通しに関してのご説明ですが、これは概ね通期の計画通りの推移ということで、今回は特に見直しをいたしません。

 

先程も申しました通り、為替のところでもですね、昨年に比べればというところではあり ますが8%弱の為替のレートの変動推移となっておりまして、また下期、これ以上どうかというところが 今、見えませんので、これを見直すことはしない。

 

一方で既にご案内の通り、主要なお客様とは中期的な需要の数量の契約の更新をしたところでございますので、中長期的に需要数量が伸びていく、これもですね、見えておる状況でございますので、下期また成長が回復してくる、そういった計画を準備しているところでございます。

 

■実績(連結)

実績(連結)

それでは 20ページに参りまして、 ここ数四半期ごとの数字の推移のご説明をさせていただきます。

四半期で100億を超えるところの売上高、ここ数期、安定して続いておる状況でございます。 
この期までのところで 先ほどから申し上げておりますが、概ね 計画通り、順調な推移で一部の上期、下期のずれが出ているかという状況になっております。

 

以上のところまでがですね、私どものこの第2四半期の業績のご説明となります。

 

■Appendix (イオン交換膜について)

イオン交換膜について

イオン交換膜(IEMの主の用途)

イオン交換膜事業につていの記事を引き続き掲載しておりますが、これは第1四半期のところと同じ内容でございまして、先ほども申しました通り、目先の案件というのは非常に順調に推移をしておりますし、今後 POSCOさん の リチウム析出事業というところの 協力関係をさらに強固にしながらですね、また応用展開もいろいろなお客様と取り組んでいくという状況にございます。

具体的な事案が確定し次第、新たに 開示させていただくことになります とさせていただきます。
私の方から全体のご説明、以上のところとさせていただきます。

リチウム析出用イオン交換膜モジュールについて-BPEDは環境配慮型

 

 

 

 

 

■関連ブログ

 

 

 

 

 

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W-SCOPE-2024年1月期2Q決算説明会の文字起こし前半_事業概要

■はじめに

2023年8月25日に実施されたダブルスコープ 2024年1月期通(第2四半期)決算説明会を、いわゆる文字起こしという形で、文章にして紹介します。動画の内容も文章で読むと、新たな気づきもあると思います。前半部分と後半部分で分けて、今回は前半部分の事業概要に関する部分です。後半部分は、決算の説明部分です。

 

▼目次

■冒頭(2024年1月期第2四半期(2023年1月~2023年6月)決算説明資料)

それではただいまより、2024年1月期のダブルスコープ株式会社 第二四半期 決算説明会を進めさせていただきます。

 

■会社概要

会社概要

まずはじめにですね、決算資料に従いまして、会社概要の説明をさせていただきます。
会社概要、それから、事業概要に関しては、前の期に比べて大きくかわるものはございませんので、今期の変更点のところの説明とさせていただきます。

 

 

■コーポレートストラクチャ―

コーポレートストラクチャー

 

資料の4ページめところっとなります。

第2半期が終わりまして、 8月の17日に私どものホームページの方でも開示させていただいておりますが

ダブルスコープ 本社側のですね wcp の持分比率 これに関しては、WSKでWCPの株式の購入を進めたとうところから、現在持分比率が、36.02%となっております。

今後もグループ全体のなかで、WCPの持分比率を増やすしていくととを継続して続けていく予定にしております 
詳細はホームページにも掲載しております 8月17日付の開示をご覧いただければと思います。

 

■当社のこれまでの事業展開

これまでの事業展開


続きまして これまでの事業展開のところでの変更点はございませんので、当社のグローバル展開の状況というところでのご説明を少し加えさせていただきます。

 

■当社のグローバル展開の状況

グローバル展開の状況

 

えー3つほどご説明させていただきますが、

1つ目は ハンガリーの子会社に関して
、色々な経済環境ですとか政治的な環境がある中でですね
 工場建築の方は順調にすすめております。

来年末までには工場を稼働させ、その次の年25年から、商業生産、販売を始められる
ような準備を整えているところでございます。

そして、ひきつづき、大きな話題になっておりますが、北米市場においては
アメリカの法律の影響もうけまして、EV業界、電池業界全体での、北米での大きな投資がつづいております。
 私どもも、多くのお客様方から、セパレーター、信頼できるセパレーターの北米生産のものがほしいというご要望をいただていおりますので、現在情報を整理しつつ、 年内には明確に 北米進出の方針をご案内できる準備を整えていく、そういった状況にございます 

もう1つはPOSCO様との協業であるイオン交換膜 事業に関しましては、はじめてのことですので いろいろな、何でしょう、 事業のスタートにあたっての難しさには直面はしておりますけれども、一つ一つの問題を解決しながら、順調に生産を進め 売上の計上、利益の計上というのが 段階的にできる、そういったところまで来ておるところ でございます。

 

■現在進めている投資と今後の戦略

現在進めている投資と今後の戦略

つづきまして、7ぺーじ目のところですが、この上期、一番の取り組みのというのが、韓国の工場のおいての成膜ラインの生産性、これを2倍に増やす新しい技術の導入、これを進めてまいったわけですけすけれども、非常に順調に進んでおりまして、順調であるがゆえにですね 、すでにこの新しく改造した製造ラインからの 量産 サンプルをお客様への提供も 進めるというところに来ております 。

そういったことで 量産 サンプルの生産には 一部、費用が発生をしております。 
また、今後この技術を使うことによってですね 、
今の状況では、世界的にインフレも進む 中で設備投資の金額がかなり重くなっていく懸念もあるわけですけれども、わたしども、1ラインあたりの生産能力を2倍ににしていくことで、
 お客様の需要をみたす生産能力を、できるだけ、 投資 コストを抑えながら実現していくということの具体的な計画が書けるようになっていくのではないかと、そういった計画を急いで書いていこうという段階にきております。

海外工場に関しては、先ほどお話しましたとおり、ハンガリー、順調に進めておりまし、北米の件も検討がしっかり進んでおります 。

 

■販売数量増加見通しと設備投資の状況

販売数量増加見通しと設備投資の状況

10ページのところで 販売数量増加見通しと設備投資の状況を書いておりますが、この中にはまだ 北米の計画が、具体化しておりませんので。 将来展望としての北米の数量が含まれておりません。
非常に大きな需要があることを期待しておりますので、 アップデートでき次第、この表も 書き換えてまいりたいとは思います。

 

 

 

メンブレンフィルムの幅広い用途

セパレータの競争環境


追記:
メンブレンフィルムの幅広い用途 と■セパレータの競争環境 の資料については、特に説明がなかった。

 

 

 

 

 

■関連ブログ

 

 

 

 

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以上

上海エナジー(SEMCOPP)の謎

令和の未来カエルのチャンネル(YouTubeチャンネル)の上海エナジー(SEMCOPP)について説明する動画を紹介します。

 

 

■ 社名の謎

旭化成東レ、ダブルスコープ、テイジン住友化学など日韓のセパレーター企業の競合となる中国企業 上海エナジーについてのYoutube動画(↓)です。

-----
ダブルスコープの競合研究 -上海エナジーの謎その1-【社名の謎】
 
-----
 
上海エナジーの謎その1-【社名の謎】
というタイトルで、
① 上海エナジーの概要
② 時価総額
③ 社名の謎
という目次、順番で、上海エナジーについて紹介している動画です。
次回動画の予告(上海エナジー急成長の謎についての話)もしています。

8分後ぐらいに、途中音声が途切れる箇所がありますが、ご留意下さい。
 

■ 会社設立の謎

旭化成東レ、ダブルスコープ、テイジン住友化学など日韓のセパレーター企業の競合となる中国企業 上海エナジーについてのYoutube動画(↓)です。

----- 

ダブルスコープの競合研究  
-上海エナジー(SEMCORP)の謎その2-

【会社設立の謎】 

https://youtu.be/2FmPSVrArjM

-----① SEMCORPの創業者は
② SEMCORP設立の背景と発展の謎
--
という順番で、上海エナジー(SEMCOPR)について紹介しているYoutube動画です。

 

■セパレーター世界1位の謎

2010年に進出した上海エナジー(SEMCORP)が、わずか10年で世界シェア1位になるまで急成長した謎、理由について紹介するYoutube動画(↓)です。

 ----- 

ダブルスコープの競合研究
-  上海エナジー(SEMCORP)の謎その3- 
【セパレーター世界一の謎】

https://youtu.be/H6lq9K99NUI?si=pSkXQbxxoizSvsKI

----- 

 

旭化成東レ、ダブルスコープ、テイジン住友化学など日韓のセパレーター企業の競合となる中国企業 上海エナジーについてのYoutube動画となるので、興味のある方はご覧ください。

 

 

 

「「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問」 を読んで

「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (作者:細谷 功)

を読みました。要点、所感、関連する話題など紹介したいと思います。

 

 

 

■本を買ったきっかけ①:アマゾンポイント還元

のキャンペーンでこの本は知りました。
キャンペーン中だと、Kindle版:850円で、425円分(50%分)のポイントもつき、実質425円で購入できます。
 
現在(2023年3月11日時点)でも、この本はまだキャンペーン対象ですが、ポイント還元231円(約27%分)でした。
 
 

【最大50%還元】など 

Kindle本 期間限定キャンペーン


■本を買ったきっかけ②:アナロジー思考

アナロジー思考 構造と関係性を見抜く 著者:細谷 功』を読んで抽象化の大切さを感じたからです。

抽象的な意味を、具体的な意味することは大事ですが、その逆の大切さは今まで考えることがなかったので、新鮮でした。

 

■関連ブログ(書評について)

読んだ本は以下のような形にブログにて、読書録的、書評的な内容を紹介しています。

▼前回の書評のブログ  

 

 

他のブログも読んでいただけると嬉しいです。ブログのタイトルに下にあるカテゴリーで『読書録』に選択すると確認できます。

 

タイトルの下にあるカテゴリー

 

■知的能力の「縦軸」と「横軸」

▼知的能力と知の発展モデル

「「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問」より引用

 

 

ここで「横軸」が知識や情報の量的な拡大で、幅が広くなればなるほど知識や情報の量が増加していることを意味しています。 対する「縦軸」が本書のメインテーマである具体と抽象の軸で、下から上に抽象度が上がっていきます。知の発展のもう一つの側面は、私たちの知の抽象度が上がっていくということです。 横の蓄積についてはわかりやすいと思いますが、その横方向の拡大とセットになっているのが、「抽象具体」の上下運動なのです。

「はじめに」の章で、上記の通り、縦軸を抽象、横軸を具体にして、その両方を大切さを説明しています。

世の中は複雑なので、縦(縦軸):抽象、具体(横軸)にも正解はありません。

ただ、縦(縦軸):抽象、具体(横軸)というキーワードで物事を考えて、自分なりの解(自分にとってストレスを感じず、メリットがあると思える考え)を導き出す動作が必要と思います。

 

■抽象病と具体病


第1章なぜ具体と抽象が重要なのか?
という章では、
抽象的なすぎる抽象病の症状と、具体的すぎる具体病の症状をあげています。

▼抽象病の症状

・いかにも賢そうに見える(でも実は世の中を1ミリも動かすことがない)「べき論」を語るのが大好きである


・他人の行動、とりわけ失敗に対して一般的な理想論で批判したり「アドバイス」したりするだけで、実施につながる代替案を提示したり実際にアクションしたりすることはない


・「ベストを尽くします」「徹底的強化を目指します」「適材適所でしっかりと対応します」など、目標や施策が全て抽象的な表現で、一切行動につながらない

 

 

▼具体病の症状

・全て「具体的事例」がないと理解も実行もできない(新しい技術の導入や新規事業への投資などの場面において)

・言われたことをそのまま実行することしかできず、一切の応用が利かない

・一度ルールや線引きが行われると、それを絶対的なものと信じて疑わず、環境の変化に適応できない

 

抽象病も具体病も批判的な思考の一つで、極端な批判的な思考もよくないが、改善点を考えるためには適度な批判的な思考は必要でしょう。
批判的過ぎることは、建設的でないという意味でよくないですが、無駄な物事をなくすという意味で必要なときもあります。
ただ、批判だけでなく、物事の背景、応用を察して、分析して、理解することも大事です。
具体化、抽象化を思考の過程で実施して、不要な抽象的な物事、不要な具体的な物事をそぎ落として、どの程度抽象化、具体化した物事が最適か考える努力が大事ではと思いました。

 

Apple社の創業者SteveJobsの名言で、
“Simple can be harder than complex:You have to work hard to get your thinking clean to make it simple.But it’s worth it in theend because once you get there,you can move mountains.”
シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。
というものがあります。

 

最適に抽象化、具体化された表現は、SteveJobsの『シンプルであること』にも通じる思いました。

ここで「懸命に努力して思考を明瞭にする」とは具体的な問題、抽象的な問題を批判的な思考をもって、問題を見つけ、無駄な部分、それほど大事でない部分、本当に大事な部分を、
最適な具体的に、抽象的なレベルに設定することが、物事をシンプル(単純、明快、最小限)にするという意味かも知れないと考えました。

■改めて本の紹介 

「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (作者:細谷 功)

「具体と抽象(の往復)」。その思考回路を持つと、あなたの知的能力は劇的に進化する! 「具体⇔抽象」とは、抽象化と具体化という形で具体と抽象を行き来する思考法のこと。斬新な発想をできるようになるだけでなく、無用な軋轢やコミュニケーションギャップの解消にも役立ちます。そこで本書では、「抽象化と具体化の基本動作」から「仕事・日常生活における実践・応用の仕方」まで解説するとともに、トレーニング問題も多数用意しました。

●問題:「目覚まし時計」「懐中電灯」「旅行代理店」「カメラ」「お金」の共通点は? 

●問題:「自動車の座席」と「年末に配られるカレンダー」の共通点は? 

●問題:「理系」と「文系」の違いは何でしょうか? 

●問題:「成功」の反意語は何でしょうか? 

●問題:「現象と理論」「一般論と例外」「チャーハンと中華料理」「物々交換と貨幣取引」……どちらが具体で、どちらが抽象でしょうか? こうした問題を解くうちに「具体⇔抽象」の思考回路が身につき、「自分の頭で考える力」が飛躍的にアップする一冊!

 

 

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「具体⇔抽象」とは、抽象化と具体化という形で具体と抽象を行き来する思考法のこと。斬新な発想ができるようになるだけでなく、無用な軋轢やコミュニケーションギャップの解消にも役立つ。そこで本書では、「抽象化と具体化の基本動作」から「仕事・日常生活における実践・応用の仕方」まで解説するとともに、トレーニング問題も多数用意。問題を解くうちに「具体⇔抽象」の思考回路が身につき、「自分の頭で考える力」が飛躍的にアップする一冊! --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者について
細谷 功(ほそや・いさお)

ビジネスコンサルタント、著述家。
1964 年、神奈川県生まれ。
東芝で技術者として勤務の後、アーンスト& ヤング、キャップジェミニ等での欧米系コンサルティング経験を経て、2012 年より㈱クニエ コンサルティングフェロー。
問題発見・解決や具体⇄抽象等の思考力に関する講演や研修を国内外の大学や企業などに対して実施している。
著書に『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』『問題解決のジレンマ』(いずれも東洋経済新報社)、『「Why型思考」が仕事を変える』『メタ思考トレーニング』(ともにPHP ビジネス新書)、『なぜ、あの人と話がかみ合わないのか』(PHP文庫)、『具体と抽象』(dZERO)などがある。

 

 

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 ↑がリンク。Kindleなど電子書籍は、大幅ポイント還元などかなりお得になっています。昔は古本の方が安いものがほとんどでしが、今はポイント還元分も含めると古本より安いものが増えました。  
↑がリンク。日替わりは本当に日替わりなので、買いたい本などないかチェックをおすすめ。こんな本があると知るだけでも少し、知識、興味の幅が広がります。

読んで頂き、ありがとうございました。

誤字脱字、乱文雑文、すいません。

素人が趣味で書いているブログです。その点を留意して、情報の正確性などご容赦ください。

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以 上

W-SCOPE-2022年12月期通期決算説明会の文字起こし

■はじめに

 2023年2月14日に実施されたダブルスコープ 2022年12月期通(第4四半期)決算説明会を、いわゆる文字起こしという形で、文章にして紹介します。動画の内容も文章で読むと、新たな気づきもあると思います。

▼目次

■冒頭

冒頭-2022年通期決算-ダブルスコープ

 

それでは定刻となりましたので、ただいまより、2022年12月期第4四半期決算説明会を開催させていただきます。
本日は、皆様、お忙しいところお時間頂きまして、ありがとうございます。
しばらくお手元をご覧いただけると思いますが、ズームの画面にも共有しております資料に従いまして 、ダブルスコープの2022年12月期の決算内容を説明させていただきたいと思います。

■2021年12月期決算サマリー

決算サマリー-2022年通期決算-ダブルスコープ

まずはですね、2022年12月期決算のサマリーをご説明させていただきたいと思います。

資料4ページになります。通期実績は、昨年はですね通期で451億円の売上となりまして,
その前の年、2021年と比較しますと50.5%の売上増となっております150億円強の売り上げの増加となっております。

 

特に韓国向けのお客様、韓国のお客様向けのところの売上高、車載用と民生用とともに増えまして437億円ほどの売上高となりました。

車載用の電池向けの売上高は227億円強なっておりまして、前年同期比約50%、49.7%の増加となっております。

昨年は特に民生系の需要もまだ強い状況が続きました。

民生のハイエンド電池向けの売上高、これも223億円強の売上高となりまして、21年に比べますと50%以上の売上高の増加となっております。

 

私ども、工場の側では販売数量の増加に対応するためにですね、年間を通して生産性の改善、歩留まりの向上に取り組んでまいりました。

昨年は、新しい生産設備がですね、一昨年の末に据え付けた WCPの新しい設備が稼働したわけですけれども、この新しい設備の製品品質の安定化に、早い時間に安定するように取り組みを進めるとともに、以前から使っている製造ラインにおいても生産性の改善を進めてきた中での販売数量の増加、売上高の増加という結果を得ることができております。

 

営業利益に関しましては78億2900万円、これはですね前年同期比59億3100万円の増加ですから、2021年比3倍以上の数字となっております。

 

もちろん先程ご説明しました通り生産改善というところの寄与が大きい部分があるんですけれども、昨年に関しましては、通年を通して為替の変動が非常に激しい時期となりました。

この為替の変動というのは私どもの業績には非常に好影響でございました。

 

期初計画、これをですね、為替レート 1ドル116円で設定しておったもの、これが通期のところでは、131円90銭となりましたので、この円安ですね、これが業績に大きく影響したところがある年でした。

 

設備の稼働状況に関しましてはご説明申し上げた通り需要は引き続き強含みで、非常にお客様から供給増の要求を強く受ける中で、私どもも設備を増やしながら、あるいは生産性の改善を進めながらフル稼働をしてですね、お客様のご要望に対応してきたそういった年でございました。

 

さらにコーティング製品の需要が高まる中で、WSK、WCP 共にコーティング設備の増設はございまして、増設後、速やかに販売につながる生産に進んでいったということで、コーティング生産能力、非常に大きく増やしま して、特に下期ですね、コーティング製品の販売が増えて言った状況がございます。

 

それにとどまらずの、後ほどまた、ご説明させて頂きますが WSK においては生産性改善のためのまた次なる新しい方策を検討し、実際、成膜ライン の改造を開始するに至っております。

 

■実績(連結)

2022年通期実績-ダブルスコープ

続きまして、次のページでですね、今申し上げました数字のところを一覧表にしております。

昨年の第2四半期からですね、3ヶ月四半期ベースでの売上高が100億超えるようになり、第3四半期第4四半期では120億、超えるところとなりました。

 

先ほども、ご説明しました通り、この表の為替レートのところにも記載がございますけれども、昨年は期が進むにつれて、特に第2四半期第3四半期ではドル高が進みました。

 

こういった影響も受けて営業利益も大きく伸ばし四半期3ヶ月でですね、23億円、24億円、第4四半期円には26億円の営業利益を積み上げてまいりました。

 

■BS主要項目の推移

BS主要項目の推移-ダブルスコープ2022年通期決算-


続きまして 、BS のところでございますが、これは以前からご説明してる通りでございまして、第3四半期のところで 、WCP の上場というイベントがございましたので、資産の側では現金を大きく増やし、また、負債の方ではですね、若干の短期借入、長期借入の変更がございますけれども。

というところの内容となっております。

 

またこれも後ほど、ご説明いたしますが昨年の9月の WCPの上場に伴って資金調達がうまく進みましたので、今後の投資資金として、特にハンガリーの投資に充てることが多いんでですけど、まあ、準備が進んでいるという状況でございます。

 

■営業利益増益要因(前年同期比)

営業利益増益要因-ダブルスコープ2022年通期決算-

続きまして、営業利益増減分析のところになります。


これはですね、前年同期、21年第4四半期のところと、22年第4四半期のところの営業利益の増減分析をしておりますので、一番左側の棒グラフが21年第4四半期実績、営業利益18億9800万、ここから加えて、昨年期では販売数量の増加とですね、販売価格の増加ですね。

これはコーティング製品が増えたところに起因するわけですけれども、これをあわせまして、151億3400万円の売上高の増加となりました。

 

この売上高の増加分に対しての費用の増加というのがここから右側の赤い棒グラフになります。

原材料費の増加、原材料費、人件費、減価償却費と増加してまいりましてすい水光熱のところが少し多めの増加となっております。

これは昨年の第1四半期の決算説明会でもご説明させていただきましたが昨年第1四半期特にですね燃料費の高騰の影響を大きく受けた数字がこの27億の中の多くの部分を占めるというご理解をいただければと思います。

 

 

地域販売高の推移

地域別販売高の推移-2022年通期決算ダブルスコープ-

続きまして次のページでは、地域別販売シェアの推移をご説明しております。

これも以前からご説明しておる通りですけれども、地域別と書いておりますがそれぞれのお客様のオリジンの国ベースに書いておりますので、韓国のお客様向けの売り上げが圧倒的に多いわけですけれども、韓国のお客様の海外工場ですね、これもこの中の韓国の数字に織り込んでのものでございます。

 

販売地域は、非常に広がっておりまして、ヨーロッパもあり、中国もあり、東南アジアもあり、もちろん韓国の中にも工場があり、販売先としてお付き合いを頂いている、そういった状況でございます。

 

アプリケーション別販売構成比四半期推移

アプリケーション別販売高の推移-2022年通期決算-ダブルスコープ

次のページではですね、アプリケーション別の推移をお示ししております。

 

前回の説明会の中でもご説明させていただいた通りですね、左から順に民生のノンコーディングのところ、これが昨年の下期から、私どものコーティング設備の増強がすすんだことにより、ノンコーティングの製品が減りました。

 

それから民生のコーティング製品のところ昨年の第2四半期から徐々に売上を伸ばしてきたわけですけれどもほぼそれが横ばいで推移している、高止まりをしている状況が続いております。

 

一方で一番大きく数字を伸ばしているところがコーティング製品、自動車用のコーティング製品のところでございます。

 

昨年の下期からぐんと販売数量が伸びてるわけですが、私どものお客様の側の自動車用電池工場の設備投資の計画に従ってですね、新しい設備が稼働するようになるとその期から大きく数字が伸びるというのがこれまでの傾向でございます。

 

■2023年12月期通期業績見込み

2023年12月期通期業績見込み-ダブルスコープ

続きまして、2023年12月期、今年のですね、私どもの業績の見込みのご説明をさせていただきたいと思います。

 

これまでご説明してまいりました通り、昨年大きく売り上げを伸ばしたわけですけれども、昨年、実は、期初予算では売上高380億円、営業利益50億円としておりました。

 

これがですね、期中、お客様の需要の増加に対応して生産改善を進めた、進めまして販売数量を伸ばしてきた。

そういった効果とともに為替の面でも、先ほどご説明した通り期初から期末までですね、私どもの会計基準の為替レートでいきますと、14%ほど円安に進んだ。

こういったことから、売上高451億円、営業利益78億円という数字になったわけですけれども。

 

今年に関しましてはですね、新規設備の稼働開始というのがコーティングラインのみの計画となっておりまして、その中で、2024年以降ですね、お客様の需要の大幅な増加が見込まれております。

これに対応するためにですね、投資コストを抑えつつ、また、今、新しい生産設備の納期が非常にかかる長くかかる状況となっておりますので、こういったことも勘案しながら生産能力の増強を今年一年かけて進めていく、そういうことが必要な時期となっております。

 

新規の設備投資はですね、当然継続しながら、一方でコストの面でも可能な限り効率的に進めて、効率的に進める努力、こういったことを続けている状況です。

具体的には、2024年以降に備えてですねハンガリー工場への大規模な投資は、もちろん進めてまいります。
それのみにとどまらず、韓国工場でも WCPにおいては成膜ライン7号、8号の設置、それから量産準備、これを今年の下期に予定しております。

 

さらに WSKの既存の設備ですね。
これはもうかなり長いこと使っておるライン が多いんですけれども、これを新しい生産技術をですね、導入してですね、設備の改造を進めて既存の ライン の生産数量を大幅に増やす、こういった試みを進めてまいります。

 

これに関しては、そのためにですね、この改造を進めていく対象ラインの生産がですね、この期間、一定期間停止してですね、生産数量、生産販売に貢献ができない時期があるということ、それからば追加の費用、工事費用、改修工事費用というのが発生します。

 

さらにはですね、新しい ラインであったり、この改修した ラインのですね、お客様への製品サンプルの供給でありましたり、また技術承認用の量産実験をしていく、こういう時期にあたります。
こういった費用を織り込んだ予算となっておる状況です。

 

今これらの事はですね先ほども申しました通り来年以降の急激な需要の増加の中で、供給能力のみならず、コスト競争力の面でもしっかりとした対応ができるように先行投資をしていくということでご理解いただければ幸いでございます。

 

そういったことで今年の売上の見込みとしましては、前年比50億円増え500億円となる計画を しております。

 

為替レートは先ほど申しました通り、昨年通期平均レートでは131円30点 1ドルあたりでしたが今年に関しましては予算の設定はここから5%ほど円高にしておりまして125円としております。

 

営業利益に関しましては先ほどご説明した通りの費用を織り込んでおりますので、昨年に比べますと少し目減り感がございますが、55億円の営業利益を計画しております。

 

以上が今年の計画のご説明となります。

 

■設備投資の状況

設備投資の状況-2022年通期決算-ダブルスコープ

続きまして、設備投資の状況に関しまして、お話をさせていただきます。

続きまして設備投資の状況のご説明をさせていただきます。

 

昨年、継続してご説明してきた内容でですね、昨年、コーティングラインを増やしてきました今年もまたさらにコーティングラインを増やす計画をしております。

 

今年の下期 WCP の7号、8号ですね、 WSK 16号、17号の成膜 ライン を据え付け、24年から稼働できる準備を整えてまいります。

 

これに加えハンガリーの工場をですね、順調に工事を進めておりますので、24年からの稼働、24年おそらく9月からとなりますが量産稼働を進められる準備を整えている状況でございます。

 

これに加えまして、皆様ご存知の通り、昨年夏からですね、アメリカの市場でも EV サプライチェーンアメリカ国内に構築していくという大きなアメリカの目標が出来まして、それに対するインセンティブを含む 法律ですね、これが今まさしく、まもなくできようとしております。

 

いわゆる IRA という法律の中の細則に、電気自動車及びそのサプライチェーンの米国内生産構成比率ということが定義されるわけですけれども、この新しい法律がどのようなところで着地するか、概ね3月中には明確になってくると言われておりますので。

 

このような状況をよく調べながら、アメリカのマーケット、大きな成長をしていく数字が見えておりますので、これに私どもがどのように対応していくべきか、具体策の検討を開始し進めている。そういう状況でございます

 

まあ、これらの投資に関しましては先程も少し触れました昨年の WCP の上場によって約400億円ほどの資金調達をしておりますので、当面の投資資金確保ができておるということ、さらにはグループ全体としましてキャッシュフローを非常に大きく改善しておりますので、追加投資資金の調達に関しても非常に柔軟にですね、金融機関の皆様と取り組み、議論を進めていくことができるそういった状況になっております。

 

 

 

■イオン交換膜事業など

イオン交換膜事業など


それから16ページのところに移りましては、以前から毎回ですね、私どもメンブレンフィルムを利用する他の事業分野ということで、この表を使ってのご説明をさせて頂いておりますが、昨年から開示させていただいております通りイオン交換膜の事業がいよいよ今年から商業ベースでですね稼働していく。

今年、売上がしっかり立ってくる見込みとなりました。

これからもですねねま今回協業させて頂きますポスコさんとのお仕事しっかり進めながらまた色々な展開も構築していく事の準備を進めているところでございます。

 

以上で私からのご説明を終わらせていただきます 

 

 

 

■関連ブログ

 

 

 

■本の紹介

決算やダブル・スコープに興味を持った方が興味がありそうな本をいくつか紹介します。

 

 

 

 

株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える 決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方

株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える 決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方

KADOKAWA

  • 個人投資家が決算書で見るポイントを紹介。
    決算短信1ページの「売上・利益の伸び」だけチェック。
    これだけで「株価が上がりそうな会社」は9割わかる話などを紹介(案外、本質をついている本かなという感想)

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会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方

会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方

ソニートヨタな多くの会社が、10倍、100倍、1000倍、万倍となった過程が紹介されています。

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電池の覇者 EVの命運を決する戦い (日本経済新聞出版)

電池の覇者 EVの命運を決する戦い (日本経済新聞出版)

著者の佐藤 登氏は、本田技研工業入社、本田技術研究所基礎研究部門で、電気自動車用の電池研究開発部門のチーフエンジニアを経て、2004年に韓国サムスンSDIに常務として移籍。中央研究所と経営戦略部門で技術経営を担当された方です。

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ダブルスコープのサムスンSIDへの売上比率は2019年 48%、2020年 77%と上昇しており、ダブルスコープはサムスンSDIのセパレーター部門のようになっています。サムスンSDIの常務を務めた佐藤登氏の著者は示唆に富むことが多いでしょう。

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ここからはいつも紹介する成長株投資に関する本です。

オニールの成長株発掘法 【第4版】

オニールの成長株発掘法 【第4版】

  • パンローリング株式会社
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楽天のリンクでも紹介しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

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