インフレの悪影響-W-SCOPE 2022年12月期1Q決算より

■はじめに

ダブルスコープの2022年1Q決算から原材料高などインフレの影響を調べたブログです。
結論からいうと、ダブル・スコープの2022年1Q決算を見る限り、原材料高などインフレの悪影響はは、それほど心配しなくてよさそうです。#6619

 

ロシアへの経済制裁や中国のゼロコロナ政策による上海地域のロックダウンなどサプライチェーンの混乱などで、燃料高、電気高、原材料高が話題です。米国では景気過熱から人手不足で、人件費も上昇し、昨今は景気抑制から金利があがり、株式市場全体も下落傾向です。まさに世界はインフレの時代という印象です。

 

ダブルスコープは、2022年05月12日に2022年12月期1Q(第1四半期)決算が開示されました。Wスコープ株価は、決算翌日5月13日は、前日の終値838円からストップ高の988円と高騰し、5月20日終値で1,208円と、決算前から44.15%も上昇しています。

株価も、原材料高などインフレはそれほど心配していないのでしょうか。

に続けてのダブルスコープに関するブログ記事です。

 

 

■2022年1Q決算から考えるインフレの影響

● 2022年1Q決算説明資料から考える原材料費率など

2022年1Q決算説明資料の営業利益増減要因から、
それぞれのコストの増加分 を売上増加分で割って、それぞれ費用が売上高に占める比率を計算しまいた。
()内の記載は、2021年12月通期との比較です。

2022年12月期1Q(1月から3月分)

  • 原材料費503百万円 ÷ 売上高2,811百万円 = 17.89%(マイナス2.62%)
  • 人件費 252百万円 ÷ 売上高2,811百万円=8.96%(マイナス2.74%)
  • 水道光熱費 568百万円 ÷ 売上高2,811百万円 = 20.20%(プラス12.1%)
  • 運送費※ 313百万円 ÷ 売上高2,811百万円 =11.13%(プラス0.24%)

 ※決算説明資料によると、梱包費と表現されています。
 ()内は、2021年通期の比率と比較です。

 

● 原材料費率は低くなっている

2021年通期の原材料費率の推計と比べると、マイナス2.62%と原材料費は低くなっています。

ポリエチレン・ポリプロピレン値上げ表明相次ぐ : 日本経済新聞

こういった記事から、
セパレーターの主原料となるポリエチレンとポリプロピレンの価格が1割から2割程度は上昇していることはうかがえます。

生産性の向上が原因か、長期契約で原材料費の購入価格はまだ上がっていないのかはわかりませんが、すくなくともダブルスコープの2022年1Q決算を見ると、原材料高の影響はないようです。

 

● 気になる水道光熱費(ガス代)の上昇

2022年12月期第1四半期報告書によると
営業利益に関しては、売上高が前年同期比2,811百万円の増収となりました。一方、製造原価及び販管費に関しては、販売数量の増加に伴い原材料費503百万円、減価償却費413百万円、人件費252百万円などの増加となりました。これらに加え世界的な燃料高騰の影響を受け、当社の製造子会社2社を運営する韓国でも当第1四半期連結累計期間にはガス代が期中平均で前年同期比70%以上上昇したことから 水道光熱費が前年同期比568百万円の増加となりました。これらの結果、営業利益は前年同期比277百万円増加し、439百万円(同171.1%増)となりました。
とあります。

という記載があり、ガス代の上昇が気になります。

韓国の場合、原子量発電の比率が高く、かつ、政策的に電気料金が安いため、水道光熱費の上昇もそれほど心配はしていませんでしたが、ガス代の上昇による水道光熱費の大幅な増加が想定外でした。


おそらく、ガス価格はその時の市場価格を参考に購入するような契約になっており、ロシアのウクライナ侵攻によるロシアへの経済制裁の影響で、天然ガスが高騰したことが影響したのかもしれません。

化学プラント工場ではボイラーがよく利用されます。
化学プラント工場では大規模した蒸留技術が使用されており、原油を加熱し、蒸気を冷却することで重油軽油、灯油などの石油製品を作っているからです。
ダブルスコープのセパレーター工場でも、蒸留、加熱、乾燥などの用途でボイラーが利用され、その燃料がガスなのかもしれません。

 

天然ガスLNG液化天然ガス)価格動向(直近2年)(直近2年)

天然ガスLNG液化天然ガス)価格動向(直近2年)

上記の天然ガスLNG液化天然ガス)価格動向(直近2年)を示すチャートは

2022年4月|JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト

から取得したものです。
北東アジアのアセスメントされたスポットLNG価格JKM(期近分)USD100万Btu※は、2021年代は10米ドル台で推移して、2022年1月と2月は20米ドル台で推移し、3月にはロシア産パイプラインガス供給中断の懸念に伴って一時急騰し80米ドルを上回り急騰、その後30米ドル台で推移しています。当初30米ドル台で推移したが、後半にかけ24-26米ドル台まで下落しています。
こういったガス価格の推移から、
おそらく、1Qのガス代の高騰は、2月に発生したロシア産パイプラインガス供給中断の懸念で、一時的なものと考えてもいいかもしれません。

2022年12月期 第1四半期決算説明資料にも、

営業利益の通期見込み として、

□1Qには燃料費高騰の影響を受けたが、(特にガス代単価が前年同期比70%以上に高騰)2Q以降光熱費削減への取組み等により使用量が減少し改善する見込み

という説明があります。

 

ダブルスコープも生産方式の改良や契約方式の見直しで、ガス代の高騰に対する対策も実施するでしょうから、その点も期待したいです。

ちなみに、Btu は、標準気圧下において質量 1 ポンド(約4.53リットル)の水の温度を 60.5°F から 61.5°F まで上昇させるのに必要な熱量を示す、ガスの量を表す単位です。

 

● 運送費のピークアウトか

運送費の売上に対する比率(推定)は、11.13%(プラス0.24%)とわずかに上昇しています。
ただ、
https://www.nyk.com/ir/financial/shipping/

海運市況 | 日本郵船株式会社

で確認されている日本郵船の海運市況の動向や

BDIY 銘柄 - バルチック海運指数 名称 - Bloomberg Markets

で確認できるバルチック海運指数(世界的な海運市況の参考指数)の動向をみると、
2021年の10月頃がピークで、その後は大幅に下落、調整していることがわかります。

 

↑のブログで、2022年業績予想の説明内容を文字起こししていますが、

営業利益のところでは先ほど申し上げました通り、まだ運賃の高止まりというのは、おりこまざるを得ない状況でございます。

といった説明があります。

 

2022年12月期 第1四半期決算説明資料にも、

営業利益の通期見込み として、

□ 輸送費用の高値は継続しているが予算折り込み済み

という説明があります。

 

去年の高騰時の海運市況を参考に計画していることもあり、これについても、今期の決算では心配しなくてもよさそうです。

● 人件費率は低下傾向

米国にように、景気過熱、人手不足による賃金上昇、人件費の上昇も気になりますが、
人件費は、先行投資的な意味が強いので、売上の増加より前に上がる傾向が強いです。
ダブルスコープの場合は、実際に、
対売上人件費率(推計)8.96%(対前年通期 マイナス2.74% 対前年1Q マイナス2.2%)と下がっています。

ただ、人件費は固定費ですから、固定費の比率が下がるということは、限界利益率が下がっていることになります。

● 限界利益率は下がっている

2022年12月期1Q決算説明資料より

人件費率の低下や水道光熱費、運送費(梱包費)の上昇の影響で、
2021年第1四半期 限界利益率 61.41%→ 2022年第1四半期 限界利益率 55.38%
限界利益率はややさがっています。
限界利益率は
限界利益(売上高 - 変動費) ÷ 売上高 

で計算できます。

売上高が分母ですから、売上高が増えれば、限界利益率も下がります。

ただ、水道光熱費、運送費の上昇で変動費が増えたことも、限界利益率が減った要因でしょう。
限界利益率が高いということは、変動比率が低く、売上増にともなう利益増加率が高いということです。

 

例えば、

売上高300億円の時は利益はゼロの会社が売上高 300円→400億円と増収になった場合を考えます。

限界利益率 60%であれば、固定費は180億円、変動費120億円です。

売上高400億円の場合、固定費は変わらず180億円、変動費160億円ですから、60億円の利益、利益率は15%になります。

限界利益率 50%であれば、固定費は150億円、変動費150億円です。

売上高400億円の場合、固定費は変わらず150億円、変動費200億円ですから、50億円の利益、利益率は12.5%になります。利益の差は10億円、利益率の差は2.5%です。

 

上記のケースで、売上高 300円→500億円と増収になった場合を考えます。

限界利益率60% 売上高500億円の場合、固定費は変わらず180億円、変動費200億円ですから、120億円の利益で利益率は24%です。

限界利益率 50%であれば、固定費は150億円、変動費250億円で、100億円の利益に利益率は20%なります。利益の差は20億円、利益率の差は4%です。

このように、

限界利益率が高いと、売上の増加に伴う利益の増加、利益率の改善割合が高くなります。

ダブルスコープの場合、売上の成長も見込めるだけに、限界利益率が下がっていることは少し残念に思いました。

限界利益率については、以下のブログでやや詳細に説明しています。

私がダブルスコープに注目したきっかけの一つが、ダブルスコープの限界利益率の高さでした。

 

■本の紹介

株式投資に有益だと思われる本も紹介します。

●次はこうなる

 

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 2021年12月に発刊された本で、過去の週刊エコノミストの記事をまとめている本ですが、2022年以降の金利上昇や金、穀物価格の上昇なども的確に予想されています。

今後10年、20年という長期スパンで、経済、投資を考えるのに有用な本といえそうです。貨幣の価値が下がり、モノの価値が上がるのがインフレですが、今後10年、20年はインフレの時代となるかもしれません。

インフレの時代に強いのは、価格が上がる商品を生産、販売する企業、もしくは商品の価格を上げる価格競争力の強い企業でしょう。

ダブルスコープもそういった点で、インフレに強い企業といえるかも知れません。

 

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『次はこうなる』著者の 相場研究家 市岡繁男さんが出演している動画(2022年3月10日)も紹介しています。この動画の中で金鉱株への投資を紹介していました。

 

↓の画像はアメリカの金鉱株の指数に連動するETF(コード:GDX)のチャートです

3月10日は38ドル台でしたが、4月中旬に40ドルをつけましたが、5月には35ドルまでさがっています。円安ドル高効果で、円建てなら、3月中旬と比べても上昇していると思いますが、今後の金鉱株も楽しみです。

金鉱株ETFのチャート


▼金鉱株に関するブログ

金鉱株に関しては私も前から注目しています。

過去の金鉱株に関するブログも紹介します。

 

 

 

●決算に関する本

決算に関して面白くてためになると思う本をいくつか紹介します。

決算を見るポイントは、たくさんの企業の決算を見ることで、学ぶことが多いと思います。そういった意味で実例がたくさん記載された本がよく、自分が読んで面白かった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

誤字脱字すいません。この記事は、正確性を保証するものでもなく、投資を推奨、勧誘するものでもなく、筆者の個人的な見解を述べているものです。

 

 

 

 

 

 

#ダブルスコープ  #6619

W-SCOPEのドル高メリット 2022年12月期1Q決算より

■はじめに

ダブルスコープは、2022年05月12日に2022年12月期1Q(第1四半期)決算が開示されました。

Wスコープ株価は、決算翌日5月13日は、前日の終値838円からストップ高の988円と高騰しています。

高騰の原因は、SBI証券との株価予約取引契約の影響かもしれませんが、株価が下がるような悪い決算ではなかったようです。

2022年12月期1Q決算説明資料に以前より詳しく記載があったドル高メリット(為替感応度)を考察しました。#6619

 

 

 

 

に続けてのダブルスコープに関するブログ記事です。

 

 

 

 

■2022年1Q決算説明資料でみる大きいドル高効果

● 決算説明資料の紹介

↓の画像の通り、2022年12月期1Q決算説明資料では、以前の2021年12月期通期説明資料より、詳しく為替感応度(ドル高)の影響が説明されています。

決算説明資料より為替感応度(ドル高メリット)

なお、前回の2021年通期決算説明資料の『KRW/y→ 10ウオン ウオン高で営業利益約40百万円減少』という記載が以前のブログ(↓)で説明した通り、理解が難しかったのですが、今回改めて開示された情報

  • ▼計画為替レート(想定為替レート)
  • JPY 113/USD
  • KRW 1,100/USD
  • ▼2022年1Q為替感応度(年額):
  • JPY/USD → 1円の円安で、売上高約333百万円増加,営業利益50百万円増加
  • KRW/USD →10ウォン安で、営業利益約290百万円増加

がより直近の情報を反映して、正確だと考えたいと思います。

▼以前のブログ

 

 

● 第1四半期の平均為替レートだと

2022年12月期 第1四半期報告書によると、

当第1四半期連結累計期間の平均為替レートにつきましては1米ドルが116.32円、1,000韓国ウォンが96.6円となりました。

といった報告がされています。

円ドルでの増益効果ですが、1ドル116円で計算した場合、

想定為替レート113円より、3円円安なので、

333百万円(3.33億円)×3=9.99億円です。

 

第1四半期連結累計期間の平均為替レートでウォンドルでの増益効果で計算してみます。

1000KRW(韓国ウォン) 96.6円を1ドル116.32でわると

(96.6 ÷ 116.32) = 0.83となります。

1000KRW = 116.32円=0.83USDとなり、決算説明資料の表現に合わせると

1204KRW=1USDとなります。

想定より104ウォン安ということで、

『10ウォン安で、営業利益約290百万円増加』という計算すると

290百万円(2.9億円)×(104÷10)=30.16億円となります。

 

為替レートによる増益見込額

円ドルでの増益 9.99億円 + ウォンドルでの増益 30.16億円

=約40億円

計画上の営業利益は、50億円なので、プラス約80%の結構な上振れ額となります。

 

 

● 直近(2022年5月15日)の為替レート

直近2022年5月15日の為替レートでは
JPY 129/USD(想定より16円円安)
KRW 1,278/USD(想定より178ウォン安)
となっています。

円ドルでの増益効果ですが、1ドル129円で計算した場合、
想定為替レート113円より、16円円安なので、
333百万円(3.33億円)×16=53.28億円です。

ウォンドルでの増益効果ですが、KRW 1,278=1ドルで計算した場合、
想定より178ウォン安ということで、
『10ウォン安で、営業利益約290百万円増加』という計算すると
290百万円(2.9億円)×(178÷10)=51.62億円となります。

 

為替レートによる増益見込額
円ドルでの増益 53.28億円 + ウォンドルでの増益 51.62億円
=約105億円
計画上の営業利益は、50億円なので、プラス約201%の結構な上振れ額となります。
計画上の営業利益の3倍になる計算です。

 

今後の為替レートの動きはわかりません。行き過ぎたドル高が訂正されるかもしれません。ただし、直近の1ドル130円近いドル高の状況を考えると、通期の平均為替レートが、第1四半期連結累計期間の平均為替レートより、ドル安になることは考えにくいので、大幅な増益要因になる可能性が高そうです。

■売上はほとんどドル建てで、経費はほとんどウォン建てか

ダブル・スコープの円建てでの業績は、良くも悪くも為替レートの影響が大きすぎるようです。
売上はほとんどすべてドル建てで、経費はほとんどすべてウォン建てと考えると、決算は円建てと考えると、納得できます。

● 売上のほとんどすべてドル建

まず、売上面ですが、今期の計画上の売上 380億円を想定為替レート1ドル113円で割り円→ドルに換算して計算すると、約3.36億ドルです。


これを想定為替レートより1円円安になったとして、1ドル114円でドル→円に換算する
約383.36億円となり、1円の円安で売上高が3.36億円増えることになります。

1円の円安で、売上高約333百万円増加
という会社の計算とほぼ同じ金額になります。

 

相手先も韓国企業のサムスンSDI、出荷先もサムスンSDIの韓国工場という取引も多く、こういった取引もドル建てというのは、日本国内の取引は円建てという日本人の一般的感覚から違和感がありますが、輸出の比率が大きい韓国内で珍しくないのでしょうか。

 

 

● 経費のほとんどすべてウォン建て

会社の今期計画上の売上380億円 から同じく計画上の営業利益 50億円を差し引いた330億円が経費だと考えます。

 

ウォンが1%下がれば、経費は円換算で、3.3億円減り、3.3億円増益要因となります。

『KRW 1,100/USD ・KRW/USD →10ウォン安で、営業利益約290百万円増加』
という計算だと、0.9%ウォン安で290百万円(2.9億円)となります。

 

330億円が経費、すべてウォン建てという前提で、
1%のウォン安で3.3億円増益という計算だと、0.9%のウォン安で、約2.9億円となり、会社側の試算している数字とも一致します。

 

 

■気になるウォン相場は

最近、ここ3カ月間ぐらいのドル高は、↓の画像に示した通り、円、ウォン、ユーロの対ドル相場のチャートのように、ほとんどすべての通貨に対して、ドルが高くなっています。対円では比較的大きなドル高となっていますが。

そのため、ダブルスコープもドル高の増収増益で、期待できる可能性は高そうです。

 

▼直近6カ月(11月16日から5月15日)の円、ウォン、ユーロの対ドル相場

直近6カ月(11月16日から5月15日)の円、ウォン、ユーロの対ドル相場

 

直近2022年5月15日の為替レートでは
JPY 129/USD(想定より16円円安)
KRW 1,278/USD(想定より178ウォン安)
ということで、想定はかなり保守的な為替となっていますので、少なくとも計画よりウォン高になる可能性は低そうです。

ただ、ウォンがドル・円両方に対して高くなるような事象が発生すると、大幅な減益要因となる可能性が高いので、今期は心配が不要ですが、リスクとしては考慮しておいたほうがよさそうです。

また、ドル高による増益をどの程度の株式市場が評価するかはわかりません。

ドル高が一時的、短期的で、会社の実力を伴わない一時的な利益という評価がされれば、それほど評価はされないでしょう。

 

 

■本の紹介

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 2021年12月に発刊された本で、過去の週刊エコノミストの記事をまとめている本ですが、2022年以降の金利上昇や金、穀物価格の上昇なども的確に予想されています。

今後10年、20年という長期スパンで、経済、投資を考えるのに有用な本といえそうです。貨幣の価値が下がり、モノの価値が上がるのがインフレですが、今後10年、20年はインフレの時代となるかもしれません。

インフレの時代に強いのは、価格が上がる商品を生産、販売する企業、もしくは商品の価格を上げる価格競争力の強い企業でしょう。

ダブルスコープもそういった点で、インフレに強い企業といえるかも知れません。

 

www.youtube.com

『次はこうなる』著者の 相場研究家 市岡繁男さんが出演している動画(2022年3月10日)も紹介しています。この動画の中で金鉱株への投資を紹介していました。

 

↓の画像はアメリカの金鉱株の指数に連動するETF(コード:GDX)のチャートです

3月10日は38ドル台でしたが、4月中旬に40ドルをつけましたが、5月には35ドルまでさがっています。円安ドル高効果で、円建てなら、3月中旬と比べても上昇していると思いますが、今後の金鉱株も楽しみです。

金鉱株ETFのチャート


▼金鉱株に関するブログ

金鉱株に関しては私も前から注目しています。

過去の金鉱株に関するブログも紹介します。

 

 

 

●決算に関する本

決算に関して面白くてためになると思う本をいくつか紹介します。

決算を見るポイントは、たくさんの企業の決算を見ることで、学ぶことが多いと思います。そういった意味で実例がたくさん記載された本がよく、自分が読んで面白かった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

誤字脱字すいません。この記事は、正確性を保証するものでもなく、投資を推奨、勧誘するものでもなく、筆者の個人的な見解を述べているものです。

 

 

 

 

 

 

#ダブルスコープ  #6619

オウケイウェイブ回収不能債権49億円失った後の株価は

■はじめに

オウケイウェイブ(3808)49億円債権回収不能と株価への影響について解説したブログ記事です。
債権額、債券の弁済率(予想損失額)、時価総額、発行済株式数などから、現在の株価について考察しています。

続けてのダブルスコープに関するブログ記事です。

 

 

■関連ブログ

 

■以前から注目して私も投資していたオウケイウェイブ

関連ブログで紹介している通り、主力事業を売却する以前より注目していました。

初めてのブログで取り上げたのは2020年8月8日 直近終値420円の頃でした。

 

その後、2021年5月にオウケイウェイブは2売上の9割程度を占める主力事業を売却して、前年度の2021年6月期末決算で、60億円の特別利益、40億円の税引き後の当期最終利益を計上しました。

2021年10月25日に終値で506円の高値を付けています。

 

オウケイウェブの1年間の日足チャート

しかし、2022年4月に会社から開示があった通り、資金運用を委託したRaging Bull合同会社が自己破産を申し立て、ちょうど前年度2022年の最終利益40億円とほぼ同じ金額39億円が回収不能(おそらく損失)となりそうです。

 

私も投資していました。結果は以下の通りです。
税抜きで42,300円の利益で、利回りにすると11.9%と投資期間は約1年なので、
特別配当の金額が大きかったこともあり、悪くない成績でした。

▼購入
時期:2020年10月から2021年2月 取得株数 1000株 平均取得単価 353.5円

理由:

FAQシステムの事業の価値から考えて、格安に考えたため。

 

▼売却
時期:2021年10月から2022年1月 取得株数 1000株 平均取得単価 365.8円

理由:

FAQシステムの主力事業を売却して得た資金の価値については、あまり反映されていない株価だったこともあり、将来の不透明さを感じたため、売却。


▼投資成績

売却益:12,300円 配当:30,000 (2021年6月期末特別配当 1株 30円)
税抜き利益:42,300円(売却益と配当の合計)

 

英語では「Soon gotten soon spent.(早く儲けた金は早く無くなる)」という慣用句があるそうです。「たやすい稼ぎはすぐ消える」といった意味もあるかと思いますが、オウケイウェブの事件は、株式投資ではM&Aで得たキャッシュを当てにした投資は危険といった教訓になるかもしれません。

 

 

■回収不能49億円の株価への影響

本題の回収不能の債権 49億円の株価への影響についての話となります。

 

投資話で資金を集めていたRaging Bull合同会社が破産へ(帝国データバンク) - Yahoo!ニュース

50億円取立不能のOKWAVE、問題発覚前に元社長が大量の株式を売却 - M&A Online - M&Aをもっと身近に。

といった記事があり、49億円の債権は回収不能となり、ほぼ全額損失となりそうです。

 

破産の場合、債権の弁済率は、悪い場合は0円の可能性もりますし、良い場合でも20%程度でないかと思われます。

会社の清算が目的の破産ではなく、同じ法的な債務整理で、会社の再建を目的とした会社更生の平均弁済率は11.4% 全体の7割が10%未満 といわれるので、20%でも弁済されればいいほうだと推測できます。

 

発行済み株式は、1313万株です。

  1円の株価の変動で、    0.1313億円
 10円の株価の変動で、   1.313億円
100円の株価の変動で、13.13億円の時価総額が変動します。

回収不能債権 49.33億円ですから、この金額を時価総額から引くと約375円の株価が下がる計算です。

開示前の株価は300円付近ですから、株価が0円になってもおかしくありません。


回収不能債権 49.33億円のうち2割が回収できた場合、損失額39.46億円で、この金額を時価総額から引くと約300円の株価が下がる計算です。

2022年4月19日に
債権(39億円)の取立不能または取立遅延のおそれに関するお知らせ
を開示後、株価は、前日の終値278円(時価総額36億円)から終値198円と80円安とストップ安となりました。

その後も株価は下げ続けて、現在5月6日の終値で115円(時価総額約15億円)です。
時価総額で約21億円分、下がった計算になります。

 

▼オウケイウェブの株価の推移(回収不能債権の開示前後)

オウケイウェブの株価の推移(回収不能債権の開示前後)

債権の2割が回収できたとしても、損失額は39.46億円で、開示前の時価総額36億円を考えると、株価は0円になってもおかしくない水準だと考えています。

 

 

■株価は100円でも高い、0円になってもおかしくない

繰り返しとなりますが、回収不能債権 49.33億円ですから、この金額を時価総額から引くと約375円の株価が下がる計算です。開示前の株価は300円付近ですから、株価が0円になってもおかしくありません。

 

逆にまだ115円の株価、15億円相当の時価総額があるというのが、意外に高く思えます。

運用資金を除いた、オウケイウェブの事業に15億円相当の企業価値があるということでしょうか。

そうであれば、今回の事件以前の300円程度の株価(時価総額 39億円)は、未収債権49.33億円(運用資金)とそれを除いた現在の企業価値15億円の合計 約65億円に対して、40%と大幅に割引(ディスカウント)されていたように思えます。

 

「株価は100円でも高い、0円になってもおかしくない」というのは回収できないであろう債権の金額(損失)と時価総額との関係からの個人的な意見ですが、仕手株化している株の場合は、損失と時価総額との関係なく、株価は上下するから関係ないかもしれません。

 

 

 

 

■本の紹介

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『次はこうなる』著者の 相場研究家 市岡繁男さんが出演している動画(2022年3月10日)も紹介しています。この動画の中で金鉱株への投資を紹介していました。

 

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3月10日は38ドル台でしたが、4月中旬に40ドルをつけましたが、5月には35ドルまでさがっています。円安ドル高効果で、円建てなら、3月中旬と比べても上昇していると思いますが、今後の金鉱株も楽しみです。

金鉱株ETFのチャート


▼金鉱株に関するブログ

金鉱株に関しては私も前から注目しています。

過去の金鉱株に関するブログも紹介します。

 

 

 

●決算に関する本

決算書でどのような資産が保有、管理し、利益を上げている分析できれば、オウケイウェブのリスクも気づいたかもしれません。

 

結果論かも知れませんが、オウケイウェブの2022年6月期第2四半期決算短信(会計期間2021年6月から12月)に

PL(損益計算書)で、投資有価証券売却益 10億円 投資有価証券売却損 2億円を計上しており、また、BS(貸借対照表)48億円の長期未収金を計上しており、少しリスクを感じるような内容です。

 

決算に関して面白くてためになると思う本をいくつか紹介します。

決算を見るポイントは、たくさんの企業の決算を見ることで、学ぶことが多いと思います。そういった意味で実例がたくさん記載された本がよく、自分が読んで面白かった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

誤字脱字すいません。この記事は、正確性を保証するものでもなく、投資を推奨、勧誘するものでもなく、筆者の個人的な見解を述べているものです。

 

 

 

 

 

 

#オウケイウェブ #3808

サムスンSDIは三元系オワコン疑惑を払拭できたか

■はじめに

サムスンSDI(ダブルスコープの主要販売先)の2022年1Q決算発表、そのテレカンファレンスによる決算説明会(2022年4月28日実施)は、『これからのリチウムイオン電池の主流はLFP、三元系はオワコン』といった疑惑を払拭する内容と考えています。そんな内容を紹介しているブログ記事です。#6619

 


 

続けてのダブルスコープに関するブログ記事です。

 

 

 

■主流はLFP、三元系はオワコン?

サムスンSDI、ダブルスコープなど韓国企業は三元系(エネルギー密度が高くコンパクトで出力電圧も高いが製造コストは高い、高温低温への耐性など安全性は低い)が主力で得意、中国系がリン酸鉄リチウム(LFP)電池(製造コストは安いが、エネルギー密度が低くコンパクトなものに不向きで出力電圧も低い、安全性は高い)が主力で得意という棲み分けです。

 

最近、テスラがLFP電池を積極的に採用し、コバルトが産地がコンゴ一国に集中し供給リスクがあり希少性から価格が高く、またロシアの主要な産地でもある三元系の主要な材料であるニッケル価格が高騰するなど、リン酸鉄リチウム(LFP)電池が注目され、今後の主流となるような報道があります。

 

↑は、2021年1月25日付のテレビ東京の動画です。LFP電池(リン酸鉄系)がコストだけでも性能でも三元系の電池を優位になるような技術が開発されたことを紹介しています。

 

EV用電池、中国で「リン酸鉄系」が躍進する背景 | 「財新」中国Biz&Tech | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

↑は2021年10月28日付の記事ですが、中国企業やテスラを中心にLFP電池の採用が続き、LFP(リン酸鉄系)電池のシェアが拡大していることが報じられています。

 

LiB正極材 省ニッケル課題が急浮上 | 鉄鋼・非鉄金属業界の専門紙「日刊産業新聞」

2022年3月11日付の記事です。

ニッケル相場急騰の影響がリチウムイオン電池(LiB)にも及びそうだ。車載用電池市場ではここ数年、高ニッケル仕様の正極材が主に採用されているが、ウクライナ危機後に約2倍に暴騰したニッケル相場を受け、電池メーカーなどで材料見直しの課題が急浮上。ニッケル不使用のリン酸鉄系へのシフトを後押しする可能性もあり、ニッケル離れが模索されそうだ。

こういった報道に接すると、『これからの主流はLFP、三元系はオワコンか』とも思えます。

 

 

■ダブルスコープは三元系のセパレーターが得意

 

 ↑は2021年12月3Qの決算説明会の内容を文字起こししたものですが、

一方、中国のお客様、まあ、中国ではマーケットがまた少し状況が変わってきておりまして私共の得意とする三元系用のコーティングセパレーターというよりも、自動車案件においてもコスト重視ということでまたリン酸鉄系の電池に回帰をしてきている、そんな状況が伺えるようになってきました。

といった内容の説明がされています。

ダブルスコープは三元系用のセパレーターが主力、得意であることがわかります。

 

サムスンSDI、三元系への自信をしめす

Samsung SDI Developing Cobalt-free Battery to Secure Price Competitiveness - Businesskorea

↑の記事(英語)は2022年4月29日に、決算発表のテレカンファレンスの内容が報道されています。

LFPバッテリーの市場シェアは、バッテリー市場のミッドエンドからローエンドのセグメントで上昇しています」サムスンSDIの関係者は決算のテレカンファレンスで述べました。

「私たちは現在、正極材料に高価なコバルトを使用しないマンガンが豊富な電池を開発しています。コスト競争力に基づいて市場シェアを拡大していきます。」

といった内容があり、LFPサムスンSDIが得意とする三元系が、LFPに対して、充分な対策をとっていること、その自信が感じられる内容です。

 

http://www.thelec.kr/news/articleView.html?idxno=16810

↑の記事(韓国語)も、2022年04月28日付で、決算発表のテレカンファレンスの内容が報道されています。質疑内容も含めた詳しい記事となっています。

 

Q. まずはコバルトフリー開発してプレミアム市場に加え、ボリューム市場までビジネス拡大推進中だと昨年話していただきましたが、現在の開発状況がどうでしょうか。LFPバッテリーに対する競争力はどのように見ているのか。

A. 最近、LFPバッテリーが低いコストをもとに走行距離の短いエントリー市場でシェアを高めていますが、低いエネルギー密度によってボリューム市場までの需要が拡大するには制約があると見ています。当社は、既存の30個の陽極材からコスト負担の大きいコバルトを除き、満感比重を高めるNMXバッテリーを通じてコストは大きく下げながら、走行距離は現在量産中のプレミアムモデルレベルで確保する予定です。

現在、LFPが性能上カバーできない上位市場で対応できるコスト競争力をもとに、新規プロジェクト受注を推進しており、お客様から肯定的なフィードバックを受けています。今後も4年間蓄積された三元系基準自動車電池量産技術を活用し、お客様が求める性能と価格に合った製品を発売し、市場を拡大していきます。

(同じ質問の中で全固体電池の話もありましたが省略しています。)

 

 

サムスンSDIは、LFPにも注力するSK・LGより好決算

自信だけでなく、L三元系に集中するサムスンSDIは、LFPの開発を計画している韓国同業のSKオンやLGエネルギーソリューションよりもいい決算でした。

https://www.upinews.kr/newsView/upi202204290044

↑は『「合格成績表」を受けたK-バッテリービッグ3… 成長戦略は3色』というタイトルの2022年04月29日付の記事(韓国語)です。

 

▼記事の表を日本語化したもの

韓国バッテリー3社の2022年1Q業績

 

  • LGエネルギーソリューションの売上は4兆3423億ウォン、営業利益は2589億ウォンだった。売上高は前年同期比2.1%増加し、営業営業利益は24.1%減少した。
  • サムスンSDIは今年第1四半期の売上4兆494億ウォン、営業利益3223億ウォンを記録した。前年同期比売上は36.7%、営業利益は142%増えた。
  • SKオンは売上1兆2599億ウォン、営業損失2743億ウォンを出した。売上は139.3%増えたが、赤字幅は大きくなった。昨年第1四半期の営業損失額は1766億ウォンだった。 

といった内容で、一時的な要因もあり、バッテリー(リチウムイオン電池)以外の事業もあるので、一概にはいえませんが、サムスンSDIが突出したいい数字になっています。

 

市場の関心は中国企業が強みを持った「リン酸鉄電池(LFP)」に集まった。主要完成車メーカーがLFPバッテリーの比重を高めると明らかにしたためだ。LGエネルギーソリューションとSKオンは第1四半期の実績発表カンファレンスコールで「LFPバッテリーを開発している」と明らかにした。

サムスンSDIは状況が異なる。サムスンSDIは「コバルトフリー(NMX)」バッテリーでLFPを置き換えるという。

といった内容もあり、サムスンSDIは、他の2社と違いLFPの開発をせずに、三元系で、コバルトの使用量を減らし、コスト削減を図る計画であることがわかります。

 

 

■リサイクル、中古車の再販価格も考えると

今後のことはわかりませんが、『三元系がオワコン』『LFPがオワコン』といった極端のことはなく、それぞれが性能向上、コスト削減され、用途に応じて、使い分けされ、一定のシェアを確保していくことになりそうです。

実際に、テスラのEV車のバッテリーはまだ、三元系が主流のようで、LFPのものは価格が安いグレードなどに一部に採用されているだけのようです。

 

第3章 EV開発の思惑と電池戦略-『電池の覇者 EVの命運を決する戦い』を読んで - 令和の未来カエルのブログ

上記ブログの抜粋です。

現状、EVのリチウムイオン電池リチウムイオンバッテリー)は、
三元系とリン酸鉄系の2種類が利用されています。前者には正極材にニッケル・コバルト・マンガン酸リチウムが、後者にはリン酸鉄リチウムが使われます。

両者にはそれぞれ一長一短があり、三元系はエネルギー密度が高く、低温時にも比較的安定した出力が得られる半面、希少金属のコバルトを使うためにコストが高いという特徴です。一方、リン酸鉄系はエネルギー密度が三元系よりも低く、低温時には出力が低下しやすい。しかし希少金属を使わないためコスト面では有利です。

ただ、リサイクル技術、静脈産業が発達すれば、素材コストが高い三元系は、その貴重な素材を回収するうえで、リサイクルに有利といえます。

また、リサイクル技術、静脈産業が発達すれば、中古車の販売価格も上がるでしょう。「安い」リン酸鉄系(リサイクルには不向き、リサイクルしてもペイしないといわれる)も注目されますが、主流になるのは、「高い」けど中古車の販売価格も「高い」三元系に回帰していくのではないでしょうか。

 

自動車の取得するときは、中古のリセールバリューも意識されるでしょうから、その意味でもリサイクル(再利用)に向いている三元系が有利になるかもしれません。

 

 

■本の紹介

株式投資に有益だと思われる本も紹介します。

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インフレの時代に強いのは、価格が上がる商品を生産、販売する企業、もしくは商品の価格を上げる価格競争力の強い企業でしょう。

ダブルスコープもそういった点で、インフレに強い企業といえるかも知れません。

 

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↓の画像はアメリカの金鉱株の指数に連動するETF(コード:GDX)のチャートです

3月10日は38ドル台でしたが、4月中旬に40ドルをつけましたが、5月には35ドルまでさがっています。円安ドル高効果で、円建てなら、3月中旬と比べても上昇していると思いますが、今後の金鉱株も楽しみです。

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●決算に関する本

決算に関して面白くてためになると思う本をいくつか紹介します。

決算を見るポイントは、たくさんの企業の決算を見ることで、学ぶことが多いと思います。そういった意味で実例がたくさん記載された本がよく、自分が読んで面白かった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

誤字脱字すいません。この記事は、正確性を保証するものでもなく、投資を推奨、勧誘するものでもなく、筆者の個人的な見解を述べているものです。

 

 

 

 

 

 

#ダブルスコープ  #6619

W-SCOPE 2021年度1Q決算でサムスンSDI集中戦略、成功が証明されるか

■はじめに

ダブル・スコープは、2022年05月12日(木)に2022年度1Qの決算発表予定です。 

決算の注目点としては、売上9割を占めるサムスンSDIが非常に良好な決算でした。サムスンSDIの業績に連動、もしくはサムスンSDIの業績以上にダブルスコープが決算が非常に良好となるかが注目されます。

つまり、W-SCOPEが、2021年度1Q決算でサムスンSDI集中戦略が成功していると証明されるかもしれません。

今回は、サムスンSDIの好決算の理由からダブルスコープの業績、株価を考えたブログ記事です。

#6619

 

 

続けてのダブルスコープに関するブログ記事です。

 

 

 

サムスンSDI業績をけん引した高付加価値製品

サムスンSDI、今年1四半期の営業利益3223億ウォン…前年同期比142%↑ (ajunews.com)

サムスンSDIが今年1四半期にすべての事業で実績改善を成し遂げ、初めて四半期の売上4兆ウォンの大台を踏んだ。営業利益も歴代1四半期のうち、最大値を記録した。 
  
サムスンSDIは今年1四半期の売上高4兆494億ウォン、営業利益3223億ウォンを記録したと28日、公示した。これは前年同期比それぞれ36.7%、142.0%増えた数値だ。 
(中略) 

エネルギー・その他の部門は3兆3190億ウォンの売上と1650億ウォンの営業利益を収めた。前年同期比それぞれ39.0%、251.8%拡大された規模だ。  
原材料価格の高騰にも、販売価格連動などを通じ、影響を最小化したのが特に功を奏した。 
 自動車電池は高付加製品の「Gen.5製品を中心に売上を拡大し、中大型電池も売上と収益性ともに改善された。 
エネルギー貯蔵装置(ESS)事業は、オフシーズンの影響で売り上げが減少したが、やはり家庭用と無停電電源装置(UPS)など高付加製品の販売比重を拡大した。

 

 

 

サムスンSDIの高付加価値製品にダブルスコープのセパレーターが

紹介した記事で言う自動車電池、ESSの「高付加製品」、高付加価値の製品にダブルスコープのセパレータが利用さている可能性が高いです。

Samsung SDI to apply more heat resistant separator in Gen5 battery - THE ELEC, Korea Electronics Industry Media

↑のリンクは「サムスンSDIがGen5バッテリーにさらに耐熱性のセパレーターを利用』といったタイトルの2020年11月30日の記事になります。

その中で、

●新しいセパレーターを備えたバッテリーがいつ生産を開始するかは未定です。開発スケジュールにもよりますが、2021年末頃に生産を開始する可能性があります。

●セパレーター自体は、W-Scopeから提供される可能性があります。同社は昨年、サムスンSDI西安工場にセパレーターの供給を開始した。サムスンSDIはそれ以前に旭化成東レのセパレーターを使用していました。

と記事があります。

 

 

在庫はどこへ消えた-W-SCOPE 2021年12月度中間決算の解説(速報版) - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

↑の記事の通り、2021年度1Qと2Q(2021年1月から6月)では量産化が遅れ、生産量(期末在庫)が増えないことが主な要因で赤字となりました。

 

W-SCOPEの2021年12月期第3四半期決算説明会の文字起こし(前半の実績説明) - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

↑の記事の通り、2021年3Q(7月から9月)では量産化も成功している旨の説明があります。

えーまあ、設備の稼働状況に関しましては、今少し触れさせていただきましたけれども、需要増に伴い車載案件用の既存ラインこれは WSK 、WCPともにフル稼働を継続している状況です 。WCPの新しい ライン の据え付けも完了し、またあの10月以降には少し遅れていたところですけれども量産稼働開始ということで、出荷も始まっている状況でございます。 

2021年10月以降には新しいラインの量産開始できたとうことです。

 

↑の記事は、2021年10月6日の記事ですが、

サムスンSDIが価格を下げ走行距離を伸ばした次世代リチウムイオン電池「Gen(ジェン)5」の量産を本格的に始めた。

(中略)

サムスンSDIは今年9月からハンガリー工場で角形バッテリー「Gen5」の量産を始めた。ハンガリー工場で生産されるGen5は今年秋、BMWが発売する電気自動車「iX」と「i4」に搭載されるという。Gen5は1回の充電で600キロ以上走行が可能な電池だ。走行距離は従来比20%ほど伸ばし、材料コストは20%減らした。

 

と記事あり、2021年9月からハンガリー工場で量産が開始されていることから、

ダブルスコープが「2021年10月以降には新しいラインの量産開始できた」という内容を考えても、2021年に稼働した新しいラインはGen5向けの製品の可能性が高いです。

 

 

W-SCOPE 2021年度の決算と株価の復習 - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

と前回のブログで、2021年度の売上は、サムスンSDI向け、ハンガリー向けの売上比率が増えていることを紹介しています。

サムスンSDIへの売上(77.5%→87.5%)が増え、サムスンSDIのEV用バッテリーのハンガリー工場向の出荷と思われるハンガリー向の売上(30.4%→41.9%)が増えています。

地域別販売実績

Gen5用のセパレーターの売上が増えたと考えられます。

 

 

■株価と業績は連動しない

株価と過去の業績は連動しないこともあります。

株価は先見性があるので、過去の業績より、将来の業績予想を重視するからでしょう。

ただ、サムスンSDIの決算は、株式市場も非常に評価していて、実際に株価は上昇しているようです。

https://n.news.naver.com/article/001/0013147514

↑は韓国語の記事(2022年04月29日付)ですが、

●(2022年4月)29日、有価証券市場サムスンSDIは4日連続の上昇を続け、前日(決算発表日)より2.17%上がった61万1千ウォンで取引を終えた。

●キム・チョルジュン未来資産証券研究員は「サムスンSDIが第1四半期に予想値を上回る実績を出した」とし、「第2四半期の売上と営業利益をそれぞれ4兆7千億ウォン、3千851億ウォンで前四半期より17%、20%増えると予想と年間実績推定値も上方調整した」と話した。キム研究員はサムスンSDI目標株価を終戦130万ウォンから110万ウォンに下げたが、上昇余力が86.4%ある"とし"どこにもない今年株価収益比率( PER ) 20倍バッテリー株式や深刻に低評価されている"と強調した。キム・

●ドンジン現代車証券研究員も「サムスンSDIが第1四半期にエネルギーソリューションと電子材料事業の両方の見通しを上回るなど好実的だった」とし、目標株が 100万ウォンを提示した。%増加した1兆4千900億ウォンで提示 し、目標株式が85万ウォンを維持した。

といった内容が紹介されています。

 

「4日連続の上昇」とあり、決算発表日(2022年4月28日)より前に上昇を始めていたようですが、好決算は期待はされていたが、決算日以降も上昇しているので、期待以上の内容だったこともがわかります。

 

サムスンSDIの直近1カ月の株価チャート

2022年4月28日 決算発表前 598,000ウォン 、2022年5月4日の直近の終値の株価は、612,000ウォンと、決算発表後1週間経過して、約2.3%上昇しています。

 

決算発表から3日前の4月25日の株価 578,000ウォンと比べても、約5.8%の上昇です。

米国の株式市場の下落など全体の弱気な相場の影響を受けているようですが、急上昇、大幅上昇、爆上げといったほど上昇はしていないようです。

 

W-SCOPEの2022年1Qが好決算だとしても、それほど決算前後に、急いで買う必要もないように私は感じます。

 

 

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↓の画像はアメリカの金鉱株の指数に連動するETF(コード:GDX)のチャートです

3月10日は38ドル台でしたが、4月中旬に40ドルをつけましたが、5月には35ドルまでさがっています。円安ドル高効果で、円建てなら、3月中旬と比べても上昇していると思いますが、今後の金鉱株も楽しみです。

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▼金鉱株に関するブログ

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●決算に関する本

決算に関して面白くてためになると思う本をいくつか紹介します。

決算を見るポイントは、たくさんの企業の決算を見ることで、学ぶことが多いと思います。そういった意味で実例がたくさん記載された本がよく、自分が読んで面白かった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

誤字脱字すいません。この記事は、正確性を保証するものでもなく、投資を推奨、勧誘するものでもなく、筆者の個人的な見解を述べているものです。

 

 

 

 

 

 

#ダブルスコープ  #6619

 

 

W-SCOPE 2021年度の決算と株価の復習

■はじめに

ダブルスコープの決算の復習もかねて、2021年度の有価証券報告書を読んで気になったことを紹介します。2021年決算後の株価の動きの振り返りもしています。#6619

 

 

 

 

続けてのダブルスコープに関するブログ記事です。

 

 

■2021年度(2021年12月期)決算に関する関連ブログ

株価の予想の振り返りもかねて、2021年度(2021年12月期)決算に関する関連ブログも紹介します。

 

W-SCOPEの2021年度通期決算と今後の株価について(速報版) - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

上記ブログは、2021年2月14日の記事ですが、
2022年度の会社業績予想が悪く、
『今期業績も絶好調、来期予想では成長はさらに加速』という決算でなく、急上昇はありませんが、ここ1ヵ月位は820円から900円ぐらいで株価を推移しそうです。
といった意見を紹介しています。

 

W-SCOPEの2021年決算後の株価(上昇期間、上値目途、買い時や売り時) - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

上記ブログでは、2021年2月20日の記事ですが、
パターンA(直近3年のパターン)
直近3年間の月足チャートを見ると、
3カ月間程度上昇して、4カ月程度下落・横ばいを繰り返しています。なお、直近5年間の月足チャートでも同様の傾向でした。
2022年1月から上昇したと考えると、3月も上昇が続き、4月から下落・横ばいとなるいわゆる調整局面になる可能性が高そうです。
といった説明をしています。パターンBのような大上昇相場入りも期待しましたが、結果的にパターンAのような動きを3月、4月はしていましたね。

 

W-SCOPE-2021年12月期通期決算説明会の文字起こし - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

上記ブログでは2022年2月16日に実施された2021年12月期ダブルスコープ通期決算説明会の内容を、いわゆる文字起こしという形で、文章にして紹介します。動画の内容も文章で読むと、新たな気づきもあると思います。

 

ロシアのウクライナ侵攻とW-SCOPEの今後の株価など - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

上記ブログは、2021年3月5日、株価が950円(3月4日終値)の記事です。

200日移動平均線(2022年3月4日時点で811円)を超えて下がることはないと思っています。

50日移動平均線(2022年3月4日時点の874円)ぐらいが買い場、50日移動平均線を超えて下がった時が底値だと考えるがいいのかもしれません。

といった意見を紹介しています。

結果的に200日移動平均線を割り、700円台の株価まで下がりました。

 

W-SCOPEの株価下落理由(欧州関連株の下落) - 令和の未来カエルのブログ (hatenablog.com)

上記ブログでは、2021年3月12日の記事で、株価が700円台前半に下落した時の記事です。

700円台は、下げすぎだと思われるが、株価に先見性があると考えると、2022年1Qの決算などあまり期待できず、1Q決算が発表されるまでは、様子見が賢明かもしれません。

といった意見を紹介しています。

 

さて、本題の2021年度の有価証券報告書を読んで気になったことを紹介していきたいと思います。

■原材料費について

▼2021年度有価証券報告書 財政状態及び経営成績の状況-営業利益の説明

営業利益の説明

 

売上高が114.87億円の増収に伴い原材料費は23.57億円の増加とあるので、売上に対する増加分の比率で考える対売上原材料費率は、20.5%程度のようです。
売上原価は2022年度 252.65億円 2022 度 195.1億円で、57.55億円の増加となっています。増加分の比率で考える売上原価に対する原材料費率は40.9%です。

▼2021年度有価証券報告書 財政状態及び経営成績の状況-製造の状況の説明

製造の状況

 

2021年中にした量産稼働した製造ラインも多く、無理に不向きな製品の生産をしていたWSKも生産品目の入れ替えをし、製品の歩留まりも今後向上するでしょう。
そういった生産の習熟化も期待できるでしょう。

原材料費、値上げがあっても、原材料費率が5割を超える製造業が多い中、原材料費は比較的少なく、相対的に原材料の値上げは影響は、少ない会社と思えます。

 

ただ、主材料であるポリオレフィンの価格は上昇しており、 かつ、売上が伸びている湿式で多用する溶剤も上昇しているでしょう。

長期契約が中心で供給しているので価格転嫁が遅れる可能性はあります。
他の製造業でも、原材料費の上昇、価格転嫁の遅れで業績悪化となることも多いので、少し心配しています。

 

輸送費は、去年の高騰時の価格を参考に保守的に経費を見積もっているという話が決算説明会でありました。原材料費も保守的に見積もっている可能性が高く、仮に2割程度の上昇があっても、昨今のドル高で吸収できる水準でしょう。

 

 

 

サムスンSDI向け、ハンガリー向けの売上比率が増えていること

販売実績

サムスンSDIへの売上(77.5%→87.5%)が増え、サムスンSDIのEV用バッテリーのハンガリー工場向の出荷と思われるハンガリー向の売上(30.4%→41.9%)が増えています。

ロシアウクライナ情勢の問題で、ヨーロッパの景気(原材料・燃料の供給不足、ロシア向債権の不良債権化、サプライチェーンの混乱など)を心配していましたが、サムスンSDIの決算の内容から心配する必要はないようです。

 

ドイツ自動車産業連合会、ウクライナ情勢で2022年見通しを下方修正(ドイツ、ウクライナ、ロシア) | ビジネス短信 - ジェトロ (jetro.go.jp)

といった記事でも、

ドイツ自動車産業連合会(VDA)は4月5日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響などを受け、2022年の乗用車生産台数の予測を下方修正しましたが

ドイツ国内の乗用車新規登録台数で、バッテリー式電気自動車(BEV)が前年同月比14.5%増の3万4,474台で、全体の14.3%を占め、EVの需要は堅調なようです。

半導体不足の場合も、一般車よりEVの製造を自動車メーカーは優先し、EVの方が影響は軽微だったという話を聞いたことがあります。

自動車全体の生産、販売台数が減っても、EVの比率向上で、EVの台数は逆に増えることもあるので、一般車とEVの生産や販売の状況は分けて考えたほうがよさそうです。

 

 

 

■WSKの企業価値

子会社の状況

今回の有価証券報告書で、W-SCOPE CHUNGJU PLANT (WCP)とW-SCOPE KOREA(WSK)の業績、財務内容が簡単に紹介されています。

上場予定のWCPの企業価値が、4兆ウォン、5兆ウォンとも報道されています。

単純に売上の規模で企業価値は決まりませんが、売上は、WCKはWCPの3分の2程度です。今後、WCPの上場、時価総額企業価値)が話題になれば、WCPの含み益も注目されますが、WSK、W-SCOPEの企業価値、株価も注目されるでしょう。

 

設備の状況

 

 

■Len***さんの資料の紹介

Len*****さんと言う方からYahoo Fainanceのダブル・スコープ掲示板で2021年通期決算発表後に共有頂いた資料を紹介します。
ブログでの使用を許可頂きありがとうございました。
こういった表やグラフにすると、業績の成長、財務内容の改善もよくわかります。

 

Len***さんの投稿とともに紹介します。

 

2022/02/14 20:30 投稿
前期の業績は、まさかの営業利益の大幅上方修正でした。
3Qから4Qにかけての在庫の積み増し(棚卸資産3Q⇒4Q:56.17⇒65.42億円)の影響が大きいのでしょうか?
しかしながら、今期の業績予想はかなりの物足りなさを感じます。
さて、ここ7年間の財務状況のまとめを更新しました。
連結子会社の一部株式譲渡により財務状況は相当に改善してきています。
自己資本比率は、(20年⇒21年:14.1⇒36.7%)。
今期の営業CFについては、50億円は超えるではないかと考えます。

2021年4Qまで財務状況分析

2022/02/18 14:28 投稿

四半期ごとの決算内容をグラフ化したものを更新しました。

営業利益と営業利益に直接かかわる数値(売上、減価償却費、研究開発費)は、分かり易いように棒グラフにしています。(設備投資額は、営業利益に直接かかわらないので折れ線グラフにしています。)こまごましていて見難いですが。

さて、四半期ベースでの売上が急増し、4Qは売上(96.37億円)・営業利益(14.76億円)共過去最高を記録しました。

財務も急回復し、自己資本比率は1Qの14.9%から4Qには36.7%に改善しました。

4Qの営業利益が3Qから急増した要因の一つに在庫の積み増しがあります。

商品在庫は、3Qの48.5億円から4Qには56.36億円に増加(7.86億円、16.2%増)しています。

これにより固定費(人件費、設備償却費等)が低減されたと考えます。

今後も継続的に在庫を大きく積み増し続けるとは考え難いので、今1Q以降この効果は期待できないかもしれません。

一方、4Qの売上は96.37億円ですが、商品在庫の積み増し分7.86億円を加算すると、今期の四半期ベースでは104億円程の売上が可能(あくまでも生産能力があると言う意味です)と考えられます。

又、いくらかの生産余力や残業対応が可能だとすれば、上記以上の金額になり得るようにも思えます。

 

2021年4Qまでの売上高や営業利益などの推移

■本の紹介

株式投資に有益だと思われる本も紹介します。

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 2021年12月に発刊された本で、過去の週刊エコノミストの記事をまとめている本ですが、2022年以降の金利上昇や金、穀物価格の上昇なども的確に予想されています。

今後10年、20年という長期スパンで、経済、投資を考えるのに有用な本といえそうです。貨幣の価値が下がり、モノの価値が上がるのがインフレですが、今後10年、20年はインフレの時代となるかもしれません。

インフレの時代に強いのは、価格が上がる商品を生産、販売する企業、もしくは商品の価格を上げる価格競争力の強い企業でしょう。

ダブルスコープもそういった点で、インフレに強い企業といえるかも知れません。

 

●決算に関する本

決算に関して面白くてためになると思う本をいくつか紹介します。

決算を見るポイントは、たくさんの企業の決算を見ることで、学ぶことが多いと思います。そういった意味で実例がたくさん記載された本がよく、自分が読んで面白かった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

誤字脱字すいません。この記事は、正確性を保証するものでもなく、投資を推奨、勧誘するものでもなく、筆者の個人的な見解を述べているものです。

 

 

 

 

 

 

#ダブルスコープ  #6619

 

 

W-SCOPE 2022年度1Qの予想

■はじめに

ダブル・スコープは、2022年05月12日(木)に2022年度1Qの決算発表予定です。

2022年度1Q業績を予想をしてみました。

 

続けてのダブルスコープに関するブログ記事です。

 

■2022年度の通期予想

2022年05月12日(木)に2022年度1Qの決算が発表されます。
2022年度の会社の業績予想は、売上 350億円(上期170億円 下期210億円) 営業利益 50億円(上期18.5億円 31.5億円)です。
これは、2021年4Qの数字
2021年 4Q 売上高 96.36億円  営業利益 14.76億円
をほぼ4倍にしたものです。

 

2022年02月22日付のSBI証券のアナリストレポートによると、
2022年度の売上390億円、営業利益60億円と

会社予想の売上プラス11.14%、営業利益プラス20%

の数字を予想しています。

 

私は2022年1Q 売上高97億円 営業利益 16億円
程度と、2021年度4Qと売上はほぼ同じ、若干の増益ぐらいの数字を考えています。

(なんとなく!明確な理由はなく、願望も含んで!)

 

会社予想で、下期の売上と営業利益の予想額が上期より多いので、会社の当初の計画では、そこまでいい数字を計画していないと思います。。

ただ、2022年度1Qの決算では、2021年4Q対、前四半期程度の売上、利益より低いと、株価は下落、調整するかもしれないで、
期待もこめて、若干でも増収増益を果たしてほしいという願望もこもった予測です。

大幅な増収増益となれば、株価の水準訂正、高騰もありえそうです。
ただ、投資家の予測、市場の期待値としては増収、増益はおりこまれている可能性があり、どの程度の増収増益であれば、株価が好反応するかは私もわかりません。
また、減収減益でも、市場の期待値が低ければ、株価が好反応するかもしれず、この辺は本当に難しいですね。

 

▼過去のW-SCOPEの決算前後の株価の動きを考察したブログ記事です。

  

 

 

■2022年度1Qの決算は良好か。

2022年度1Qの決算では、2つの理由から良好な内容が予想できます。

SAMSUNG SDI

 

 

●売上が9割程度を占めるサムスンSDIの1Qの決算がよかったこと

サムスンSDI、ダブルスコープなど韓国企業は三元系(エネルギー密度が高くコンパクトで出力電圧も高いが製造コストは高い)が主力で得意、中国系がリン酸鉄リチウム(LFP)電池(製造コストは安いが、エネルギー密度が低くコンパクトなものに不向きで出力電圧も低い)が主力で得意という棲み分けです。

 

最近、テスラがLFP電池を積極的に採用し、コバルトが産地がコンゴ一国に集中し供給リスクがあり、またロシアの主要な産地でもある三元系の主要な材料であるニッケル価格が高騰するなど、リン酸鉄リチウム(LFP)電池が注目されています。

 

ただ、サムスンSDIの決算を見ると、など三元系は『オワコン』で、韓国企業は三元系だから不利、競争力が毀損していることはないようです
むしろ、高負荷価値品の三元系の需要が強く、高い成長が続いていることが確認できました。

※参考

EV用電池、中国で「リン酸鉄系」が躍進する背景 | 「財新」中国Biz&Tech | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

 

安いバッテリーを採用するテスラ・ベンツ、対応に悩む韓国バッテリー | Joongang Ilbo | 中央日報

 

サムスンSDI、今年1四半期の営業利益3223億ウォン…前年同期比142%↑

 

サムスンSDIに関するブログ記事

 

 

 


 

 

 

●業績予想の為替レートから見込める増収増益

2021年度通期決算説明資料より

売上の過半がドル建てであり、かつ、経費の過半がウォン建ての会社です。

 

2022年1月から3月期は、業績予想の為替ルートは、対円でドル高、対円ウォン安で、売上増、経費減での利益増が見込めます。

 

▼2021年度有価証券報告書

2021年度の決算平均為替ルート:米ドル:109.86円 韓国ウォン:0.096円 (2021年度有価証券報告書より1000韓国ウォンが96円という表現 )
2022年度の業績予想為替レート:米ドル:113円 韓国ウォン:0.1027円 (PY 113/USD KRW 1,100/USD )

 

▼2021年度の会社決算説明資料に
2022年度の業績予想為替レート:米ドル:113円 韓国ウォン:0.1027円 (PY 113/USD KRW 1,100/USD )

 

為替感応度(年額):
 JPY/$→ 1円円高で売り上げ約340百万円減少
KRW/y→ 10ウオン ウオン高で営業利益約40百万円減少(KRW/100y→100円に対して 10ウオン ウオン高で営業利益約40百万円減少という意味と解釈か※)

という記載があります。円安ウォン安の場合は、逆に売上、利益の増額要因となります。

 

 

■1月から3月のドル円月平均平均 116.26円

業績予想為替ルート113円 
2022年3月 118.70円
2022年2月 115.22円
2022年1月 114.86円

■1月から3月のウォン円平均1ウォン=0.964円 100円=1037ウォン

業績予想為替ルート 1ウオン=0.1027円 100円=937ウォン

100円単位ウォンで業績予想より、100ウォン安。1


2022年3月 0.0970円
2022年2月 0.0961円
2022年1月 0.0962円


為替感応度(年額)を四半期ということで、4分の1にして考えると
対ドルの為替の影響で、2.77億円の増収要因
対ウォンの為替の影響で、1億円の増益要因(KRW/y→ 10ウオン ウオン高で営業利益約40百万円減少(KRW/100y→100円に対して 10ウオン ウオン高で営業利益約40百万円減少という意味と解釈した場合)となります。

対ドルでの為替影響の増収が100%増益とはならないかもしれませんが、対ウォンの為替での4半期での増益要因1億円だけでも、会社計画50億円の営業利益に対して、インパクトの大きさを感じます。

2022年5月1日現在、1ドル129.795円まで進んだ円安が進んだ今でも、1韓国ウォン=0.1026円の為替相場で、会社予想とほぼ同じ数字です。
今後の為替の予想はわかりませんが、少なくとも1月より4月までの為替は、増収増益要因となっているようです。

 

いずれにしろ、対ドル、対ウォンともに、
相当保守的な為替レートで安心し、業績も期待ができそうですね。。

※追記 KRW/(誤)y→ 10ウオン ウオン高で営業利益約(誤)40百万円減少
という記載は、JPY/(正)$→ 10ウオン ウオン高で営業利益約(正)N40百万円減少
の間違いかもしれません。

そうであれば、
影響する利益の金額はおいて、
KRW 1,100/USDという為替レートの表現ともしっくりきます。
過去の資料も、1%程度の為替変動で、●●円と表現しているので、
1ドルで10ウォンならちょうど1%と近い表現です。

少し気になるので、返信がくるかわかりませんが、W-SCOPEのIRにメールで問い合わせてみようと思います。


2020年度通期決算資料に、2021年度予想で、KRW/JPY → 1000ウォンあたり1円(1%程度)の円高で、営業利益 約250百万円増加という記載)もあり、経費も増えている現状で、1%程度ウォン高で、40百万円減少という金額は少なすぎる。ただ、一桁間違えて400百万円(4億円)という数字も大きいすぎるので、2.5億円と4億円の間、3.4億円 340万円位が妥当かもしれません。

 

■本の紹介

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インフレの時代に強いのは、価格が上がる商品を生産、販売する企業、もしくは商品の価格を上げる価格競争力の強い企業でしょう。

ダブルスコープもそういった点で、インフレに強い企業といえるかも知れません。

 

●決算に関する本

決算に関して面白くてためになると思う本をいくつか紹介します。

決算を見るポイントは、たくさんの企業の決算を見ることで、学ぶことが多いと思います。そういった意味で実例がたくさん記載された本がよく、自分が読んで面白かった本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

誤字脱字すいません。この記事は、正確性を保証するものでもなく、投資を推奨、勧誘するものでもなく、筆者の個人的な見解を述べているものです。

 

 

 

 

 

 

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