W-SCOPE-2021年12月期通期決算説明会の文字起こし

■はじめに

 2022年2月16日に実施された2021年12月期ダブルスコープ通期決算説明会の内容を、いわゆる文字起こしという形で、文章にして紹介します。動画の内容も文章で読むと、新たな気づきもあると思います。

 

■冒頭

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プレゼンター取締役大内秀雄

それでは定刻となりましたので、ただいまより、2021年12月期ダブルスコープ株式会社通期決算説明をさせていただきます。

皆様、ホームページに開示しております決算説明資料をご覧いただきながら、ご参加いただければと、いうふうに考えております。

 

■2021年12月期決算サマリー

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2021年12月期決算サマリー

ページめくりまして早速ですが、2021年12月期の決算サマリーからのご説明となります。

2021年通期実績と致しましては第4四半期、非常に売り上げを大きく伸ばしたところからですね、連結売上高は順調に伸びまして、私どもの計画数字を若干上回りまして、
29億、いや299億6600万円となっております。
前年同期比62.1%の伸びでございます。

この第4四半期のところでは、第4四半期3ヶ月間で96億を超える売上となっております。
韓国向けの売り上げが非常に順調に車載、民生とも伸びておりましては全体の中で非常に大きな構成比となっております。
韓国顧客向け売上、288億2300万円前年同期比で70%ほど伸びているそういったところでございます。
車載用電池向けの販売も非常に安定的に伸びております151億9500万円 前年同期比27.6%増という内容になっております。
民生向けに関しては、従来から下期偏重型のちょっと季節的な要因がある案件で、民生の独特なところがございますけれども、4Qにこれが大きく伸びまして、通期で147億7千万円、前年に比べまして2倍以上124.6%の増加という状況でございます。

営業利益に関しましては、大幅に、ようやく、回復することができまして、通期で18億9800万円の営業利益を計上しております。
昨年が営業損失28億3700万円でございましたので47億3500万円の改善をいたしました。
特に第4四半期におきましては、単独で売上高96億円を超えたというところで、営業利益に関しましても、第4四半期単独で14億7800万円、15%を超える営業利益率を達成するに至りました。

 

■実績(連結)

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実績(連結)

これを具体的に数字で次のページさせていただきたいと思います。
概ね重複するところでございますが、売上高300億に少し足りないところ、営業利益19億円弱という通年での営業利益率は6.33%となりますが。

まあ、第四四半期、今後の展望も含めて、これは後ほど詳しくご説明しますが、第4四半期のところでは単独で営業利益率が15%を超えるところまで回復してきております。
経常利益に関してはまだ赤字の34億1100万円ですが。
また、これも後ほど少し説明させて頂きますが、従来からご案内している通り、 WCPの転換社債に伴うところのオプション評価損失というところを、大きく計上しておりまして、この期で1年通期ですね、44億9500万円強、オプション負債評価性のオプションの損失を計上しておる。
そういった状況になっております。

あと従業員ですね、ま、これだけ生産規模を増やしてきました、一昨年昨年末で1092名ですね。一昨年昨年末で1092名、これが昨年末で1321名となっております。

■BS主要項目の推移

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BS主要項目の推移

次のページでは BS 項目のご説明をさせていただきます。
特に負債側のところですけれども、第3四半期でもご説明をさせていただきました通り、9月末のところで大きな変動がございまして、借り入れを大きく返済をし、また、
転換社債の8割強が株式に転換されたことによってですね、長期短期の借入金その他の負債が大幅に圧縮し、純資産に一部、繰り入れられている状況でございます。

■営業利益増減要因(前年同期比)

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営業利益増減要因(前年同期比)

次のページに行きましてまた、先ほど、簡単にお話ししました昨年通期の営業利益増減分析のご説明をさせていただきます。
左側から2020年通期で先ほど、申し上げましたように28億強の営業損失を出しておりました。
これに対して左から二つ目三つ目の青い棒グラフですね。
この二つを足したところの114億8700万円、これが売り上げの伸びとなっております。
これだけ売上が伸びましたところで、当然、原材料費、23億円強増えており、人件費先ほどご案内の通り290名増えておりますので、13億円ほどを人件費も増え水道光熱費その他の製造費用等でも17億強増えております。
それから昨年のところで、一番、私でも負担になりましたのは運送費の増加というところで、一昨年との比較で行きますと、12億5000万円ほどの増加ですが、昨年の期初計画に比べると約10億円ほど運搬運送費が増えています。
皆様ご案内の通りですね、世界各国でコロナの影響からくるところの海運事情あるいは空輸等を使ったところの輸送状況かなりタイトな状況が続いておりま海上運賃の高騰それに伴って航空貨物が増加するところによって、航空貨物運賃も増えているという状況が続いており、この影響はかなりうけました。
その結果として、先ほど、話しました通り、昨年比較では18億9600万円の営業利益プラスというところまで改善をしております。
限界利益率も段階的に改善し、60%を超えるところまでの回復となっております。

 

 

地域販売高の推移

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地域販売高の推移

続きまして、地域別の販売高の推移ですけれども、これも傾向としては今後も当面はと、思いますが、韓国のお客様向けの販売、韓国のお客様と申し上げましても それぞれの工場はですね幅広くヨーロッパであり東南アジア地域であり中国であり展開しておられますけれども、韓国のお客様の数字が大勢を占めるそういった状況が継続してきております。

 

 

2021年アプリケーション別販売構成比四半期推移

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2021年アプリケーション別販売構成比四半期推移

次のページでは昨年のアプリケーション別販売構成比を表しておりますね。
まだ第3期四半期から第4四半期ですね、これ販売金額、そのものが第13期が60億円規模であったものに対して、第4四半期は96億を超える1.5倍以上にもなっておりますので。
あくまでもこれが母数対する構成比をご用意、お示ししているというご理解をいただければと思います。
と申しますのは、この棒グラフだけ見ますと自動車の構成比が4割に減っております。ただ販売額としては第3四半期で33億円程度であったものが第4四半期43億円弱となっており安定的に年間を通して伸びております。
一方で民生案件に関しては、ハイエンドのところコーティングセパレーターを使うような電池の需要というのが、民生業界ですので、まあその需要がですね、大きく、下半期特に第4四半期に伸びる形となりました。
第4四半期だけを切り取ってみるとですね、民生系の売上が非常に大きくしており、53億5000万程度は民生系の売上となっておりました。

■2021年12月期通期業績

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2021年12月期通期業績


こういった状況でございまして次のページで2021年の総括を簡単にさせていただければと思います。
売上高に関しては期初計画を上回り約299億円なっております。
第4四半期、特にですね、先ほどもお話しさせていただきましたけれどもあの修正計画を11月にお出しした時点では10月のですね、海運事情、私でも、非常に肌感覚として悪い状況であり、まあ、端的に申し上げますとなかなか輸出の船のブッキングすらできない、あわててエアー での出荷が増えていく、そういった状況にありました。
ということで、第4四半期11月12月も続けてですね、このような予想事情の悪化が続くようであれば、大変だという心配をしながら、修正計画を開示しております。
その状況が11月12月、やや、落ち着いた感がございましたので、売上としては、まあ、299億まで伸びた、約20億ほど計画から伸びた数字となりました。
もちろん海運事業だけではなくて生産の現場といたしましても新しい設備の量産の開始ということですね。
生産能力を大きく上げてまいりましたのでこういった売上を達成することができました。
今の民生系のハイエンド、先ほども申しましたけれどもパワー系の電池の寿命というのが今の第4四半期の所で大きく伸びておりました。

こういった売上高の伸びに伴って営業利益に関してはですね。
二つの観点からのご説明をさせていただきます。

私ども、期初計画では280億円の売上に対して35億円の営業利益計画を開示しておりましたけれども、そこから大きく狂いが生じ19億円、約19億円での着地となりました。
その差16億円やり営業利益として達成はできなかったわけですけれどもそのうち10億円ほどがは先ほど申し上げました通りの輸送費コストの増加ということでございまして、またこれも少し後ほどもお話しいたしますけれども、10月が非常に悪い状況だった、11月12月少し改善したかに見えましたが、またこの1月に入ってあまり状況を良くなっておりませんので上期いっぱいぐらいはこういった状況が続くことも想定する必要があろうかという状況でございます。
その他の費用をそんなに大きなものではありませんけれどもいくつかの項目で想定外の費用が発生したところで期初計画からは16億円の不足とはなりました。
11月に開示しました修正の営業利益の計画は12億円としておりましたがそこからは7億円ほど増加をしておりますこれは先ほど申し上げました通り、第4四半期は生産量が増え着実に出荷が出来たというところが一番大きなところで、なおかつ、出荷数量が増えるに伴っての輸送コストというところですけれどもこれが先ほどご説明の通り、10月にかなり心配していたレベルから比べると、少しは沈静化をしていた、そういったところで修正計画から7億円ほどの上振れができました。
ただこれは言い換えれば私どもの生産数量をお客様の受注に合わせて出荷がきっちりできるとこういった数字が達成できたという状況でございます。

それから営業外費用に関してはここ数年非常に良い皆様にご心配をおかけすることが多かったわけです。
昨年に関しましても今昨年の9月に特に WCP の転換社債が概ね転換が完了80%ほどですねしまして先日開示させていただきました通り1月17日をもってほぼが転換が完了致しましたしかしながら昨年まではですね継続して WCP の企業価値の向上というところに伴い、オプション負債の評価損を計上しておりまして、昨年一年間で45億円弱の費用計上となっております。

これが非常に大きかったですね。一方で、色々な資金調達を勧めてくる中で昨年一番大きかったのが借入の返済を進めたというところ、支払利息がですね、第3四半期までで約12億円ほどの支払利息を計上しておりましたが、四半期にはこれがクオーターベースでの2億5000万円まで下げるできたというところでございます。

■2022年12月期通期業績見込み

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2022年12月期通期業績見込み

続きまして、今年、2022年の業績見込みのご説明をさせて頂きます。

今年の計画としましては、売上高300億円か上期170億円下期に110億円を計画しております。

営業利益は50億円通期で50億円これが上期18億5000万円、下期301億5000万円を計画しております。

先ほども申し上げましたが、まあ生産数量が昨年ずっと拡大をしてくることができ、さらに引き続き生産改善等を続けて参ります中で80億円の売上の増加これを見込んでおります。昨年のところに来てみますと自動車系それから民生系ほぼ半々の売上高でしたけれども、今年の計画の中では約60%が自動車用といいですね今日から期末にかけて安定的に少しずつ増えていくそういった状況になっております。民生系のところを昨年と同じように季節性がございまして下期に販売が伸びる予定となっております。営業利益のところでは先ほど申し上げました通り、まだ運賃の高止まりというのは、おりこまざるを得ない状況でございます。そういったところでは上期の営業利益率としては約11%というところになる計画となっております下期にはもう少し輸送環境というのは改善してくるだろうというところそれからまあそれにもまして販売数量売上高が増加して参りますのでの、マージン率としては改善していくだろうということで、15%の営業利益回復ということを計画しております。

さらにはですね、営業外費用に関しては、先ほども少しご説明をさせていただきましたけれども支払利息が昨年に比べて大幅に軽減されてまいります。

今年の計画としては約8億円となります。それからもう一つ WCPの転換社債に関わるデリバティブ損失というのが昨年、一昨年は合計でこれ非常に大きな金額を計上しておりまして70億を超えるほどの金額を、評価性の損失として、計上したわけですけれども、今やっとこれが解消され今年からはこういった評価制の負債というのがほぼ発生しない計画となっております。

 

■2022年販売予算アプリケーション別販売構成比見込み

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2022年販売予算アプリケーション別販売構成比見込み

次のページにまいりまして、まあ今年の販売380億円をまた、これ販売構成比でタームごとにグラフを作成しておりますので、少し見にくいところではありますが、やはり民生系のコーティングセパレーター、下期に販売数量増、特に第3四半期に伸ばす計画となっておりますということ。
それからクォーターごとの母数がですね、まあ、第1四半期第2四半期よりも、第3四半期第四半期の10%から15%ほど伸びて参りますので、自動車系コーティングセパレーターのところは先ほども申しました通り、年間を通しても安定して増えていく、売上高としては増えていく55億から第4四半期には63億ぐらいまで増えていくような計画となっております.

■設備投資計画

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設備投資計画

販売の伸びが、引き続き、私どもを想定がされております。
それに伴うところの、ま、それを裏支えするところの設備投資計画を簡単にご案内させていただきます。
皆様ご存知の通り今、今後、欧米自動車メーカーOEM、電動車両の生産が拡大していく、これ連れて、電池業界の欧米への投資が進んで参りますこれ投資となって参りますのでま電池業界全体が生産数量を増やしていく 、その中でセパレータの需要も非常に大きな伸びを示すことなる。そういった見通しが前提でございます。

私ども、昨年開示しておりますが、お客様の需要の伸びに合わせて、2025年までに総投資額約900円は2025年の連結売上高7億ドルを超えるところを見込む状況となってまいりましては、具体的には韓国 WCP のところでも設備投資を進めますし、その他、海外ですね、まあ欧州になろうかと思いますけれどもまあ、韓国欧州そういったところでどういう風に今後、配分しながら設備投資を進めていくか、25年までに成膜ライン8本、コーティングライン16本を投資して総供給量を、これを増やしていく予定としております。
またその先も2030年まで、あの、いろいろな協議を進めながら、今後どういったペースでの投資が必要になるのか、ということを考えていく必要があるという状況になっております。

 

 

■会社概要など

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会社概要など

ここから先はあまり新しい情報ございませんが私どもの現状、会社概要となっており国の二工場の航空写真となっておりますの、以上をもちまして私からの説明を終わらせていただきます

 

■本の紹介

決算やダブル・スコープに興味を持った方が興味がありそうな本をいくつか紹介します。

 

 

 

電池の覇者 EVの命運を決する戦い (日本経済新聞出版)

電池の覇者 EVの命運を決する戦い (日本経済新聞出版)

著者の佐藤 登氏は、本田技研工業入社、本田技術研究所基礎研究部門で、電気自動車用の電池研究開発部門のチーフエンジニアを経て、2004年に韓国サムスンSDIに常務として移籍。中央研究所と経営戦略部門で技術経営を担当された方です。

ダブルスコープのサムスンSIDへの売上比率は2019年 48%、2020年 77%と上昇しており、ダブルスコープはサムスンSDIのセパレーター部門のようになっています。サムスンSDIの常務を務めた佐藤登氏の著者は示唆に富むことが多いでしょう。

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ホンダは人材を育てるが、サムスンは競わせる。同様に、ホンダはゼロから研究開発に着手するが、
サムスンM&Aで時間を買う――。ホンダとサムスンで技術開発をリードした筆者佐藤登氏が見た日本と韓国の比較産業論。
なぜ日本の電機大手が韓国企業に負けたのか、日本の製造業がグローバルで勝ち抜くために何が必要なのか。
その一端が明らかにしている本です。ダブル・スコープ、その売上の約8割を占めるサムソングループが、日本企業に勝てるのか、将来の占えるような情報がありそうです。

2019年の売上:131億円 サムスンSDI 48% LG CHEM 21% 東北村田製作所 10%

2020年の売上:184億円 サムスンSDI 77% LG CHEMと東北村田製作所は10%未満なので開示なし

 

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