リアル半沢直樹 西川善文氏の奥さん リアル半沢花、日本郵政社長就任に反対する

  


に続けて、

リアル半沢直樹 西川善文<にしかわ・よしふみ>氏の活躍、活躍というより苦闘という表現があっているかも、その苦闘を紹介します。

どんな活躍、いや苦闘をしたのか、西川氏の回顧録

ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

に従って、紹介しています。 

 

今回は、『第六章 日本郵政社長の苦闘』に向けて、第五章の最後に記載された日本郵政を引き受けた苦渋の決断をした時の話です。

 

 火中の栗を拾う

 郵政事業の問題は、22005年8月8日、参議院本会議で郵政民営化関連法案が否決され、その夜に小泉総理大臣は、「郵政民営化が、本当に必要ないのか。賛成か反対かはっきりと国民に問いたい」と衆議院を電光解散し、小泉総理大臣率いる自民党が大勝利しました。郵政問題は、当時の日本の政治、いや社会全体の最重要な問題といえたでしょう。

 西川氏は、2005年10月に日本郵政社長への打診を受けます。日本郵政は、郵便事業を民営化した会社で、その会社の運営は、日本の政治、マスコミがとても注目されていました。西川氏は、当時、大腸ガンの手術を控えており、一度、断りますが、10月に小泉総理大臣自らの依頼もあり、引き受けることになります。

 

最終的に引き受けるとときに 奥さんとこんな会話があったそうです。

奥さん「日本郵政社長なんて、政治家を相手にするような仕事を政治音痴のお父さんができるわけない。」

西川氏「総理自らがどうしてもおっしゃっているんだ」

奥さん「ひどい目にあうことを覚悟をしてね」

西川氏「しんどいとか、厳しいとか、泣き言は言わないよ。」

半沢直樹と奥さんの花の会話ででてきそうなセリフですね。

半沢直樹の奥さん半沢花

半沢直樹の奥さん半沢花

リアル半沢直樹が、 西川善文氏であれば、その奥さんは、リアル半沢花ですね。

西川氏の回顧録には、私生活の話は、奥さんとの会話ぐらいしか、出てきません。

半沢直樹が仕事で頑張れたのも、奥さんの半沢花の支えがあってこそ、そんなシーンがドラマではよくありますが、

リアル半沢直樹と呼ばれる西川氏が全力で仕事に打ち込めてのが、家庭での妻の支え、安心できる家庭があったのではと推察しました。

奥さんが心配、反対するなか、西川氏は、文字通り、火中の栗を拾う覚悟で、火中の栗を拾ったのでしょう。

 

 ちなみに、半沢直樹 1 オレたちバブル入行組 (講談社文庫) もKindle unlimited で無料で見れますので(2020年9月30日現在)、本を買うよりお得かもしれません。

 

次の話は↓です。

リアル半沢直樹 西川善文氏、火中の栗を拾って、日本郵政社長として苦闘する。 - 令和の未来カエルのブログ

本の紹介

 

 

著者について
西川 善文<にしかわ・よしふみ>
三井住友銀行頭取、前日本郵政社長。1938年奈良県生まれ。1961年大阪大学法学部卒業後、住友銀行に入行。大正区支店、本店調査部、融資第三部長、取締役企画部長、常務企画部長、専務等を経て、1997年に58歳の若さで頭取に就任し8年間務める。2006年1月に民営化された日本郵政の社長に就任するも、政権交代郵政民営化が後退したため2009年に退任。現在は三井住友銀行最高顧問。

 

内容(「BOOK」データベースより)
私は悪役とされることが多かった―。顔が見える最後の頭取=ザ・ラストバンカーと呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声!安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放、銀行大合併、UFJ争奪戦、小泉・竹中郵政改革。現場にいたのは、いつもこの男だった。密室の出来事すべてを明かす! 

 

逃げたらあかん!
不良債権と寝た男」、死に物狂いの仕事人生

安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放劇、銀行大合併、UFJ争奪戦、小泉・竹中郵政改革……。現場にいたのは、いつもこの男・西川善文だった。「最後の頭取」=ザ・ラストバンカーと呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声!

マスコミ報道の騒乱の中で失われた金融史のミッシングリングを埋める。

<目次>
◎第一章 バンカー西川の誕生 ◎第二章 宿命の安宅産業 ◎第三章 磯田一郎の時代
◎第四章 不良債権と寝た男 ◎第五章 トップダウンとスピード感 ◎第六章 日本郵政社長の苦闘 ◎第七章 裏切りの郵政民営化

以上です。

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