プロジェクトマネージャ試験の受験勉強のアウトプット (情報処理教科書 プロジェクトマネージャITのプロ46 (著), 三好 康之 (著)の目次と序章)

 

 

勉強のアウトプットしてのブログ

勤務先から推奨されていることもあり、プロジェクトマネージャ試験を受験予定です。

官公庁、地方自治体など入札の際に、
有利になる応用情報技術者試験の上位資格の高度情報処理技術者試験
ITストラテジスト試験やプロジェクトマネージャ試験など)の合格者が社内にいると、
多少、加点(入札で有利に扱いをうける)されるそうです。

勉強にはインプットとアプトプットが大事だということで、

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2021年版

を読んでインプットした内容を、要点を引用したり、重要だと思った点を要約したり、
私の感想や考察することで、このブログでアウトプットしようと思います。

2021年版 単行本(ソフトカバー) – 2020/9/23
ITのプロ46 (著), 三好 康之 (著)

目 次 (大目次)

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2021年版

 

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2021年版

  • 作者:ITのプロ46,三好 康之
  • 発売日: 2020/09/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 本書は、プロジェクトマネージャ試験に合格するための知識とテクニック、
    学習方法など、さまざまな情報を結集した対策テキストです。

の全体像を理解するために、目次の紹介します。

 

目次
序 章 合格するためにやるべきこと
第1章 ステークホルダ
第2章 リスク
第3章 進捗
第4章 予算
第5章 品質
第6章 調達
第7章 変更管理と完了評価
付 録 プロジェクトマネージャになるには。

 

序 章 合格するためにやるべき事

引用:
「資格より大切なものは他にたくさんある。だからこそ、時間を無駄にできない」

 

感想:
私も資格取得、資格取得の勉強について、意味があるかないか考えるときがありますが、意味があるかないか考えるより、何と比べて意味があるか、考えるのが大切なようです。

少なくとも、テレビやネットの動画を目的もなく見たり、
本来、集中して工夫して仕事をすれば、定時で終わるだら、残業してだらだら仕事をすることより、資格取得、資格所得の勉強は意味があるようです。

資格が必要か不要かという議論は無意味で、議論すべきは優先順位で、
資格より大切なものは、家庭、仕事などたくさんあるのは事実です。
だからこそ、資格取得の勉強時間を、誰も無駄にしたくありません。

第2章 ステークホルダ

引用:
「問題発生時にPMの取れる対策の最有力候補の一つが、人に働きかけること(体制の変更、要員の交代など)になる。」

 
要約:ステークホルダは、
PMBOK(Project Management Body of Knowledge、頭字語として「ピンボック」と読まれることがあり、
「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド」の意味)の知識エリアでいうと

  1.  プロジェクト資源マネジメント
  2.  プロジェクトコミュニケーションマネジメント
  3.  プロジェクトステークホルダーマネジメント

が関係する。

 

それぞれの知識エリアのPMBOKの定義は以下の通りである。

 1.プロジェクト資源マネジメント

 プロジェクトを成功して完了させるための必要な資源を特定、獲得し、マネジメントするプロセスである。

 2.プロジェクトコミュニケーションマネジメント

 プロジェクト情報の計画、作成、配布、保管、検索、マネジメント、コントロール、監視、そして最終的な廃棄を
適時かつ適切に確実に実施するプロセスからなす。

 3.プロジェクトステークホルダーマネジメント
 プロジェクトに影響を与えたり影響を受ける可能性がある個人、グループ、組織を特定し、ステークホルダーの期待とプロジェクトの影響力を分析し、
ステークホルダーがプロジェクトの意思決定や実行に効果的に適切に関与できるようにするマネジメント戦略を策定すること。

 

第3章 リスク

要約:リスク、リスク要因、リスク分析、分析結果に基づく対策(予防的対策)、
リスクが顕在化する基準とコンティジェンシプラン(事後対応計画)などが、午後の問題で問われる。

 

引用:PMBOKでは、リスクマネジメントを「プロジェクトに関するリスクマネジメント計画、特定、分析、対応計画、対応措置の実行、およびリスクの監視を実施するプロセスからなる。」
と定義されている。

 

考察:仕事でも私生活でも、リスク(心配事)に対して、回避、転嫁、軽減、受容を考えると、
冷静になれると思います。


第4章 コスト・マネジメント

引用:クラッシングという方法でコストをかければ納期は挽回できる。
それに対して、いったん予算超過が発生すると挽回は困難だ。
そのため、兆候の管理も重要になるし、見積りの精度も大事になる。

 

引用:PMBOKでは、コスト・マネジメントを「プロジェクトを承認済みの予算内で完了するためのコストの計画、見積り、予算化、資金調達、財源確保、マネジメント、およびコントロールを行うためのプロセスからなる。」と定義されている。
計画した予算を守るための一連の管理である。

 

考察:コスト(予算)を管理することは、人、モノをいつ使うかという計画そのものを管理することで、
組織の管理は予算の管理が重要なのと同じで、プロジェクトの管理も予算の管理が重要です。
ちなみに、組織とプロジェクトの違いは、前者は、終了の期日が決まっておらず永続的に存在するのに対して、
プロジェクトは一定の目的、期日で解散、終了するという違いが大きいようです。

 

第5章 ステークホルダ

引用:成果目標の最後は、"品質"。"品質"は、納期遅延や予算超過につながる先行指標である。

 

引用:PMBOKでは、プロジェクト品質マネジメントは、
ステークホルダーの期待を満たすためには、プロジェクトとプロダクトの品質要求事項の計画、
マネジメント、およびコントロールに関する組織の品質方針を組み込むプロセスからなる。」と定義されている。
簡単にいうと要求品質を守るための一連の管理である。

 

考察:品質は、先行指標という考え方は興味深い。プロジェクトの当初の納品物(キックオフミーティングの会議資料や要件定義の資料)の品質が悪い、修正点が多い場合は、その時点で、プロジェクトは黄信号として、人員、スケジュールの見直しを検討したほうがいいと考えました。

第6章 調 達

要約:調達に関する問題では、請負契約における品質管理、オフシェア開発、調達プロセスの三つが問われる。

 

引用:PMBOKでは、プロジェクト調達マネジメントは、
「必要なプロダクト、サービス、あるいは所産をプロジェクト・チームの外部から購入または取得するために
必要なプロセスからなる。」と定義されている。

 

考察:調達は、人、モノ、サービスのいずれも、「いざほしい時ににない。」
ということがある。必要なタイミングで直前に納品(提供)されるのが
資金的には効率的であるが、実際には、システム開発で、ジャストインタイムは難しいでの、納品(提供)が遅れる可能性も考慮したバッファーを持たせた発注が望ましいと思われる。

第7章 変更管理と完了報告

要約:変更管理と完了報告が求められるのは、PMBOKでいうと統合マネジメントとスコープマネジメントである。

 

引用:PMBOKでは、プロジェクト統合マネジメントとは、「プロジェクトマネジメントプロセス群内の各種プロセスとプロジェクトマネジメント活動の特定、定義、統合、統一、調整を行うためのプロセスと活動からなる。」
と定義されている。
簡単に言うとプロジェクトの立上げと終結を管理するとともに、全体最適の観点から、
他のマネジメント領域を統括する管理となる。
他の計画プロセスで作成される個々の補助計画書をプロジェクトマネジメント計画書として統合する。ここに変更管理が含まれる。

 

考察:プロジェクト統合マネジメントのプロセスの一つである、
統合変更管理は、
プロジェクト実施期間中に発生した変更要求に対しその可否を判断し管理する
仕様の変更は、品質、納期、予算にすべて悪影響を与えることが多く、
影響を調査し、仕様の変更の可否を判断するべきであるが、
関係する機能、運用が多くありすぎて、その影響を判断できないことが多い。
影響の調査のために、各成果物を最新の状態で維持することも大事である。

第8章 付録

要約:試験合格後に、優秀なプロジェクトマネージャーにはなるには
、自分や他人の経験から学んでいくことである。

 

以上です。