半沢直樹の帝国航空から、航空会社より航空機リース会社の株に期待した結果
半沢直樹(原作は「銀翼のイカロス」)のように日本航空は自主再建できず、会社更生法が申請し、株主は保護されませんでした。しかし、公的資金は注入され航空機リース、燃料代などの商取引の債権は保護されました。そんな理由で、逆張り投資であれば、航空会社より、航空機リース会社が期待できるというブログを2020年8月に書きましたが結果はどうでしょうか。
航空業界と航空機リース業界の株価
航空業界の株価として、JALとANAの株価の上昇率をみてみましょう。
■JAL 2020年8月21日終値 →2021年4月30日終値 ★変化率
2058円 → 2321円 ★ 約13%の上昇
■ANA 2020年8月21日終値 →2021年4月30日終値 ★変化率
2468円 → 2505円 ★ 約1%の上昇
航空機リース業界の株価として、FPGと(株)ジャパンインベストメントアドバイザー(略称はJIA)の株価の上昇率をみてみましょう。
■FPG 2020年8月21日終値 →2021年4月30日終値 ★変化率
525円 → 725円 ★ 約38%の上昇
■JIA 2020年8月21日終値 →2021年4月30日終値 ★変化率
1118円 → 1603円 ★ 約43%の上昇
日本航空、ANAの上昇率と13%、1%と比べて、FPG、JIAの上昇率は38%、43%を大きく上回っています。
▼紹介時(2020年8月21日)のFPGの株価
▼現在(2021年4月30日)のFPGの株価
市場平均との比較
直近半年の上昇率は、FPG 38%、JIA 43%という数字は、
日経平均 25%やTOPIX 18%といった市場平均を表す指標と比較でも、大きく上回っています。
今後、海外旅行需要が復活するまでは、FPGやJIAの株価は堅調と思われるため、
また、富裕層の節税ニーズやインフレヘッジとしてもリース資産(航空機やコンテナ、不動産など)は注目されるという見込みで、FPGやJIAともに、新規購入、継続保有する株かなと思っています。
■日経平均 2020年8月21日終値 →2021年4月30日終値 ★変化率
22,920円 → 28,812円 ★ 約25%の上昇
■TOPIX 2020年8月21日終値 →2021年4月30日終値 ★変化率
1,604円 → 1,898円 ★ 約18%の上昇
いずれにしろ、航空機リースの会社は、航空会社よりリスクは低い、逆張り投資の効果は高いといえるかも知れません。
以 上