黒字転換2倍株で勝つ投資術からの銘柄紹介

 に続けて、黒字転換2倍株の候補として、ダブル・スコープの紹介です。

馬渕 磨理子氏の著書 

5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術

にて、赤字会社が、4半期で黒字転換したタイミングで、株を買えば、2倍程度の上昇が狙いやすいという投資手法を紹介しています。

 

 

馬渕 磨理子氏が紹介している銘柄2つ:アライドアーキテクツ (6081)とKYB (7242)と

私がピックアウトした銘柄3つ:ヒーハイスト(6433)RobotHome (1435)ダブル・スコープ (6619)を 紹介します。

2倍になった株でなく、投資対象の候補として、黒字転換でこれから、2倍になりそうな株の紹介です。

 

 

 

 

■アライドアーキテクツ (6081)

馬渕磨理子さんに見通し・注目銘柄を聞く/「カブりつき・マーケット情報局」ラジオNIKKEI6月25日放送 にて、馬渕 磨理子氏がその著書

5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術

 とともに紹介している銘柄です。

 

 (黒字転換発表前)2021年 2月10日:547円 TOPIX 1925円

 2月10日の取引時間後に、2020年12月期決算短信で、営業利益、経常利益ともに
2020年第4四半期(10-12月)に黒字転換とともに通期でも黒字転換を発表。

 

(黒字転換発表後)2021年 2月12日:647円 TOIX 1933円

(現在)     2021年 6月29日:982円 TOIX 1949円

 

決算直後取引日の2月12日で647円で購入した場合、6月29日の株価982円、
約4カ月で51%の上昇、その間、TOPIXは上昇率は2%なので、市場平均を大きく50%程度上回っています。

なお、赤字の原因は海外事業の不振、特に中国市場での業績不振が原因でした。
海外事業は、不得意な中国市場より、得意な欧米市場に注力した結果、黒字化したそうです。

 

■KYB (7242)

馬渕磨理子さんに見通し・注目銘柄を聞く/「カブりつき・マーケット情報局」ラジオNIKKEI6月25日放送 にて、馬渕 磨理子氏がその著書

5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術

 とともに紹介している銘柄です。

 

(黒字転換発表前)2021年 2月 9日 :2606円 TOPIX 1925円

 

2021年3月期 第3四半期決算短信で、2021年3月期第3四半期(2020年10月から12月分)の黒字転換を発表。なお、通期の予想は当初から黒字。

 

(黒字転換発表後)2021年 2月 10日 :3110円 TOPIX 1930円
(現在)     2021年 6月 29日 :3785円 TOPIX 1949円

決算直後取引日の2月10日で3110円で購入した場合、6月29日の株価3785円、
約4カ月で21%の上昇、その間、TOPIXは上昇率は1%なので、市場平均を大きく20%程度上回っています。

赤字は、検査不正により、建築物用免震・制振用オイルダンパー交換が必要になったためです。対象991物件中912物件(92%)で交換完了、交換費用が少なくなったことが黒字化の原因です。

 

■ヒーハイスト(6433)

(黒字転換発表前)2021年 2月12日 306円 TOPIX 1849円

2021年3月期第3四半期決算短信で、
2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年9月~2020年12月)で黒字転換を発表。

 

(黒字転換発表後)2021年 2月13日 325円 TOPIX 1849円
(現在)     2021年 6月29日 463円 TOPIX 1849円

2021年3月期第3四半期累計は新型コロナウイルスの影響で減収・赤字ですが、第3四半期は売上が急回復して営業利益が黒字転換しました。
 四半期別に見ると、第1四半期は売上高4億73百万円で営業利益20百万円の赤字、第2四半期は売上高4億21百万円で営業利益68百万円の赤字、第3四半期は売上高5億97百万円で営業利益64百万円の黒字でした。
 第3四半期は売上が急回復(直動機器が4.2%増収、精密部品加工が27.9%増収、ユニット製品が32.9%増収)して、営業利益が黒字転換しました。

決算発表後の2021年 2月13日から42%と上昇して、TOPIXはプラスマイナス0%であるから、市場平均と比べて 42%近くアウトパフォーム(上昇)しています。

今後、通期の黒字決算の確実になり、来期、再来期の業績予想とともに企業の成長性が確認されたら、決算発表後の株価325円の2倍、750円近い株価になることもありそうです。

 

■RobotHome (1435)

私がピックアップした銘柄です。

(黒字転換発表前)2021年 5月13日 164円 TOPIX 1949円

2021年12月期第1四半期の連結業績(2021年1月~2021年3月)の黒字転換を発表。
「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載解消も発表。

 

(黒字転換発表後)2021年 5月14日 214円 TOPIX 1983円
(現在)     2021年 6月29日 246円 TOPIX 1949円

赤字は、建設資金の借入希望者の預金データ改ざん問題から、主力のアパート建築事業から撤退し、IT技術を活用した賃貸管理サービスに業態転換をしていたためです。
新規事業も軌道に乗り、黒字転換を果たしました。

決算発表後の2021年 5月14日から14%と上昇して、TOPIXはマイナス2%であるから、市場平均と比べて 16%近くアウトパフォーム(上昇)しています。

今後、通期の黒字決算の確実になり、来期、再来期の業績予想とともに企業の成長性が確認されたら、決算発表後の株価214円の2倍、430円近い株価になることもありそうです。

■ダブル・スコープ (6619)

私がピックアップした銘柄です。

(黒字転換発表前)2021年 5月13日 616円 TOPIX 1849円

 2021年12月期第1四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年3月31日)
で営業利益が黒字転換しています。経常利益、純利益は赤字です。

ダブル・スコープ_2021年12月期第1四半期決算短信

ダブル・スコープ_2021年12月期第1四半期決算短信

(黒字転換発表後)2021年 5月14日 671円 TOPIX 1883円
(現在)     2021年 6月29日 640円 TOPIX 1849円

決算発表後の2021年 5月13日から4%と上昇して、TOPIXはプラスマイナス0%であるから、市場平均と比べて 4%近くアウトパフォーム(上昇)しています。

今後、次の4半期決算が発表される8月中旬には、他の銘柄と同じように40%程度の上昇、1000円程度の株価まで上昇が期待したいです。

黒字という判断が、営業利益なのか、経常利益なのか、純利益かなのかは、

5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術

 の中では明示されていません。

黒字転換するタイミングの四半期決算では、営業利益は黒字でも経常利益は赤字、その逆というケースも珍しくありません。
ここでいう黒字とは、株価の先行性という点で、経常利益より営業利益の方が先に黒字化することが多いので、営業利益に着目するべきでしょう。
株価は、将来の業績の加味した企業価値が反映されるという視点でも、その会社の事業による利益、本業の実力に見合った利益という点で営業利益に着目するのが適当でしょう。

そういう意味で営業利益の黒字転換を果たしたダブル・スコープ、
しかも、黒字転換後も、それほど株価の上昇していない今は買い時かもしれません。

 

5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術

で紹介された投資手法の代表例のように、まずは現状の株価の2倍 1500円ぐらいまで
上昇することを期待しています。

 

■本の紹介

  

 以上です。 

 銘柄コードメモ:アライドアーキテクツ (6081)KYB (7242)ヒーハイスト<6433>RobotHome (1435)ダブル・スコープ (6619)