ダブル・スコープの創業者で筆頭株主の現社長が、保有株を一株も売却しない理由

 

に続けて、ダブル・スコープの大株主から、ダブルスコープ株への投資を考えたいです。

 結論からいうと、創業者でもある代表取締役社長の崔元根(チェ ウォングン)氏は、持株比率9.42%の筆頭株主で、かつ、保有株を一株も売っていないから、株価上昇が期待できるかもという話です。

 オーナー経営者が筆頭株主で過去5年でテンバーガー達成した会社として、
アイ・アールジャパン、エスプール、ラクス、東洋合成工業、Abalance、SHIFT、ネクステージ、メドピア、グリムス、チャーム・ケア、北の達人、弁護士ドットコム、神戸物産を紹介しています。

 

 

 

オーナー経営者が筆頭株主の会社

オーナー経営者が筆頭株主の会社は、株価の上昇が期待できる言われます。

 

会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方

 で著者の渡部清二氏は、

「私の経験則だが、株価が右肩上がりの企業には、創業者(創業者の資産管理会社を含む)が株主1位の筆頭株主という共通点がある。」
トップダウンで迅速に意思決定が行われ、素早く行動できることから他者に先んじて市場を制することができる。一方でワンマン経営に陥るリスクもある。」

 の述べています。

 

資産を10倍にする! 株の達人が教える『会社四季報』のトリセツ

では、

 「2007年12月から10年間で調べたデータでは創業者が社長の場合は株価が約7倍(710%上昇)となっています。一方、サラリーマン社長の場合は約3倍(319%)の上昇です。これはリーマンショック前後のデータなので、変化率は大きいですが、それでも株価の伸びに倍以上の差が出ています。
また、同じようなデータで、社長の自社株の保有株と株価の上昇率の関係を見てみると、
社長が自社株を保有している会社の株価の上昇率は25.1%、5%保有している会社の上昇率は41.5%、10%以上保有している会社の場合は77.4%となっています。」

といったデータが紹介されています。

 

創業社長とサラリーマン社長の株価上昇率の違い(『四季報』のトリセツ 第3章より)

創業社長とサラリーマン社長の株価上昇率の違い(『四季報』のトリセツ 第3章より) 

過去5年で10バーガー達成銘柄の65%は 

過去5年で10バーガー達成銘柄の65%は経営者・創業者が筆頭株主でした。

 

2021年6月25日時点の終値で5年前の株価を比較して、上昇率900%を超えている会社(いわゆる10バーガー達成)をSBI証券のスクリーニング機能で調べました。

四季報で確認したら、20社13社、65%が経営者・創業者が筆頭株主でした。

 

株価上昇率は5年万江の株価から見て上昇率。100%なら、株価が2倍に、900%なら、株価が10倍になっている計算になります。経営者・創業者が筆頭株主が、〇となっている箇所が、資産管理会社も含め経営者・創業者が筆頭株主となっている会社です。

 

銘柄名     株価上昇率(%)   経営者・創業者が筆頭株主

レーザーテック     6,286       ×

アイ・アールジャパン 3,767     〇

エスプール       3,160    〇

ケアネット       2,008     ×

ラクス         1,855       〇

東洋合成工業      1,809       〇

Abalance    1,762       〇

ベルテクス       1,551        ×

SHIFT       1,547       〇

ネクステージ      1,514       〇

メドピア        1,379       〇

野村マイクロ      1,287        ×

グリムス        1,161       〇

チャーム・ケア     1,124       〇

北の達人        1,112       〇

弁護士ドットコム    1,046       〇

Jストリーム      1,042       ×

メンバーズ       1,035       ×

アバント        1,009       ×

神戸物産        982      〇

 

 

東洋合成工業は創業者でないですが、創業家出身の二代目経営者であるため、〇にしています。弁護士ドットコムは、創業者で資産管理会社も含めると筆頭株主元栄太一郎氏が財務大臣政務官就任に伴い2020年9月に代表取締役会長を辞任していいますが、その経営していた期間や、その影響力から、〇にしています。

神戸物産は、創業者の資産管理を目的としたと思われる財団が筆頭株主のため、かつ、創業者で社長の沼田氏個人で、第3位(保有比率2.9%)の株主でもあり、〇にしています。

 

創業者で筆頭株主の現社長が、保有株を売却していない 

確認できる範囲(2014年12月期末の有価証券報告書)から、創業者でもある代表取締役社長の崔元根氏はダブルスコープを一株も売却していません。

保有株は、2014年12月末で、4,267,000株で、新株発行による増資で、保有比率は下がっていますが、株価が2000円以上の高値を付けていた2015年にも、売却していませんし、設備投資により大幅な赤字が計画され、株価の下落が予測できたであろう2017年頃にも売却していません。

創業者 崔元根の保有株式の推移  - バフェット・コード ダブルスコープ 大株主の欄から加工転載

創業者 崔元根の保有株式の推移

- バフェット・コード ダブルスコープ 大株主の欄から加工転載

オーナー経営者が筆頭株主の会社で、保有株を売却していない会社は、株価の上昇が期待できると思います。

オーナー経営者は、その会社の内部情報・極秘情報を取得できる究極のインサイダーともいえます。株価が上昇するか、下落するか、その予兆があるか、そういった情報が一番早く多く取得できる立場です。

そういった立場の人が、株式を売却するということは、現在の株価が高く、今後下がる可能性があるということですし、株式の保有を続けるとうことは、現在の株価が安く、今後の株価の上昇への自信がある可能性が高いと思います。

 

もちろん、株式の売却、保有は、流動性の確保や会社の経営をコントロールするための株主政策にも左右されるので、株価の予測は、オーナー経営者かつ創業者が株式を保有する、売却する理由の一要素でしかありません。

ただ、現在の株価をオーナー経営者かつ創業者がどう評価しているか、株価を判断する材料になりそうです。

 

本の紹介

 

 

 

 以上です。

銘柄コードメモ:6619,6035,2471,3923,4970,3856,3697,3186,6095,3150,6062,2930,6027,3038