■はじめに
今年2022年の1月は月間8.5%上昇したダブルスコープ(6619)に、「1月相場が強いとその年の株価は上昇する」(1月効果)というアノマリーが通用するのか検証したブログ記事です。
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■「1月相場が強いとその年の株価は上昇する」(1月効果)のアノマリー
1月効果や「1月相場が強いとその年の株価は上昇する」のアノマリーは本当 ? | マネー | おすすめコラム | 大和ネクスト銀行
▼上記の記事の引用
なぜだか理由がはっきりとはしないが、季節や月など、一定の規則に応じて起こることが多い経験則をアノマリーという。1月に関するアノマリーには「1月効果」、「1月の株価が強いとその年の株価は強い」などがある。
「1月効果」は、機関投資家などが年末年始のリスクオフで絞ったポジションを、新年のスタートで改めて買いから入る「新年効果」が一つの原因だと言われている。特に小型株に「1月効果」が強いという。
上記の記事で検証していますが、「1月効果」、「1月の株価が強いとその年の株価は強い」ということは、一般的にはには当てはまらないようです。
■W-SCOPEに1月効果はあるか
私がよくブログで取り上げるW-SCOPEについても、「1月相場が強いとその年の株価は上昇する」(1月効果)のアノマリーがあるか検証しました。
ダブル・スコープの上場以来10年間で、調べました。
結果は、下の表のようになりました。
分類
A:1月上昇し、年間でも上昇した年:3回 →相関あり 〇
B:1月下落し、年間でも下落した年:3回 →相関あり 〇
C:1月上昇し、年間では下落した年:3回 →相関なし ×
D:1月下落し、年間では上昇した年:1回 →相関なし ×
1月上昇し年間でも上昇、1月下落して年間でも下落と、相関があったのは、10回中6回でした。10回中6回という数字では、「1月効果」、「1月の株価が強いとその年の株価は強い」というアノマリーは、W-SCOPEに通用しないようです。
ただ、1月下落し、年間で上昇した年は10年間で1回しかありません。
今年2022年には、1月に月初796円 月末864円と8.5%上昇したので、下落する可能性は低いかも知れません。そういい意味では幸先のいい1月といえるかもしれません。
■成長株投資に関する本の紹介
W-SCOPEのような成長株投資は、アノマリーやチャートなどあまり関係ないかもしれません。
WCPの上場でバリュー株と評価されるかもしれませんが、今後も売上が年10%を超えて拡大し、利益率も年々高くなることを考えると私は成長株投資と考えています。
成長株投資の場合、多少割高に思えて、会社の強い成長が続くまで、成長が鈍化するまで、保有するというのが大事だと思います。
何をもって強い成長とするか、何をもって成長の鈍化とするかは解説されている本をアマゾンのリンクでいくつか紹介します。
楽天のリンクでも紹介しておきます。
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以上