■はじめに
2020年2月の業績上方修正や決算発表の後、ダブルスコープ(6619)の株価が、急上昇してます。今後の株価(上昇期間、上値目途、買い時や売り時)を考えたブログ記事です。
■以前の予想
2月10日の終値 767円 2月18日の終値 1090円 と約1週間でプラス311円と39.9%上昇しています。
W-SCOPEの2021年度通期決算と今後の株価について(速報版) - 令和の未来カエルのブログ
上記のブログ記事で、決算発表後の2月14日に
株価は1000円を超えて急激に上昇することもないような決算(業績予想)でした。
『今期業績も絶好調、来期予想では成長はさらに加速』という決算でなく、急上昇はありませんが、ここ1ヵ月位は820円から900円ぐらいで株価を推移しそうです。
と予想しました。残念ながら、予想は外れました。
ただ、決算発表後の2月15日は始値833円(前日終値861円)で下落して始まっています。その後10時ぐらいまでに808円まで下げていましたが、午前中には900円台まで上昇しました。
以前も、決算直後の取引でも始値で前日から下落して始まり、午前中に早い時間は下げるがその後上昇に向かうパターンがあった気がします。
W-SCOPEの場合、決算直後の始値買いは、有効な投資手法かもしれないので、今後、検証してみたいです。
■今後の上昇期間は
■パターンA(直近3年のパターン)
直近3年間の月足チャートを見ると、
3カ月間程度上昇して、4カ月程度下落・横ばいを繰り返しています。なお、直近5年間の月足チャートでも同様の傾向でした。
2022年1月から上昇したと考えると、3月も上昇が続き、4月から下落・横ばいとなるいわゆる調整局面になる可能性が高そうです。
▼W-SCOPE直近3年間の月足チャート
■パターンB(2015年5月から2016年5月の大上昇相場に近いパターン)
決算発表前は、5日、200日の移動平均価格を超えない株価で、方向感がわからない印象した。
▼決算発表前の株価 ▼決算発表後 ▼直近の株価
▼直近1カ月の日足チャート
上記の画像も参考になりますが、決算発表後の株価は、
- 短期(5日・25日)、中期(25日・50日)、長期(100日・200日)の移動平均価格より高い価格、かつ
- 短期の移動平均線は明確に上向き、中、長期の移動平均線のトレンドがゆるやかに上向きになりつつある。
- 短期の短期平均価格が、中期、長期の移動平均価格を超える。
という強い上昇相場が予想される移動平均線(価格)となっています。
2015年5月から2016年5月まで13カ月も続く強い上昇相場が過去にありました。
この時は、2015年5月1日終値421円から2016年5月終値3285円と
プラス2864円、680%の上昇と株価は6倍以上になりました。
1年間ぐらい強い上昇相場が続く可能性もありそうです。
▼2015年5月から2016年5月まで13カ月も続く強い上昇相場
■高値の目途は
■パターンA(直近3年のパターン)
1100円以上の株価帯は、過去の出来高が少なく、この価格帯での売りは少ないと思われます。いわゆる真空地帯です。
2020年7月1日から8月9日まで終値ベースで、1472円から1070円まで402円下落しています。現在の株価は1090円ですから、この逆のパターンを考えると今後1カ月強の期間で、1500円付近まで株価は上昇する可能性が高いと考えています。
▼直近3年の日足チャートと価格帯別出来高
■パターンB(2015年5月から2016年5月の大上昇相場に近いパターン)
2015年5月1日終値421円から2016年5月終値3285円とプラス2864円、680%の上昇と株価は7倍以上になりました。
2021年1月4日の終値790円で、7倍で5530円です。
夢のような株価ですが、まずは前回の上場来高値3675円を目指して上昇する展開になりそうです。
■買い時・売り時は
2月7日(月)の終値は784円でした。
2月10日(木)の終値は779円で、わずかに下落しています。
私は、下落しているから、決算後は上がるかもと考えていました。
パターンBの場合は特に売り時でありません。
1年以上続く上昇相場のパターンBのケースなら、2015年8月ぐらいで株価が900円付近と、今の2022年2月下旬で株価が1100円付近は近い位置だと思います。
株価が5日移動平均付近まで下がったら買い、5日、25日の移動平均価格が、中期の50日の移動平均価格を下に越えて、下落トレンドが明確になれば、売りを私は考えています。
あくまで移動平均線(価格)を意識した買い時、売り時ですが、参考になれば嬉しいです。
■成長株投資の本の紹介
W-SCOPEのような成長株投資は、アノマリーやチャートなどあまり関係ないかもしれません。
WCPの上場でバリュー株と評価されるかもしれませんが、今後も売上が年10%を超えて拡大し、利益率も年々高くなることを考えると私は成長株投資と考えています。
成長株投資の場合、多少割高に思えて、会社の強い成長が続くまで、成長が鈍化するまで、保有するというのが大事だと思います。
何をもって強い成長とするか、何をもって成長の鈍化とするかは解説されている本をアマゾンのリンクでいくつか紹介します。
楽天のリンクでも紹介しておきます。
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