プロジェクトマネージャ試験の合格するためにやるべき事 (情報処理教科書 プロジェクトマネージャITのプロ46 (著), 三好 康之 (著)の目次と序章)
- プロジェクトマネージャ試験の合格するためにやるべき事
- 目 次 (大目次)
- 1.学習開始にあたって
- 2.PMBOKでプロジェクトマネジメントの全体像を押さえるプロジェクト
- 3.午後Ⅱ(論述式)対策
- 4.午後Ⅰ(記述式)対策
- 5.午前対策
- 6.読者の勉強方法
- ■ソフトウェア開発の名著の紹介
プロジェクトマネージャ試験の合格するためにやるべき事
勤務先から推奨されていることもあり、プロジェクトマネージャ試験を受験予定です。
勉強にはインプットとアプトプットが大事だということで、
を読んでインプットした内容を、要点を引用したり、重要だと思った点を要約したり、
私の感想や考察することで、このブログでアウトプットしようと思います。
2021年版 単行本(ソフトカバー) – 2020/9/23
ITのプロ46 (著), 三好 康之 (著)
目 次 (大目次)
の「序章 合格するためにやるべきこと」を理解するために、目次と要約を紹介します。
これから、目次毎の要約を記載していきます。
1.学習開始にあたって
プロジェクトマネージャ試験の学習は、「他人の経験」「他人の貴重な失敗」から得られた知識や教訓を学ぶことである。
2.PMBOKでプロジェクトマネジメントの全体像を押さえるプロジェクト
マネージャ試験の学習は、PMBOKの全体像を丸暗記することから始める。
PMBOKの全体像は、知識エリアを
①統合マネジメント、②スコープマネジメント、③スケジュールマネジメント、④コストマネジメント、⑤品質マネジメント、⑥資源マネジメント、⑦コミュニケーションマネジメント、⑧ステークホルダーマネジメント、⑨リスクマネジメント、⑩調達マネジメントに分けて、
プロセス群を
①立上げプロセス群、②計画プロセス群、③実行プロセス群、④監視コントロールプロセス群、⑤終結プロセス群に分けて、それぞれに必要なプロセス(プロジェクトマネジメントの業務)を管理する。
3.午後Ⅱ(論述式)対策
3-1 初めての論文
3-1-1 論述試験の全体イメージ
問題文を要求を正確に把握して、テンプレートに従い、プロジェクトの概要や特徴などを整理して、設問に対し、段落タイトルを付けて、適度な改行で、具体的に、第三者でもわかる内容で記載する。
3-1-2 合格論文とは?
IPA公表の採点基準とチェックする視点を意識する。
IPA公表の採点基準→チェックする視点
表現力・文章作成能力 →規定の文字数か、読みやすい丁寧な字か、段落タイトルをつけているか。問題の注意事項は守られているか
設問で要求した項目の充足度 →設問の質問の回答になっているか。
洞察力・行動力・独創性・先見性 →問題文の質問、回答の指示に対応、反応した内容か。
論理の一貫性 →段落間のつながりはあるか。
内容の妥当性 →当該試験区分の内容になっているか。
各段落の内容の妥当性 →各段落の回答は明確か。
各段落の論理の一貫性 →各段落に根拠は書かれているか。
各段落の論述の具体性 →各段落は具体的な記述になっているか。
論述の具体性 →定量的な表現はあるか。
見識に基づく主張 →問題文のあるべき姿をアピールしているか。
論理の一貫性 →一問一答形式になっていないか。
内容の妥当性 →他の問題文の「あるべき姿」を使っているか。
3-1-3 2時間手書きで書けるようになる練習
とにかく1本目を早く書く、本番を想定して2時間手書きで書くが大事である。
3-2 論文三大NGポイント
NGその1 具体的になっていない!
NGその2 何をおっしゃているのかわかりません!(初対面の第三者に伝わる内容でない!)
NGその3 問われている事例と違う!
3-2-1 課題克服その1 具体的に書く!
問題文は抽象的であっても、論文は具体的に書く。プロジェクトマネージャー試験は、「あなたの経験と考えに基づいた」論述が求めらえるので、問題文の記述をまねたり、一般的な内容に終始したりする論文はNGである。
3-2-2 課題克服その2 初対面の第三者に伝える!
5W1Hを意識する。定量的な表現、客観的な表現を加える。現実と理想の差(課題)に注目する。計画的な表現(いつからいつまでだれがなにをどうするかが伝わる)をする。結論先行型の表現にする(短期記憶に頼らない)。
3-2-3 課題克服その3 問題文の読み違えを無くす!
問題文の読み違えは一度ひっかかると2度目はひっかからない。
予防接種という意味で、一度読み違いしておくのがいい。
3-3 他の論述式試験区分に合格している人
プロジェクトマネージャ試験では、他の高度情報処理試験の比べて、定量的な表現が、スケジュールを意識した表現が求められる。
3-4 事前準備
3-4-1 "論述の対象とするプロジェクトの概要"の作成
プロジェクトの名称や対象の企業や機関の職種、規模、システム対象の業務領域など質問項目を用意したテンプレートである"論述の対象とするプロジェクトの概要"は、試験の本番時には絶対に記入し、論文の内容と矛盾の内容に注意する。
3-4-2 設問アの前半 400字「プロジェクトの特徴」の作成
概要は全体を開くあさく説明したもので、特徴は他と比較して目立つ内容である。
プロジェクトの概要は、「顧客、自社、契約形態、体制、期間、工数、システムの種類、プロジェクト発足の背景、自分の立場」を意識する。
プロジェクトの特徴は、「予算、納期、品質、リスク、体制」を特に、意識する。
3-4-3 設問ウのパターンを念のために準備しておく
設問ウは、「プロジェクトを評価して、今後の改善点や課題を簡潔に書け。」という内容である。
評価は、他人の評価、客観性を意識し、評価の理由、観点を記載する。
改善点や課題は、標準化、効率化といった対策と、標準化、効率化では解決できない点、工夫した点を記載する。
4.午後Ⅰ(記述式)対策
4-1 午後Ⅰ対策の方針 午後Ⅰ対策の考え方-過去問題の正しい使い方
- 45分の時間が余る場合は、解答プロセスまたは知識が欠けている状態。
- 45分の時間で足りないぐらい、解答プロセスの改善または知識の補充をし、状況把握の時間短縮をして、45分の思考の量を増やす。
4-2 過去問を使った午後Ⅰ対策の実際
- 過去問題を試験本番と同じ時間で解いてみる。
- 解答例だけを頼りに自分で考える。
- じっくり考えたうえで、いよいよ解説を読む。
4-3 『情報処理教科書 高度試験午後Ⅰ記述』の紹介
情報処理教科書 高度試験 午後Ⅰ記述 春期・秋期 | ITのプロ46, 三好康之 | 工学 | Kindleストア | Amazon
の紹介。「過去問題は時間を計って解く」「解答速度を5倍にする方法を考える」
といった章がある本で、どの高度情報処理技術者試験の論文問題でも当てはまることが勉強できる。
4-4 プロジェクトマネージャ試験の特徴
- 階層化が浅い。⇒読み飛ばしができる。
- 1ページにプロジェクト概要がある。
- 物語風。全体像(どこに何が書いてあるか)の把握に時間を5分程度かける。
- 段落、ブロックごとに線を引き、プロジェクトの情報を把握する。
- 違和感、数字は回答のネタになるのでマークする。
- 記述式の回答は当たり前のことを出題者の意図を踏まえて、標準語で第三者でも理解できる文章に言語化する。
5.午前対策
1問にかける時間は3分と決め、解答して解説を読む。以下のランクに分類する。
- Aランク:正解。完全に理解して解答している。
- Bランク:正解。完全に理解しているとはいえない。
- Cランク:不正解。
そして、Bランク、Cランクの問題の回答を繰り返し解く。
6.読者の勉強方法
『過去問題、サンプル論文を印刷して、繰り返して解く、読む。』のが合格者の共通点のようです。
以上です。
以下は序章の目次の再掲です。
序 章 合格するためにやるべき事
1.学習開始にあたって
2.PMBOKでプロジェクトマネジメントの全体像を押さえる
3.午後Ⅱ(論述式)対策
3-1 初めての論文
3-1-1 論述試験の全体イメージ
3-1-2 合格論文とは?
3-1-3 2時間手書きで書けるようになる練習
3-2 論文三大NGポイント!
3-2-1 課題克服その1 具体的に書く!
3-2-2 課題克服その2 初対面の第三者に伝える!
3-2-3 課題克服その3 問題文の読み違えを無くす!
3-3 他の論述式試験区分に合格している人
3-4 事前準備
3-4-1 "論述の対象とするプロジェクトの概要"の作成
3-4-2 設問アの前半 400字「プロジェクトの特徴」の作成
3-4-3 設問ウのパターンを念のために準備しておく
午後Ⅱ試験Q&A
4.午後Ⅰ(記述式)対策
4-1 午後Ⅰ対策の方針 午後Ⅰ対策の考え方-過去問題の正しい使い方-
4-2 過去問を使った午後Ⅰ対策の実際
4-3 『情報処理教科書 高度試験午後Ⅰ記述』の紹介
4-4 プロジェクトマネージャ試験の特徴
5.午前対策
6.読者の勉強方法 - 合格体験記とその方法
■ソフトウェア開発の名著の紹介
上記の本については、以下のブログでも紹介していますのでご参考になれば幸いです。