■はじめに
ダブルスコープの上場来の月足チャートと価格帯出来高を眺めて、願望も込めた感想、印象をまとめてみました。
個別株、特に中小型株の分析にチャート、テクニカル指標が意味があるのかという疑問もありますが、チャート、テクニカル指標には、人の心理、行動パターンが反映されるため、参考にはなると考えています。
以下のブログに続けて、W-SCOPEに関するブログです。
なお、WCPの韓国市場での上場承認が報じられていますので、上場した際の株価の評価などしてみた記事も紹介します。2022年1月の記事で、情報が古い点はご了承ください。
▼目次
■月足チャートと価格帯出来高
これから示す二つの画像は
●2011年12月の上場からコロナショックの安値2022年4月までの分
と
●2011年12月の上場から2022年6月(24日時点)までの分の
月足チャートと価格帯出来高です。
【2011年12月から2020年4月までの月足チャートと価格帯出来高】
【2011年12月から2022年6月までの月足チャートと価格帯出来高】
一番下の価格帯は160円(最安値)から660円までの価格帯で、
一番上の価格帯はは2640円から3160円までの価格帯です。
それぞれの価格帯は500円の範囲です。
価格帯別出来高とは、過去一定期間において売買が成立した株数を価格帯ごとに表示したものです。一般的には株価チャートの右横に棒グラフで表示されます。価格帯別出来高の棒グラフが高いと、過去にそこで売買をした投資家が多かったことを意味します。つまり、将来的にも価格帯別出来高の多かったところでは売り圧力が強まったり(上昇局面の場合)、逆に買い圧力が強まったり(下落局面の場合)することが予想されます。
■1660円から2160円の価格帯の推移が長引くかも
- 660円から1160円までの価格帯で出来高が多く、この価格帯を超えるのは、2022年4月のコロナショック以降で約2年かかりました。
2020年4月時点の情報(2011年12月から2020年4月までの月足チャートと価格帯出来高)をみても、この価格帯出来高が多かったことがわかります。
- 1160円から1660円までの価格帯で出来高が少なく、この価格帯を超えるまで時間はかからないでしょう。2022年6月のわずか1か月で超える可能性もありそうです。
- 1660円から2160円の価格帯の推移が長引くかも知れません。
2016年7月から2018年7月と約2年間と下落傾向での調整相場で、この価格帯で推移しました。
2016年7月から2018年7月と1660円から2160円の価格帯で買った投資家はもうすでに5年も経過しています。そのため、戻り売りも少ないと思います。それほど気にする必要はないかもしれません。
ただし、660円から1160円の2倍の水準で、ちょうど益出しを考える投資家も増えるでしょう。また、事実として、1660円から2160円の価格帯出来高も比較的多いことも考えると、この価格帯での推移は、半年程度と長くなるかもしれません。
半年程度というのは、私の直感、感覚、勘なので、根拠はないです。
逆にW-SCOPEの投資をする方、持ち株を増やしたい方は、この価格帯で下値(2000円前後か)でのゆっくり買いのチャンスをうかがうのがいいかも知れません。
■コロナショック時の安値から8倍に、今後20倍程度になる可能性も
コロナショック時2020年4月の安値262円から、
2022年6月の高値2095円で約2年(2年2カ月)で約8倍(7.99倍)です。
前回(2015年から2016年)の上昇相場で、
2013年4月安値160円から8倍の1280円の株価に到達したのは2015年10月で、これも、約2年(2年5カ月)かかりました。その後、約半年(7カ月後)2016年5月高値3675円となっています。安値から約3年(3年1カ月)約23倍(22.96倍)となりました。
同じような価格の推移をするなら、半年間、株価の上昇が続くかもしれません。
コロナショック時からの安値の23倍の水準は、6026円です。
2013年から2015年間と同様の株価の動きを、2020年から2022年にすると考えると、
これから半年で5000円から6000円の株価になる可能性もあります。
もちろん同じような価格の推移をする保障はないです。
ただ、株価の形成は人の心理、行動パターンも反映し、人は簡単に変わらないので、同じような価格の推移をする可能性もあります。
という月足チャートを眺めた願望も込めた感想、印象です。
もちろん、2016年5月高値3675円から時2020年4月安値262円まで9割以上下落したように、今後9割以上下落することも考えられます。
ただ、
●キャッシュフロー、利益とも黒字基調の堅調な業績が予想されること、
●WCPの上場、公募増資で財務体質が強化され、継続注記のような信用不安になる可能性は少ないこと、
●2022年5月に得意先のサムスンSDIがサムスンSDIが世界4位の完成車メーカー、ステランティス(Stellantis)と提携し合弁で、米国インディアナ州に初のバッテリーセル・モジュール工場を設立することや2022年6月にWCPのハンガリー工場の新設が決定されたことが報じられ、日韓以外の投資家からも注目されること
から、合理的な株価形成が期待できそうです。そのために、極端にディスカウントされるような株価にはならないと考えています。
■このブログの記事に興味を持った方へ
ダブル・スコープに興味を持った方が興味がありそうな本や株式投資で自分の投資成績を上げたい人のための本をいくつか紹介します。
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読んで頂き、ありがとうございました。
誤字脱字、乱文雑文、すいません。
素人が趣味で書いているブログですので、その点、情報の正確性などご容赦ください。
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