半沢直樹で上昇が見込める銀行のグループ子会社の株

銀行のグループ子会社の社員は、自分と半沢直樹半沢直樹の部下と自分を重ねて、仕事のモチベーションを上げているかも。


半沢直樹2の2話(2020年7月26日放映)も好調でした。


悪役の親会社東京中央銀行の筋を通さないやり方に対して、直接対決する半沢直樹率いる東海セントラル証券の活躍を描いていました。親会社の銀行と子会社の証券会社との対立を描いていました。

銀行から出向してグループ子会社の証券会社の部長となった半沢直樹が、証券会社の立場でプロパー社員の味方となって、銀行とガチンコの喧嘩をしている様子が印象的でした。

きっと、銀行のグループ子会社の社員は、自分と半沢直樹半沢直樹の部下と自分を重ねて、仕事のモチベーションを上げているの人も少なくないと思います。

会社の業績というのは、社員の業績の集合ですから、社員のモチベーションが上がり、社員の業績が上がれば、会社の業績も上がるのではと思いました。

ドラマを見て、そんな単純にモチベーションが上がる人がいるか。という疑問がありますが、親会社との関係や子会社の独自の役割、成長を考えるチャンスにもなると思います。

 

東京中央銀行のモデルは三菱UFJ銀行

半沢直樹の原作作者 池井戸純 氏は、
三菱UFJ銀行の前身の東京三菱銀行の行員だったので、
東京中央銀行のモデルとして、自分が勤務していた三菱UFJ銀行をイメージしているのではと言われています。

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三菱UFJフィナンシャル・グループの上場子会社は

三菱UFJ銀行が中核会社である三菱UFJフィナンシャル・グループで、
上場している子会社(正確に言うと持ち分適用会社と呼ばれる関連会社で子会社でないが、大株主の三菱UFJフィナンシャル・グループの影響力という意味では子会社に近い)で上場している会社を探したところ、2社ありました。
三菱UFJリース(東証一部 銘柄コード8593)

ジャックス(東証一部 銘柄コード8585T)
です。

 

UFJースとジャックス

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三菱UFJリースとジャックスの株価

会長、社長も三菱UFJ銀行出身の三菱UFJリースのほうが、社長が銀行出身の東京セントラル証券が近いかもしれません。
ジャックスの場合、役員で、三菱UFJ銀行出身者は一名だけで、あまり親会社の影響度、支配力は強くなさそうです。

三菱UFJリースは、総合リースの会社で、航空機リースが中核事業の一つですが、航空機リース事業は、航空会社がコロナの影響を直撃して、航空機の需要が大幅に下がっており、資産として保有する航空機も大幅に価値が減価しており、その影響はどれだけ株価に織り込まれているか未知数だからです。

 

期待できるのはジャックス

業績、株価の上昇が、三菱UFJリースより見込めるのは、ジャックスだと思います。

 

ジャックスはクレジットカード、消費者ローン、自動車ローンが中心事業です。

注目したいのは自動車ローン事業です。


景気刺激策として、自動車の購入促進の減税、補助金が政策化される可能性が高いからです。
自動車は、産業のすそ野が多く、関連産業、その労働者も多いので、景気刺激のため、自動車購入負担軽減のための政策が実施されるようです。
リーマンショック後の2009年以降も、緊急経済対策としてエコカー補助金の政策がとられました。
エコカー補助金は、排ガス基準、燃費基準(車重によって段階的基準)を満たしたクルマを購入した場合、最大25万円が支給される制度です。

実際に、既に2020年4月に日本政府は2019年10月の消費税増税後の景気対策で導入した自動車の購入への税制優遇の期限を延長しています。燃費に応じて購入額の最大3%かかる税率を1%分軽減する措置について、購入期限を現在の20年9月から21年3月に半年延ばしています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気減速に対応する。需要減少の長期化を想定し息長く消費喚起につなげる狙いです。


また、ジャックスは、ベトナムインドネシア、フィリピン、カンボジアにも進出していますが、発展途上国では、日本以上に景気刺激に加えて、自国の自動車産業の振興のために、自動車の自動車の購入促進の減税、補助金が政策化されるより可能性が高いからです。

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ジャックス海外事業2020年3月期決算資料より(2020年5月22日発表)

実際にベトナムでは、2020年6月に、国内生産された自動車の登録料を年内は50%減額する政令を公布していまっす。コロナ禍からの経済建て直しを図る景気刺激策の一つです。

他の国ついては調べていませんが、景気資源のため自動者購入時の負担の軽減政策が実施されている、される予定があるかもしれません。

 

クレジットカード事業は、コロナの外出自粛により、ネット販売の普及で利用者、利用金額の増加が、消費者ローン事業は、コロナによる収入減少で利用者、利用金額の増加が見込めるといったプラスの影響があるのかもしれません。

 

という勝手な妄想、思い込みで、親会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、その中核企業の三菱UFJ銀行に株価、業績で、倍返し、10倍返しすることを期待して、
ジャックスの株価はこれから要注目です。

 

以上です。

 

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