エイチーム創業者で社長の林高生さんの親ガチャについて

中卒のたたき上げ経営者のエイチーム創業者で社長の林高生さんの経歴やインタビュー記事から、親ガチャについて考えてみたブログ記事です。

 

 

■林高生さんの経歴

東証一部上場のエイチーム 創業者で社長の林高生(はやし たかお)さんは、

1971年12月18日、岐阜県土岐市生まれ。中学卒業後、新聞配達やビルの窓清掃などのアルバイト、学習塾経営などを経て、1997年に同市でエイチーム(現在の本社は名古屋市)を個人事業として創業し、200年に会社設立。2012年4月に東証マザーズ上場後、史上最短の233日で東証1部への市場変更を実現。
エイチームは、2020年7月末決算で連結売上317億円、2021年12月3日終値時点の株価1,048円で、約204億円    2021年4月末時点の連結従業員1,125名と、規模的には大企業ともいえる優良なベンチャー企業であり、林高生さんは、会社設立時から代表取締役社長を務める。

といった経歴です。

 

林高生さんのインタビュー記事を紹介します。

 

【流儀あり】失敗糧にヒット生む エイチーム・林高生社長 | 就職・転職ニュース | 中日しごと情報-転職・求人情報(名古屋市、愛知県、岐阜県、三重県)

9歳の時に陶芸家の父を亡くし、お金にずっと苦労してきました。パソコンにのめり込みすぎて県立高校の受験に失敗、大検(大学入学資格検定)には受かったけど、大学にも行っていません。
 収入の柱を失った母親が、子育てのために消費者金融から借金。それが2000万円にまで膨らんでいました。5人姉弟の4番目の長男でしたので、21歳のころ、全額肩代わりして、月に10万円ずつ返済を始めました。

 

僕が小学2年のときに祖父が亡くなり、翌年には父も急死。母は喫茶店を営むなどして生計を立て、僕ら5人を養うようになりました。借金も抱え、生活は苦しかった。長男として自分がしっかりしないといけないと、自然に感じるようになりました。


僕の借金はまだ返済を終わっていません。数百万円が残っています。なんとなく、ダメなような気がするんですよ。一気に返すのは。ようやく長いお金の苦労から解放され、ほっとする日のために、こつこつと返そうと決めたんです。

 

Twitterの投稿もいくつか紹介します。

 

 

 

毒親サバイバル (中経☆コミックス)

 

■林高生さんは親ガチャに外れ、それをを乗り越えたのか

林高生さんの経歴を調べると、

  • 中学校卒業して、高校にも進学せず、アルバイトで生計をたてた。
  • 親の借金を肩代わりした。
  • 恵まれない家庭環境というハンディを乗り越えた。

そんな状況で創業し会社を上場させた苦労人のたたき上げの経営者というイメージかもしれません。

親ガチャ(おやガチャ)という表現が流行するなど、両親などの家庭環境の差が子供の人生に大きく左右されるいわれています。
林高生さんは親ガチャに外れ、親ガチャを乗り越えた人でしょうか。

ただ、『親ガチャに外れた』『親ガチャを乗り越えた』『恵まれない家庭環境というハンディを乗り越えた』というのは、真相と違うように私は考えます。


親ガチャ:子どもの立場から「親は自分では選べない」「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」と述べる表現。ソーシャルゲームにありがちなキャラクター入手方法(いわゆるガチャ)になぞらえた言い方。

 

 

■親ガチャに当たりだったかもしれない林高生さん

 

IT企業「エイチーム」社長 林高生さん 「あきらめるのは許さない」人生で一度だけ、僕に強く怒った母 | 子育て世代がつながる - 東京すくすく

初めてパソコンと出合ったのは、小学5年のとき。子ども向けのおもちゃで、当時はまだ珍しく、高価でしたが、僕がねだると、母が買ってくれました。それを使ったプログラミングが面白くて熱中。

といった記事があり、

には、上記記事で、中学生時代はプログラムに深夜まで熱中して、半分ぐらい遅刻して内申も悪かった。
とインタビューで語っていますが、中学校の遅刻を許すような自由な家庭環境で育ったようです。

林さんの母親は、経済的には息子に苦労を掛けましたが、林さんの自由な生き方を認め、長所を伸ばすようないい母親だったようです。

 

また、林さんが経済的な苦境を苦労と感じていたか、ハンディと考えていたかはわかりません。


また、尊敬できる人は『両親』と記事にあります。


また、成功の秘訣として、

両親から人として気高く育てられたこと:納得できないことは納得できなかった。
それが下請け時代に納得できないことが新しいサービスの開発するパワーとなった。

いたずら精神(いたずっらっ子魂):業界初、衝撃を与えるとみんなたくさんの人反応してくれる。
と語っています。

『両親から人として気高く育てられた。』というのは両親のお陰で成功したとも言えますし、
親ガチャに外れたというより、当たりと言えるのかもしれませんし、
『いたずら精神(いたずっらっ子魂)』というのも家庭環境や家庭の育児、教育方針のお陰かもしれません。

別のインタビュー記事でも、

僕が会社を創業して間もなく、母は脳梗塞で倒れ、事業が軌道に乗ってきたころには植物状態になり、そのまま亡くなりました。

 今の僕があるのは、好きなことをさせてくれた母のおかげ。ビジネスを何とかうまくやっている姿を、見せてあげたかったですね。

と母親への感謝を語っています。

 

若者へメッセージとして、『迷うこともあったが、その時思っていた気持ちを信じ続けていたのがよかった』といった発言もしています。自己肯定感が高い人の発言のように思えます。

 

■教育社会学から考える家庭の3つの資本(資産)

教育社会学というが学問で、家庭の経済資本や文化資本社会関係資本が子供の学力、ひいてはその後の人生に大きな影響を与える傾向があることは「再生産」として理論化されています。

 

経済資本:経済的な収入や財産的な価値のある資産
文化資本:学歴や文化素養、知識などの資産
社会関係資本:人脈など「信頼、つきあい、人間関係」など人と人の間に存在する資本で、人的関係資本といった意味です。

 

林高生さんの家庭は、父が亡くなった後は、経済資本は問題があったのかもしれませんが、文化資本社会関係資本は問題がなく、むしろ良好で恵まれた家庭環境で育った可能性があります。

子どもの将来の自立や成功により強く影響を与えるのは、経済資本でなく、文化資本社会関係資本なのかもしれません。

 

 

■親の借金を一括返済しない理由

林高生さんが、上場し十分な資産があるに親の借金を一括返済していない話は、エイチームで勤務した社員が投稿していた記事(とある転職の口コミサイト)でも、見たことあります。

一括返済しない理由は、苦労や初心を忘れないためのようです。

ただ、もしかしたら、林さんにとって、借金が両親の形見のように存在で、亡くなった両親との思い出や教えを思いを大事にしたいという理由もあるのかもしれないと勝手に想像(いわば妄想)しました。

 

■このブログの記事に興味を持った方が興味がありそうな本

このプログ記事に興味を持った方が興味がありそうな本をいくつか紹介します。

●林高生さんが影響を受けた本、心に残った本として紹介している本

 

 

●教育社会学という観点で興味がある方に紹介する本

 

 

 

 

 

 

 以上