彼氏にフラれ仕事もクビ。人生詰んだので「成功の経済学」で運命変えることにした。

 

『彼氏にフラれ仕事もクビ。人生詰んだので「成功の経済学」で運命変えることにした。』(主婦の友社 (2017/3/29) 柊りおん (著), 鉄雄 (イラスト))

という長いタイトルの本を読んでみました。

 

何事も冷静に考えることが大事

一言でいうと、『何事も冷静に考えることが大事』ということを伝えている本です。

もう少しながく、一文でいうと、『過去を過度に後悔せずに、将来に過度に不安に思わず、冷静になって、今に集中して現状を変える勇気を持とう。』ということを伝えてます。

 

 ちなみに、アマゾンの評価は5つ星で、レビューも高評価のものが多い。中古の最安値は、\829+ ¥ 300 (配送料)(2019年1月当時)で、新品の価格1400円と対して変わらない。
「本の価値は古本の値段でわかる。」という法則が成り立つのかなと思います。

 

行動経済学の用語の紹介

行動経済学の用語の紹介、勉強も兼ねて、この本のポイントの紹介です。

 

〇『見えるものだけにこだわるな』アンカリングと外部情報
『会社がくびになって、彼(彼女)にふられた』=『人生つんだ』ではなく、新しいこに挑戦できるいい機会と考える。
自分が知らない外部情報が、優先しがちな自分が知っている内部情報より、重要なこともある。

同調バイアス:他の人、大勢がやっていることは正しいから、自分もやろう。という心理がある。外部情報を意識して、本当に正しいか、判断が必要。

 

〇『過去にこだわるな』<損失回避と最後通牒
損の痛みは、利益の2倍強く感じる。サンクコスト、埋没費用を無視して冷静に判断するのが大事。

自腹の最後通牒ゲーム:2人で5ドルずつ、出し合い、一方が配分額を提案し、その一方が合意すれば、配分額をもらえるが、
自腹の5ドルも一方が拒否すれば配分額をもらえないというゲームをした場合、5ドルの配分額、つまり、損をしない配分額でないと合意されない。

 

〇『目先の利益にこだわるな』<双曲曲線>
人は将来の大きな利益より、直近の小さな利益に執着があるが、将来、直近の時間の間隔が長くなると、こだわりをかんじなくなる。
例えば、今日100万円もらえるおと、1か月後110万円をもらえるのでは、前者を選択するが、1年後100万円か、1年1か月後に110万円かであれば、後者を選択する。
長期的な視点、長い目で、物事を判断するといい。

 

〇『ベストな選択肢にこだわるな』<機会費用
保有効果:自分が保有したものは、実際の価値より人は2倍位価値を高く見積もる心理
機会費用:何かに費す時間やお金で、別のことができた考え
現状維持バイアス:損失回避、保有効果、機会費用が合わさって、現状維持がベストと思いこむ心理

 

〇『価値観にこだわるな』<確証バイアスと現状維持バイアス
確証バイアスと現状維持バイアスは、変化する行動力を奪う。
確証バイアス:自分が正しいと思いこみたい心理で、それに見合った情報を集めて、判断してします傾向。善悪二元論で、敵、嫌いな人を悪賭する場合などに発生しがちである。
反証をして、思い込みのゆがみをなくすこと大事。

 

自己成就予言:根拠のない予言もそれを信じて行動するとそうなること、快楽順応:慣れてきた生活日常によって慣れによって幸せを感じなくなること、

改めて本の説明

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内容紹介
人生を成功に導くカギは、行動経済学にあった! 人生詰んだ女性が過去と未来の「タラレバ」を捨て、運命を切り開くエンタメ小説。

夢を叶えるのに必要なのは、スピリチュアルではなく「選択する力」!
◆人は選択する時、「損をしない方を選びたい」、「傷つきたくない」と、右に行くべきところを左へ行ってしまう。そして、「もし~していたら」、「もし~していれば」と仮定の話ばかりに。
◆彼氏も仕事も失った真理(マリ)の前に現れたのは、元外資系金融マンのエグゼクティブコーチ・蘭堂誠(ランディ)。
◆このツンデレコーチのもと、プロのジャズピアニストになる夢を叶えるため、行動経済学をベースにした決断力をみがく真理。
◆無茶ブリな課題をこなしつつ、努力していく毎日だったが、真理に人生最大のピンチが訪れる。
◆「人生を賭けた夢」と「大切な人の未来」のどちらかを選ばなければいけない時、真理が下した決断とは…。
◆読むだけで、あなたの決断力も磨かれる主人公が運命を変えたワークシート&「成功するための意思決定」に知っておくべき12の言葉と解説の付録つき。
◆カバーイラストと挿絵は、人気イラストレーター・鉄雄による描き下ろし!

内容(「BOOK」データベースより)
プロのジャズピアニストを目指す真理は、派遣社員として働きながら米国の音楽の名門「バークリー音楽大学」への留学を夢見ています。しかし、ある日、ラウンジでピアノを弾く仕事を突然クビになったのをきっかけに、アラサーを前に夢を追う自信が揺らぎ始めます。そこに現れたのが、元外資系金融マンで今はエグゼクティブコーチとして活躍する蘭堂(ランディ)。行動経済学をベースにした彼の指導のもと、怒り・不安・どうにもならない運命と闘いながら、25歳の女性が自分で未来を切り開いていく物語です。

著者について
作家・Officeテオーリア代表。中央大学総合政策学部卒。外資系企業で通訳業務などを担当後、東日本大震災で被災し「今」を大切に生きるために転身を決意。現在は、行動経済学会・日本感情心理学会に所属し、感情マネジメントについての講演や執筆活動を行い約3000名の怒りや不安と向き合う。行動経済学脳科学・心理学に加え、歴史や芸術にも触れる独自の講座にはリピーターも多い。自身が離婚・育児・介護を同時に抱え精神的に苦労した経験から、ネガティブな感情に振り回される「感情奴隷」から、心理学×行動経済学をベースにした「感情美人学」を提唱。スピリチュアルに頼らず、自分の意思決定能力を上げて人生に必要なものを引き寄せられると感謝の声が多数届いている。著書に『欲しい未来が手に入る怒りのコントロール術・感情美人になれる7つの扉 』(光文社)、『「嫉妬する女はブスになる」問題』(サンマーク出版)がある。
「成功の経済学」オフィシャルサイト
(https://peraichi.com/landing_pages/view/seikounokeizaigaku)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
柊/りおん
作家・Officeテオーリア代表。中央大学総合政策学部卒。外資系企業で通訳業務などを担当後、東日本大震災で被災し「今」を大切に生きるために転身を決意。現在は、行動経済学会・日本感情心理学会に所属し、感情マネジメントについての講演や執筆活動を行い約3000名の怒りや不安と向き合う。行動経済学脳科学・心理学に加え、歴史や芸術にも触れる独自の講座にはリピーターも多い。自身が離婚・育児・介護を同時に抱え精神的に苦労した経験から、ネガティブな感情に振り回される「感情奴隷」から、心理学×行動経済学をベースにした「感情美人学」を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

以上