ギガフォトン(コマツ子会社)の企業価値は1兆円を超えるか(レーザーテック・JCRファーマと比較して)

 

といったブログ記事で、ギガフォトンの最新の決算や収益性の高さを紹介しました。

このブログ記事、ギガフォトン株式会社の最新の決算も含めて4期分の決算を参考に、同業種のレーザーテック、業種は違いますが同じぐらいの収益力、企業規模のJCRファーマ(医薬品の会社)の時価総額を参考に、ギガフォトン企業価値を計算(想像といっていいレベルかも)をしてみました。 

 

 

 

レーザーテック・JCRファーマ・ギガフォトンの業績と経営指標

 

レーザーテック・JCRファーマ・ギガフォトンの業績と経営指標


業績と経営指標

(金額の単位は100万円、▲はマイナスを意味する ―は省略を意味します。

連21. 6予の数字は会社四季報の予想を利用しています。それ以外はすべて実績を利用しています。)

 

直近4期の決算(レーザーテックだけ2021年6月末決算ということもあり、1期分は予想の数字を利用しています)を利用して、

レーザーテック、JCRファーマ、ギガフォトンの業績(売上と営業利益など)と

直近3期分平均の売上成長率、営業利益成長率、営業利益率、ROEROAといった経営指標にしたのが上記の表です。

 

ギガフォトン企業価値

レーザーテック・JCRファーマ・ギガフォトンの比較

レーザーテック・JCRファーマ・ギガフォトンの比較 

上の図は、レーザーテック・JCRファーマ・ギガフォトンの直近の業績、直近3期分の経営指標を比較のために並べた表です。

順位が1位の場合は青色に、2位の場合黄色、3位の場合灰色で表現してい

売上、純利益、売上成長率、営業利益成長率、営業利益率
がすべて1位(青色)がレーザーテックで、138倍という高いPERや2兆円近い時価総額も、その収益力、成長力からみると、それ程割高ではないようです。
売上成長率、営業利益成長率を除き、JCRファーマより、ギガフォトンはいい数字で、7個の項目のうち5項目で2位です。

ギガフォトンの売上成長率、営業利益成長率がそれほど高くない理由は、

  • 半導体露光装置市場は,EUV露光装置(ASMLのみ開発に成功した装置),ASMLがシェアの伸ばしている。
  • EUV露光装置用の光源が開発中でまだ収益に貢献していない。

だと推測していますが、ギガフォトンが、EUV露光機向け光源の開発に成功し、今後の高い成長が期待できれば、レーザーテックやJCRファーマ並みのPERも許容されるでしょう。

レーザーテックのPER138倍程度まで許容されると、企業総額は約1兆2900億円です。

JCRファーマのPER68倍まで許容されると、企業総額は約9400億円です。

成長力は劣りますが、営業利益率、ROEROAはJCRファーマより優れていることを考えると、JCRファーマのPERの半分 PER34倍程度までは、EUV露光装置向の光源開発に成功していない今でも、許容されそうです。その場合、企業価値は約4700億点です。ちょうど、JCRファーマの現在の時価総額(約4700億円)と同じぐらいです。

 

ギガフォトン企業価値コマツの株価に反映されるか

コマツ時価総額(2021年7月2日終値2809円)は、約2兆7千億円ですが、仮にギガフォトンがEUV露光装置の光源開発に成功した場合は、
ギガフォトン企業価値が注目され、コマツ時価総額、株価も上昇するきっかけ(カタリスト)になることが予想できます。

コマツ時価総額に、ギガフォトン企業価値は、現在、評価されていないように思えます。仮に、EUV露光装置の光源開発に成功しなくても、EUV以外の露光装置では高いシェアをもつギガフォトンが注目されるきっかけがあれば、コマツ時価総額、株価が上昇するきっかけになるかもしれません。 

仮にギガフォトンがEUV露光装置の光源開発に成功した場合は、
現状の株価からプラス1000円押し上げる程度(現在の株価なら4000円ぐらいまで)の株価上昇(時価総額1兆円増えるぐらい)すると私は想像しています。

ギガフォトンがEUV露光装置の光源開発に成功しない場合も、ギガフォトンの業績や技術力が株式市場から注目されるきっかけがあれば、
現状の株価からプラス500円押し上げる程度(現在の株価なら3500円ぐらいまで)の株価上昇(時価総額1兆円増えるぐらい)すると私は想像しています。

 

本の紹介

企業価値評価に関する本を紹介します。

 

 

株式投資でも企業評価の実務が学べる良本です。財務用語の専門知識の理解がない方だと難しく感じられれるようです。ただ、具体例も多く、文体も、口語体なので、読みやすいと評判です。

 

 

 

著者の企業価値評価(実践編)の基本パターンを一冊まるまる使用して解説した本で、。学生か、これから関連実務に携わる者が始めに読む本。企業価値評価の初学者向けに、前半でバリュエーションに必要なコーポレートファイナンス理論の基本を纏め、後半でモスフードサービスなどの事例を紹介しています。

 

以 上