半沢直樹のスパイラルのように株価上昇が期待できる会社を探してみた。条件①苦労人の創業経営者か。

スパイラルと創業者の瀬名

ドラマ 半沢直樹(2020年度版)の第3話も面白かったですね。

スパイラル社長瀬名を演じる尾上松也さんの演技も魅力ですね。
怒りを内に沈めるような冷静なシーンや感情のままに行動する、困難と立ち向かって敢然と行動するシーンがあり。瀬名の若さと情熱、爆発力が感じられる演技です。

スパイラル社長の瀬名は、
父の事業が倒産し、その借金を返すために、若くから働き、独学でプログラム技術などを学び、その後、小さなソフト開発会社に就職。その企業が倒産したのをきっかけに、同僚の加納と清田の3人でスパイラルを立ち上げ、検索システム「スパイラル」の開発で一躍、IT業界を牽引する企業に成長させたというストーリです。

なお、小説では、瀬名の父親は、株の信用取引で失敗した上に自殺したとされて、ドラマと設定が少し違いますが、

いずれにしても逆境を乗り越えて、苦労して、会社を創業、上場させ、能力が相当高いし、人間的魅力もある人として描かれています。

 

経営方針の違いから、創業者で大株主の加納と清田がスパイラルを退社し、所持していたスパイラルの株式を電脳雑伎集団へ譲渡し、電脳雑伎集団がスパイラルに敵対的買収をしかけ、スパイラルがフォックスを買収、提携して、株価が上がり、敵対的買収が難しくなるというのが第3話までの筋書きでした。


スパイラルのような株価上昇が期待できる会社はあるか

 

スパイラルは、独自の検索に関連したIT技術で急成長した、その後、電脳雑技集団に敵対的買収により株価が上昇し、さらに、買収対抗のためのフォックスの買収、提携で、さらに株価が上昇しています。
敵対的買収は、現状の株価より、相当高い値段でないと、株を買占めできませんがから、株価は上がります。買収対抗の措置で、さらに株価が上がるかわかりませんが、少なくとも敵対的買収をされる時点では、株価の上昇は確実です。


スパイラルのような会社に投資できないか、上場会社で探していました。

条件は以下の3つです。

 

 ① 創業者が経営者で、その創業者は、ハンディキャップや逆境の乗り越えて、会社を創業、上場させていること。

  ② 競争力のあるIT企業であること、つまり強い独自のIT技術、IT製品、ITサービスを持っていること。

  ③ 現経営陣の株主保有比率が低く、敵対的買収の候補となるような株主構成であること。

 

そんな会社を探していて、自分が発見した会社は、
(株)オウケイウェイヴ(銘柄コード3808)
という会社です。

ブロックチェーン技術が注目され、一時、2018年には、8000円近くまで上昇していた
株価が、ここ2年で大きく下落して、2020年8月7日の終値で420円という株価です。

 
ホームレス生活も経験の創業経営者

 スパイラルの瀬名社長も苦労人ですが、オーケーウェブの兼元氏は、ドラマの瀬名社長よりより苦労人かもしれません。


創業者の兼元 謙任(かねもと かねとう)氏は、現在も代表取締役会長で、経営者として、会社のトップとして現役です。

兼元氏は、ホームレスの経験もあり、まさにハンディキャップや逆境の乗り越えた創業者、経営者といえるでしょう。

 きっと、高い能力や魅力のある人物であることは間違いなさそうです。

 

Wikipediaの兼元 謙任氏の解説には、こんな記載があります。
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在日韓国人3世として名古屋市に生まれる。小学生の時に帰化したが、生まれが原因でいじめにあい、いじめで負った傷のために今でも右目が見えづらい。6年生になると、ギラン・バレー症候群にかかり、高校まで入退院を繰り返すことになり、車椅子生活を余儀なくされたこともあった。
(中略)
1996年、東京の知人を頼り上京するが仕事はもらえず生活費も底を突き、ホームレス状態の生活を続ける。それでも何度も仕事をもらえるよう知人に頼み続けることで、徐々に仕事を受注するようになる。
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また、(株)オウケイウェイヴのホームページに創業者のこんな逸話も記載されています。
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そこ(補足:ホームレスの境遇)から脱却するきっかけはふたつありました。ひとつ目はある中国人留学生の女性との出会い、ふたつ目はファーストフード店でいただいた残り物の話です。

あるホームレスの方からのご紹介でお会いした中国人の女性は、私のこれまでの生い立ちを聞くと怒り出したのです。「その程度のことでメソメソするな!」と叱責され、彼女の壮絶な中国での生活を聞かされました。あらゆる手段を使って日本に来て勉強している彼女にとっては、私の経験などたいしたことではないように映ったのでしょう。

そのことがあった数日後には、いつもいただいていたファーストフード店の残り物を暗い公園で食べようとした時、その中に煙草の吸殻が入れられていて、危うく生命を失いかける経験をしたのです。

その時、「このままではだめになる」と思い知らされました。そして、今度こそ再起を決意したのです。
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まさに、
①創業者が経営者で、その創業者は、ハンディキャップや逆境の乗り越えて、会社を創業、上場させているかという条件に該当すると思いました。

創業者は著書をいくつか出しています。

www.amazon.co.jp

amzn.to

 
『ホームレスからのリベンジ あるIT社長の独白 (小学館文庫)』
という本は、自分も10年以上前、確か、オウケイウェイヴが上場し、兼本氏の経歴が話題になっていたころ、読んだことがあります。

ホームレスの状態で、デザイン関係の仕事を受注したが、パソコンの電源がなく、
電源のあるトイレで、仕事をしていたという話が記憶に残っています。


②競争力のあるIT技術、IT製品、ITサービスを持っていること。

③現経営陣の株主保有比率が低く、敵対的買収の候補となるような株主構成であること。。
の条件については、長くなったので、次のブログ(↓)で記載します。

 

chanmabo.hatenablog.com

 

 

以上です。

 

chanmabo.hatenablog.com

 

 

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